2017年12月23日土曜日

第93回「iPhoneのみでの作曲に使えるアプリをまとめました」

こんにちは、りざーどです。
今回は以前から何回かまとめているので重複した内容ではありますが、
改めて
iPhoneのみでの作曲に使えるアプリをまとめてみました。
今回は

【インポート】と【エクスポート】についてです。

要はいくつかある音楽アプリをいかに連携させるか?という事です。




【打ち込み系】
KORG Gadget

【エクスポート】Dropbox、AudioShareが可能

【インポート】zurich等のサンプリングの取り込みについては
              Dropbox、AudioShare、AudioCopyが対応。

コルガジェですが、これ1つで音はかなりの音数があります。
追加課金になりますが、ガジェットのBilbaoやVancouver等サンプラー系のものを使用する事で自分の使いたい音も使用出来るようになります。




【打ち込み系】
GarageBand 

【エクスポート】Dropboxが可能
※曲データのコピーはAudioShare、Dropbox、Documents、AudioCopy等可能

インポート】iphoneのミュージックを読み込む事が可能。

【”ファイル”から項目をブラウズ】【このiPhone内】【場所】と指定していく事でDocuments、AudioShare、DropBox等から読み込みが可能。

こちらのアプリも1つで色々な事が出来るようになっています。ボーカルの録音や取り込んだ音(ループ系)を使う事に関してはコルガジェよりも使いやすいと思います。




【サポート系】
DjayPro 

【エクスポート】Dropbox※保存形式はm4a 
※録音データのコピーはAudioShare、Dropbox、Documents等可能

【インポート】曲データの読み込みはAppleミュージックアプリがメイン

曲の読み込みがミュージックという事でPCのiTunesから同期させた曲を使用するのがメイン(icloudも可能らしい)つまりremix作業の為に速さを変える等を行うにはPCとの連動が必要。しかし利点としてはiTunesStoreで購入した曲(アカペラ等)を「ミュージック」の【プレイリスト】【購入したもの】からの使用に関しては屋外(外出先)でDL購入しても即使用可能である。

もちろんDJアプリなのでそちらの用途がメインではありますw
ちなみにDjay 2 for iPhoneというアプリの方が安いですが、ややインターフェースが違う部分もあります。あとProの方はVJのようなこともできます。




【サポート系】
Audio Share 

【エクスポート】Dropbox※曲データのコピーはDropbox、Documents、AudioCopy、DjayPro等可能多少の波形編集(不要部分切り取り)等が可能。コルガジェやガレバンの音の取り込み元として機能するので中継点としても便利。連携という点ではとても役に立つのでiPhoneのみでの作曲の場合持っていて損はしないでしょう。




【サポート系】
Dropbox 

多くのアプリからの保存先として有能。色々なアプリからの読み込みにも対応出来、パソコンでのアクセスからダウンロード等も可能でありあらゆる方面で利用できるので導入して損はない。エクスポートから【他のアプリで開く】を選び【AudioShare】【Documents】等に保存が可能。
同じアプリを持っている人がいたら、共有フォルダを作る事でデータの受け渡し(完成した曲とか)も可能です。




【サポート系】
Documents 

ブラウザとして使用しネット上の曲のダウンロードが可能。youtube等の変換ダウンロードではなく、音素材やフリートラック等のダウンロードとなるが、色々なタイプのファイルを扱う事が可能で、ダウンロードした曲については「ミュージック」アプリと似たような使用が可能(ループ再生等)このアプリとGarageBandを連動させる事でフリートラックをガレバンに読み込ませボーカル録音等が可能な為ネットラップ等の目的の人は入手すると良い。

