2016年12月27日火曜日

第12回「ドラムマシンガジェット"London"を使ってかっこいいブレイクビーツを作ろう」【KORG GADGET】】

December 27, 2016
こんにちは、りざーどです。
今回もコルグのGADGETを使っていきます。
今回はリズムの打ち込みについて説明をします。

4つ打ちについて
ブレイクビーツとは
かっこいいブレイクビーツを作るには
自分用のドラム音色セットとして保存する
打ち込んでみよう

すでにこのブログ内でのローカルルールの譜割りについては、
第11回に行いましたので、そちらを参照して下さい。
今回もLondon(ロンドン)ですw

今まで2回、ロンドンについての記事を書きましたが、
実際にどうすれば良いのか分からない人も
いると判断し、まずは4つ打ちから説明します。
4つ打ちについて
ダンスミュージックに多くある最も基本的なドラム配置です。

1小節を16分割した場合(左端から1,2,3と数えると考えて下さい)
1、5、9、13番目にバスドラム(キックとも言う)を配置します。

これで、再生をすると「ドン、ドン、ドン、ドン」とドラムの音が
鳴ります。これが4つ打ちです。

それでは次にハイハットを(CHとかOHとドラム音色に表示されています)
3、7、11、15番目に配置してみましょう。
ハイハットの音がドラムの間に入るようになります。
再生すると「ドンチ、ドンチ、ドンチ、ドンチ、」と鳴ります。
5、13番目にクラップ(手拍子の事 CP)やスネア(SD)を入れると
より「らしく」なります。

曲を作る上で、とりあえず配置するのにも使えるので
これから始める人はまず試してみましょう。
ブレイクビーツとは
歴史とかの説明は省きますが、要は4つ打ちじゃないリズムです。
遅いスピードでのブレイクビーツはヒップホップ等のリズムをイメージ
するとわかると思います。

速いブレイクビーツは第6回に貼り付けたLondonOnlyTrackのような
物などもブレイクビーツと言います。(amen breaksで検索したら出てきます)

ブレイクビーツは曲の速さを実際より速く感じるようにしたり、
グルーヴ感を出すのにも便利なので、使いこなせるととても強い武器になります。
かっこいいブレイクビーツを作るには
配置としては、
 1、3、10、12 にバスドラム
 5、13 にスネア
 7、15 に別のスネアやバスドラム
を配置すると、とりあえずそれらしいリズムになります。

あとは、ハイハットを3種類程度気持ち良いように配置すれば良いでしょう。

しかし、ここで一番大きい問題として
ブレイクビーツに適した音色を使う
これです。手軽に音楽を作って楽しむというのが、このブログの基本コンセプト
ですが、今回はひと手間かけてみます。


①まずはメイン画面でLondon(ロンドン)を選択します。

②ロンドンのガジェット編集画面で、DRUM KITから
 「037 BOOM WAAH」を選びましょう。

③次にドラムの各音色を変更していきます。
 01BD Beam→BD Lazy
    02PC Cabasa→SD Verby
    03SD Oldskool(そのまま)
 04CP Lite2→CH OhNine
    05CH Noizy(そのまま)
 06OH ECoast(そのまま)

 ※iphoneで使いやすいように6個までにしていますw

[EDIT]MODEで、音を少しいじります。
 [EDIT]MODEというのは、ロンドンを選択した時にまず出てくる
 ガジェット編集画面で、いわゆる「いつもの画面」です。
 04のTUNEを-4にする。
 05のTUNEを-4にする。
 06のTUNEを-4にする。

[MIXER]MODEにします。
 画面中央の[EDIT]から[MIXER]という所を押して下さい。
 画面がミキサー画面に変わります。

 02のボリュームを8の辺りまで上げる。
 04のボリュームを6の辺りまで下げる。
 05のボリュームを5の辺りまで上げる。

これで準備が整いました。

次の段階へ進む前に、メイン画面に戻り、
左上のボタンを押し、「保存」をしておきましょう。
せっかく設定をしたので、次の段階を間違えると
大変ですので、一旦保険として「保存」です。
自分用のドラム音色セットとして保存する。

それでは、再度ロンドンのガジェット編集画面に行きましょう。

DRUM KITの部分を押し、ドラムセット変更画面に行きます。

出てきたドラムセット変更画面の右側にある「ユーザー」を押します。
そこで「Save As」を選ぶと、ドラムセットの名前を付けれます。
私はBREAK BEATSと入れていますが、
自分が分かるように名前をつけると良いでしょう。

この作業をする事で、一度設定した音色はドラムセット選択画面のユーザーから
いつでも選ぶ事が出来る
ようになります。

ちなみに他のガジェットでシンセとかの音をいじって気に入ったものが出来た場合も
同じようにユーザー登録で音色を保存する事が出来ます。
(Darwin、Milpitasについては多少違うようです)

自分専用の音色を増やす事で、より自分の個性を出す事も出来ますし
出音が素直な音を登録して曲の下書きのメロを作るのにも便利です。
打ち込んでみよう
文章だけで伝えるのも手間なので、画像を貼ります。



こちらを真似てみて下さい。1小節のループですが、
私自身が一番気に入るような配置をしてみました。
ちなみにBPM128で聴きやすいと思います。

このループを4小節目に変化を加えるとかしていくと、より曲らしくなると思います。
ブレイクビーツを4つ打ちの曲の途中に使う事で、曲の途中の雰囲気をガラッと変える事も出来ます。

より自分自身が好きな音を探したり、配置を試してオリジナルの武器を作ってみましょう。



補足
iphoneで音色をユーザー登録してipadで使用しようとしても、選択画面には出ないようです。
解決方法として、iphoneで作った曲(使用したユーザー音色あり)をicloudに保存し
ipadで開く。その後、登録したい音色のガジェットを選び、ドラムセット画面から
同じように再度登録すると良いみたいです。









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