2017年1月17日火曜日

第33回「実際にApple Loopsで曲を作ってみよう」【GarageBand】

January 17, 2017
こんにちは、りざーどです。
今回はGarageBandを使って実際に曲を作ってみましょう。
全ての手順を載せてるので同じように試してみて下さい。

初めてガレバンに触れる人(というか今まで曲を作った事のない人)でも
簡単に作れます!

今回の曲の構成について
8-8-16-8-8-16-16-8-8=96小節
intro-verse-hook-break-verse-hook-outro
という感じでいこうと思います。

上物からドラムが増え、ベースが乗りサビ(hook)でさらに音が追加。
ドラムを抜き上物の通りを良くして再びverse部分。
後半はhook2回分、その後ドラムを消し終了に向かう
という
私がよく作るラップ用トラックの構成でいきます。
標準的な構成の1つとして参考にして下さい。

1.GarageBandを起動します。
 左上の【+】を押して【新しい曲を作成】にしましょう。

2.画面中央上は【トラック】が青色の状態で、マイクの絵の【Audio Recorder】を選びます。

3.画面左上【My Songs】の横にある【横に長い四角が6個ある絵】を押しましょう。
 (メイン画面に変わります。)

4.メイン画面右端(上の方)にある【+】マークを押します。
 【ソングセクション】というのが出るので、【8小節】を押して、
 次の画面の【マニュアル 8】という所を【96】にします。
 これが冒頭で言っていた曲の構成の合計の小節数です。

5.画面一番上の右寄りにある【輪になっている線】を押します。
 Apple Loopsの画面になります。

6.【ジャンル】から【ロック/ブルース】を選びます。
 その中の【Alt Pop Acoustic 01】を押しっぱなしにしてみましょう。
 メイン画面に貼り付ける事が出来ます。
 これが今回の曲の上物(1)となります。

7.【ジャンル】から【エレクトロニック】を選びます。
 その中の【Hip Hop Berlin Beat 01】を押しっぱなしにして
 メイン画面に貼り付けましょう。
 これが今回のドラムになります。

8.【ジャンル】から【ヒップホップ/R&B】を選びます。
 その中の【Fried Up Synth Bass】を押しっぱなしにして
 メイン画面に貼り付けましょう。
 これが今回のベースになります。

9.【ジャンル】から【エレクトロニック】を選びます。
 その中の【Remix Warm Vocoder】を押しっぱなしにして
 メイン画面に貼り付けましょう。
 これが、今回の上物(2)となります。

今回はこの順番で行ってみてください。一応音の出していく順番のように
 並べています。今後慣れたら自分のやりたいようにすると良いでしょう。

これで、4つのループファイルが、メイン画面の最初から最後まで
並んだ状態になります。
再生してもらうと音のバランスが悪いと思います。
あと、メトロノームも鳴っているので耳障りですw
まずは、メトロノームを消しましょう。

10.メトロノームの音を消す
 先ほどのApple Loopsを選んだ【輪】の隣に【メトロノーム】のマークがあります。
 青色の場合はメトロノームの音が再生時になるので、今回は一度タッチして
 音が鳴らないようにしましょう。

11.各ループのボリュームを調整する。
 メイン画面左側に【楽器の絵】が並んでいます。そことループファイルの間の部分に
 縦線3本の部分が画面中央にあります。そこを右へスライドさせます。
 各パートのボリューム、solo(選んだ楽器だけ鳴らす)、mute(選んだ楽器だけ鳴らさない)が
 あります。ボリュームを画面下のように調整してみて下さい。



12.不要なパートを消す。
 起動時に選んだ【Audio Recorder】のマイクの絵を一度タッチします。
 【削除】を選ぶと消すことが出来ます。

13.メイン画面の左側を元に戻す。
 11で行った逆で、縦線3本の部分を左へスライドさせると元のメイン画面になります。
 ※ボリューム画面の表示、非表示はやや押しにくいので気を付けて下さい。

14.メイン画面の拡大、縮小
 メイン画面を指2本で広げるように動かすと画面が拡大されます。
 (拡大時は逆の動きで縮小出来ます)
 
 拡大すると各ループファイルにそれぞれ切れ目のようなものがあるのが
 わかるでしょうか?これが、ループファイル毎のループの長さです。
 (今回のは【Remix Warm Vocoder】が8小節単位のループ、その他は2小節単位のループです)

15.メイン画面での小節数の見方
 ループファイルの一番上の目盛りと数字があります。ここが、小節数を表しており、
 再生時に動くシークバーを、停止時に動かし分割等の編集作業を今から行います。

16.ループファイルを分割しよう。
 今回、上物(1)のギターは音の分割を行いません。
 音の停止状態(再生していない状態)でシークバーを9の目盛りの所へ移動させましょう。

 【ドラム】の音をタッチし、【9】の所で【分割】をします。
 【分割】を選択すると【ハサミ】の絵になるので、ループファイルを切るように下へハサミを
 移動させてください。
 ↑シークバーを【9】のところに持ってきています



    これで、9小節目を節目にドラムのループファイルは分割されました。
   手前の(1小節目からある分)をタッチし【削除】を選びましょう。

 続いて、【ベース】も同じように分割します。今回の節目は【17】です。
 ベースは【17】で分割し手前の(1-16)は同じように【削除】します。
 次は【上物(2)】です。こちらは【33】を節目に【分割】して
 手前(1-32)は【削除】します。

ここまでで再生すると、徐々に音が増えていくようになります。
次は音の抜きの部分を行います。

17.ドラムの分割を行います。先ほどは先頭部分の【削除】だったので、
 分割は1回で大丈夫でしたが、次は【音を消す始まり部分】から【音を次に出す部分】を
 削除するようにします。

 【ドラム】の【41】と【49】で分割をしましょう。【41から49】までの部分を【削除】します。
 【ドラム】の【89】を分割、【89以降を削除】
 
 
 次に【上物(2)】も【49】と【65】で分割します。
 【49から65】までの部分を【削除】します。

 続いて、【上物(2)】の【81】を分割、【81以降を削除】
 最後に【ベース】の【89】を分割、【89以降を削除】

これで、一応曲の構成らしくなりました。一度通して聴いてみてください。

まとめ

お疲れさまでした!無事完成です。
今回はBPMを触らず110のままにしています。
ジャンル的にはファットボーイスリムぽさもあると思うのでビッグビートですかね。
速さを変えたり完成した曲を色々といじってみて下さい。

初めてガレバンに触れて今回曲を初めて作った人にも楽しさが伝われば幸いです。
こういうのが曲としての展開だと思ってください。もちろん色んなパターンもありますし、
作り手次第で構成は変わるものです。

さらに上を目指すには

曲は完成しましたが、ここからさらにクオリティをあげる方法があります。
分割をもう少し細かく使ってサビ(hook)に入る前にわずかにドラムを消してみる等
メリハリが出ます。
また、ドラムループをもう1つ重ねたりする事でより派手なドラムにする事や
他のループファイルを部分的に追加したり、今回の内容を上手く使えば
色々な曲、メリハリの付け方等があります。
是非試してみて下さい。


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