Dropboxに出来ない部分をフォローできるのでこちらも持っていて損はない。





これらのアプリを使う事でコルガジェやガレバンでの曲作りの連携等を行いやすくなります。

例えば

Remix等を行う時のスムーズな方法
①iTunes Storeにて声ネタ等を購入。
②【ミュージック】【購入したもの】に追加されるので【DjayPro】から読み込む。
③次に声ネタのBPMを自分の変更したいBPMにする為にもう1方の曲読み込みに変更したいBPMの曲を入れる。
④【声ネタ】の方を【sync】でテンポ変更。
⑤【録音ボタン】を押し、声ネタを再生。
⑥録音終了後、【シェア】から【AudioShare】にコピー
⑦【AudioShare】が起動するので、不必要な部分を【Trim&fade】からカットして保存。
⑧【KORGGadget】や【GarageBand】から取り込みを行う事でremix等の作業がiphoneのみで可能になります。
※著作権等については各自理解し自己責任ですので。ここ重要。

やはりiPhoneのみで作るという点の醍醐味と言えば、外出先で曲作りが出来るという点だと思います。「今ここで作ったんだけど?(ドヤ)」みたいな事が出来るようになったのはほんといい時代になったと思います。

今回紹介したアプリを使う事で色々な連携方法がありアイデア次第で多くの可能性を持っています。「携帯で出来る事なんて限られている」と思わず色々な発想を持ちながら活用してみて下さい。


2017年12月9日土曜日

第92回「作詞についてを活用し曲を作ってみました」

こんにちは、りざーどです。
今回は第90回の作詞についての続編です。

まずは、こちらの曲をお聴きください。
[曲 名] 君に届け
[U R L ] http://2chcrew.geo.jp/?no=4170mp3

君に届け
lyric:りざーど
track:FuzzBox
[U R L ] https://soundcloud.com/fuzzbox-3/fly-to

(verse1)
いつも感じる息苦しさと、胸が詰まる様な不自由さ
積もり積もった感情が、少し心を曇らせて
何も出来ない今の現状が、ただひたすらにもどかしくて
um...君の姿が、僕にとっては眩しくて

遠く細く照らす灯りが、君との距離をはっきりと
僕の気持ちも言葉も全て、届かない事を突きつける
今のこの場では、君に触れる事も叶わない
立ち塞がる多くの壁が、2人の距離を遠ざけてく

(hook)
今君と僕に距離があっても
いつか、僕のこの想い君に届け
今君と僕に距離があっても
諦めず僕は君に手を伸ばす

(verse2)
時間の流れの中で、変わらない僕はcome again
徐々に君との距離が、以前よりも少し変化して
偶然だろうと分かっていても、伝えるチャンスがやってきて
それでもやっぱり今の僕には、君との距離が遠すぎて

踏み出せない言い訳にして、今も変わらず後悔してる
ここにいるだけじゃ変わらない、共に過ごす事を夢見てるのに
人混みに紛れ、遠のいていく君の姿
今もまた遠のいてく、勇気を出して歩み出す

(hook)2
いつか
触れられるように
君に
届くように


トラックはFuzzBoxさんの曲です。
※私も時折活動しているHIPHOP板のみんなでラップミュージックを作ろうという
スレッド(せかちゃんくるー)のTMの方です。

今回ガレバンでレコーディングをしました。
ボーカルの加工については低音を少し下げたくらいです。あとリードボーカルという録音タイプにしています。

気持ち悪いくらいのラブソングを作ってみましたw
これが前回の記事を書いている時に浮かんだヒントから作ったものです。

まず1番冒頭で現状の説明を行なっています。
心理状態などから好きな人との距離がある事と解決方法が見つからないというような感じにしています。
そして「君の姿が眩しくて」と「遠く細く照らす灯り」という部分でより距離感を強調しています。

2番では、come againという部分がありますがこれは「◯◯で」というフレーズを多用しているので聴きやすさという点で日本語の文字数で理想のものが見つからず「諦めず、もう一度」といったニュアンスを取り入れました。少ない文字で意味を入れるというのと、韻を活用という点で英語は便利ですね。
そして、少しの状況の変化を表現する事でより心理面の展開を作ることが出来ました。

