2017年1月9日月曜日

第25回「作曲のルーティン化のメリットと弊害」【縛り】

January 9, 2017
こんにちは、りざーどです。
今回は普段と少し違った内容になります。

音楽について自分の考えとか思った事を書いてみます。
このブログきっかけで音楽を作る人というのが、後々に現れたらいいなぁと更新を続けています。
そして、入り口のスタンスでいこうと考えたのですが、
もちろん、初心者だけに向けてという訳でもなく中級者にも
何か感じ取れる部分や盲点になっている所を突いていきたいと考えています。

そこで、今回の内容

今回の縛りw
作曲のルーティン化を覚えよう
作曲のルーティン化を忘れよう
さぁ思い出せ!!

メニューがおかしいですねw

さて、それでは
今回の縛りですw
 
 「制限時間縛り」

 これです。名前の通り曲を作るまでの使用時間を決めてしまうという奴です。

 この場合、完全な曲まで仕上げるのは時間によっては厳しいでしょう。
 例えば1時間で「抜き差し無し」の1ループを作るとかはどうでしょう?

 操作に慣れ、好みの音色をある程度絞ったりが出来ていたら可能だと思います。
 ちなみにこれは初心者向きというより中級者向きでしょうか。
 以前、私もスカイプ等でチャットをしながら「制限時間1時間で形にする」とかを
 よくやっていました。
 
 ☆これの良い点は

  aスムーズに操作出来る現時点での自分の技術が把握出来る。

  b現時点での自分の「俺節」がどういうものか把握出来る。

  c締め切りを守れる真っ当な人間になれるw

 ☆悪い点は

  a'実験的な事とか新しい事に踏み込もうとせずに保守的な作品になりやすい。

  b'似たような作風になりやすい。

 ざくっとこんな感じです。

   aとa'、bとb'はそれぞれ捉え方次第でどちらの考えも出来ると思います。

 あとは、時間が少ないと1ループ作品になりやすいので
 こじんまりとした曲になりやすいでしょう。しかし、
 この縛りも良い点として機材、ソフトをいかに自分の手のように扱えるか
 という部分や早くメロディー等をひねり出すという頭の体操には良いのです。

 「だらだらと時間かけていいものが作れるとは限らない」

 という事です。勢いに乗って作るのは、粗さが出るかもしれません
 しかしその勢いに乗った状態を感覚で体験すべきです。

 頭が回転しながら、「この音とこの音、音階はこれだから、ここでこうやれば..」
 みたいな「あぁっ今すんごい頭を使ってる!」というのは
 スピードに乗った方が楽しいですw

作曲のルーティン化を覚えよう

 最初の縛りは中級者向きでしたが、ここは初心者向きです。
 内容としては近い部分が多いので順番は気にしないでください。

 あなたが、曲を作り始めたばかりで最初の曲を作った時は
 操作が良く分からず、何度も新規ファイルでやり始めたり
 試行錯誤をしながら作ったはずです。
 (DTM慣れしててもアプリになれるまでは多いですね)

 しかし、4曲、5曲と作っていくうちに自分が使いやすいガジェットなり
 使う機能、音色等が分かってくると思います。
 曲を作るスピードも操作という点では確実に早くなっているでしょう。

 それが慣れですw普通の事ですね。
 つまり、あなたは数曲作っていく内に
 「ドラムから始めた方が作りやすい」とか「上物コードからがいい」とか
 自分のやりやすいノウハウを自然に理解しているのです。

 
 曲を作る&機材(アプリ)に慣れる事でより頭で考えたものがアウトプット
 しやすくなります。

 これと、制限時間縛りを使いこなすとより曲作りの速度を上げる事も出来ます。

作曲のルーティン化を忘れよう
 はい、真逆の事言いますww

 私もよく作業のルーティン化はしています。自然と「こういう順番でやるもんだ」
 みたいになっている部分があります。ボーカル録音後の波形の処理の順番とか
 とりあえずリズム部分に4つ打ちやamen beatsを敷いてみるとか
 何かしら毎回決まった行動っていうのがあります。
 しかし、ルーティン化の起こす弊害にも注意が必要です。
 私もよく陥ってますww
 
 作る曲が似る。
 新しい事(実験)に挑戦しない。

 
 制限時間縛りにも出てきた部分ですね。
自分の行動の流れが決まると別の行動をしようと思いませんw

 なぜなら、いつも通りのやり方で曲は作れるからです。

 ただ、その状態に陥ってしまうと自らの曲作りに対する道を
 狭めていると思います。
この選択肢を放棄してしまうのは
 縛りとも言いにくいでしょう。(自分のルーティン縛りはNG)
 真逆と言いましたが、実際は真逆でもないんですよね。
 
 ルーティン化して作業速度が上がったら、
 別の実験に時間を使える

 こういう事です。

さぁ思い出せ!!
 
 一番大事な部分です。あなたが、初心者でも中級者でも最初に作った曲、
 その時の苦労や失敗。「なんとか完成させるんだ!」と熱意を持って
 作った曲。初めて通しで1曲聴いた時の感覚。

 あなたは、曲をどんどん作る事でルーティン化しさらにスムーズに
 曲を作れるようになってきました。

 しかし、初期衝動や感動は残っているでしょうか?
 曲を完成させて「うん。こんなもんだ。」と納得していませんか?
 しかも、クールぶってw
 (書きながらザクザクと自分の胸に刺さっておりますw)

 あの感覚を私ももう一度意識してみたいと思います。
 今回は、ガジェット話とかでもなく音楽精神論みたいな感じでしたが、
 こういう話は聞くのも話すのも好きなのでたまにはやりたいと思います。

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