実際全体を通して見ると主人公の心理描写の僅かな変化のみという感じになっています。

また、冒頭からの漠然とした閉塞感が聴き手に何かしら共感出来るようにしてみました。

そして、爽やかなサビで前向きな曲になったと思います。




と、まぁこれが全て狙ってみた部分ですw
真実はこちらのアルバムアートワークにありますw


こちらの画像と共にもう一度曲をお聴き下さいw
色々と意味が変わってきますw

冒頭の「息苦しさ」「胸が詰まるような不自由さ」というのが心理面でなく物理面(環境)というのがはっきりします。
「立ち塞がる多くの壁」というのもはっきりしてきます。

2番のラストに出てくる人混みというのが最初に聴いた状態と変化してきます。
そして、最初とは違う【気持ち悪さ】が生まれましたw

2度楽しめる曲としてこういうギミックを仕込んでみましたw
そして、聴きやすくして【毒を盛る】という為に【より爽やかなボーカル】という風にしていますw

個人的にこういった遊びが好きで
というか普通のラブソングは恥ずかしくて
作れませんw
このような発想からなら恥ずかしくなく作れるので歌を作るのが照れ臭いという方は試してみるのもおススメです。

あと、痴漢アカンw

2017年11月17日金曜日

第91回「KORG GADGETアップデート!追加ガジェットの内容は?」【KORG GADGET】

こんにちは、りざーどです。
先日KORG GADGET(以下コルガジェ)のアップデートが来て
最新版のバージョンは3.5.0になりました。

今回のアップデート内容として

・Lisbon:未来のサウンドを創り出すポリフォニック・シンセサイザー・ガジェット
・Vancouver:自由に鍵盤で演奏できる、シンプルなサンプラーガジェット
・DeeMax:ラウドネス・マキシマイザー「DOTEC-AUDIO DeeMax」をガジェット化
・iPhone Xに対応
・Alihoopaの機能にプロジェクトのアップロードとブラウザを追加
・ユーザープログラムのインポートとエクスポートを追加
・IFXのノブが操作しづらい問題を修正
・その他にも使い勝手や安定性を向上させるために様々なチューニング

といった内容になっています。
先日発表されたばかりのガジェットがいきなり追加になりましたね。
もっと焦らされるものかと思っていましたw

ちなみに今回のリリースを機会に【現在最大50%オフのキャンペーン中】らしいです。
今回の追加アプリも1種1200円になっています。



起動するといくつか画面の変化に気づきました。
まずガジェット選択画面。
各ガジェットのアイコンにデモ再生のボタンが追加されていました。
ガジェットが増えてきたため、選ぶ前に確認出来るようにという事でしょう。
【Lisbon】と【Vancouver】のガジェットはここで選び購入手続きに進みます。

【DeeMax】の購入については、メイン画面で行います。
メイン画面の【Master】にある【off】という部分をタッチすると
【DeeMax】という選択が出てきます。
こちらを選ぶ事で
デカいレバーが出てきます。このレバーをタッチする事で
【購入前の場合は購入画面になります】

あと、気づいた部分ではメイン画面でループ再生をすると
sceneの所にもループマークが出るようになってました。
↑こういった感じです。



では、各追加ガジェットの紹介をしていきます。
【Lisbon】未来のサウンドを創り出すポリフォニック・シンセサイザー・ガジェットとありますが、ガジェットのコンセプトカラーは緑と黒でBrusselsやMiamiと近い色になってます。【音の方はコード機能が充実】しており
【以前の物と違う点として、コードモード、鍵盤モードがある】という感じです。

2つの画像の違うがわかるでしょうか?w
上の画像がコードモード、下の画像が鍵盤モードです。
鍵盤(もしくはパッド)の左端にある【chord】【key】という小さなボタンが
切り替えのスイッチになっています。

【コードモード】について
それぞれの画面でわずかな違いがあります。コードモードは
【先ほどのモード選択ボタン】の下に【major1】というボタンがあります。
ここで【メジャー8種、マイナー8種のコードタイプ】を選択出来ます。
これに【+】【-】を合わせる事でコードでの音を使用出来るようになっています。
※ちなみにコードモードは録音はリアルタイムになります。録音ボタンを押して鳴らしたいパッドを押すというやつですが、ズレに関しては手入力で修正していきましょう。

【鍵盤モード】について
【ガジェット選択直後はコードモード】なので鍵盤での使用(コードを使用したくない)場合は先ほどの切り替えを行いましょう。
【コードモードでコードタイプ選択ボタン】だった場所は
【scaleタイプ選択画面に変わります】
ここを使って【Chromatic】の【Step12】にすることで見慣れた鍵盤になります。
(ピアノ鍵盤デフォルトの設定選択が出来るようになって欲しい。。)

おそらく鍵盤モードで感じたことは「音しょぼくない?」というのがあるでしょうw
最初にコードでボタンを押した後だと音的に弱く感じるかと思います。
鍵盤モードを使う時はコードモードの音に影響を受けないようにしないといけませんねw

【Lisbon】の音について
選択できる音色は69種類+デフォルト1種の合計70種類
個人的印象としてはエッジはあるけど柔らかいシンセという感じでしょうか。
ぼわぼわした音というわけではないけどやや丸みのある感じ。
【普段使わないような音もコードモードのおかげで違う音として活用できます】

もちろん音作り用のつまみやらは多くついています。ただ。。画面が小さく扱いにくい。
【Lisbonまとめ】
コードモード、鍵盤モードの機能はとても良い。
音作りが出来るようにツマミ等が多いのも良いのだが、詰め込みすぎたのか画面表示が小さすぎて、もちろん操作もしにくい。

というか他のガジェットにもコードモード、鍵盤モードは付けるべきw

といった感じでしょうか。


【Vancouver】について
自由に鍵盤で演奏できる、シンプルなサンプラーガジェットとなっています。
今までも多くのタイプのサンプラーガジェットがありますが、今回のは取り込んだ音を鍵盤で鳴らす事が出来るタイプです。つまり音階を作れる。

私もまだ使い方を模索中ではありますが、音の選択画面がなぜか2か所(?)あります。
おそらくこちらの画面が普段選択するような画面ですね。
49種類とデフォルト1種の50種類あります。

それと別の部分で
画面中央の【サンプリングファイル名】の部分をタッチする事でも音選びが可能です。
こちらの画面から【インポート】を選ぶと
【AudioShare】【DropBox】【AudioPaste】【Sampling】等から取り込む音の選択が出来ます。この辺りは次回以降にもう少し掘り下げていきた部分です。
あと、鍵盤タイプという事で【scale】からコードは選べます(以前からのタイプ)

【Vancouverまとめ】
音階をつけれるという点では色々な可能性もあるので個人的にはリリースが遅かったくらい。ただ、画面はシンプルだがタッチできる部分も多くこちらももう少し全体的にボタン等触りやすいようにして欲しかった。



【DeeMaxについて】
ラウドネス・マキシマイザー「DOTEC-AUDIO DeeMax」をガジェット化という事で
今回追加されたガジェットの中では一番シンプルです。
音圧を上げて音を大きくする。
ボタンも
【稲妻マーク】電源(オンとオフ)
【TURBO】歪ませても音を大きくする
【SAFE】あまり音を歪ませないようにする
【レバー】
 これは触った方が分かりやすいでしょうw説明よりもツイッター等で動画を上げている部分を見る方が分かりやすいかと思います。

【その他のアップデートについて】
Alihoopaでのコルガジェのファイル共有が可能になったようです。
自分が作ったフレーズやパートを人に委ねていく、というようなことが出来るようになったという事ですね。これは自分の中では出ない部分を他者から刺激としてもらえるので色々な事が出来て楽しそうです。


【今回のアップデートの総括】
待ち望んでいた鍵盤サンプラーとか【やりたい事】【出来る事】が増えたのは普通に嬉しい。ただ以前のガジェットに比べボタンの押しにくさを凄く感じる。
まぁこの辺りは色々なプラットフォームで出てるからシンプルすぎるのも。。って部分があるのかもしれないが、やはりiOS(iphone)での操作性はもう少し意識してほしかったかなぁ。




2017年11月16日木曜日

第90回「作詞について考えよう」

こんにちは、りざーどです。
今回は、
【バカの考え休むに似たり】といった感じで
だらだらと書き綴ってみました。

【思考の迷宮へようこそ】w

作詞について考えてみました。
歌には歌詞とメロディがあります。
人気の出るような歌詞はどうすればいいのか?w
そういう部分を無駄に考えていきますw

人気のある曲とは
人気のある曲にはいくつかの要素があります。
○アーティストの見た目
○アーティストに合っているとイメージしやすいか?(声も含む)
○歌のメロディ
○適したバックトラック
○歌詞

上に挙げたものは全て絡んでいるとは思いますが、
今回は歌詞について焦点を当てます。

人気の出る曲というのは聴き手の感情をどう動かせるか?
この部分が重要と思います。
「元気になりたい」「しっとりとした雰囲気に浸りたい」
色々な感情(ニーズ)がありその根底の部分として【共感】です。

【共感】
誰もが共感できる部分を表現するのは重要と思います。
要は【あるある】ですね。
誰も共感出来ないものとなると歌詞という部分ではなく
メロディーの部分が強くなると思います。
しかし、ここで重要になるのは【個性】というところでしょう。
【誰もが共感できるが、表現方法が独特である】
誰も今まで使っていないような表現方法や比喩等があると
歌詞としての個性が生まれます。

【共感出来ないが、何かすごい】というのもありますねw
まぁ、毎回の事ですが、例外は多くありますよw

【5W1H】
手紙のように送る相手が決まっている(ラブソングとか)
以外に物語のような歌というのがあります。
どちらも5W1Hをどのように使うかがポイントになってきます。

「今、君に触れられない」という歌詞があるとしましょう。
ここに繋がる部分として
理由や場所等を次に明記していくという作り方ですね。
「なぜなら君は2次元だから」とかw
次に繋がる部分で世界観をより出す事が出来ます。
もちろん
【あえて省く事で聴き手に色々な状況を想わせる】という
手法もあります。全てかっちりと作らない事で
汎用性を高めるという方法ですね。

自分が作るものなので自分自身は理解していても
細かな部分で他者から理解しにくい点が生まれる事が
多くあります。

今自分の置かれたこの状況は、
過去こういう事があって、
こんな選択をしたから、
このようになって、
こういう感情になっている
等を理解しやすいようになっているか?
この辺りは作詞の完成段階で何度か見直してみると良いでしょう。

【韻】
聴き手が聴きやすくするものとして韻を踏むというのがあります。
似た言葉でフレーズを作る事で歌にリズムが生まれやすくなります。
ラップの場合はこの部分を重視する事もありますが、
個人的には歌詞を読んで理解出来るというものよりも
聴いていて「韻を踏んでいる」と分かり、
上手いと感じれるものが好きだし憧れますね。

【語彙力(ボキャブラリー)】
【歌詞を作る上で最も個性を出す部分】ですね。
「暗い空が辺りを覆う」このフレーズをどのように色を付けて個性を出していくか?
どんな色に近い暗い空なのか?
どのようなスピードで覆ったのか?
というような部分や、そもそも全部を違う言葉で表現するとか。
【多くの言葉を知っていて使いこなす事が歌詞を構築していく上で重要です】

さて、ここまで作詞について私自身の考察を書いてみましたが、
ここで全てを台無しにしましょうw

【結局のところ浮かんだメロディーに感覚で合ったものの方が良い】w
ま、あくまでこの記事は参考程度で良いという所です。

恐らくですが、今まで数多くのヒット曲がありますが、

その中の人気のある曲の中で使われた言葉を歌い手にあった表現も入れつつ
破たんなく組み合わせ、王道進行のような誰もが聴きやすいコード進行で
トラック自体も人気のあるような展開やら楽器やらで作ったとして
それが誰もが喜ぶ歴代のヒット曲を超えるものが出来るでしょうか?

多分無理ですw

それぞれのヒット曲がヒットした歴史的な背景等も含まれますし
規則性から外れた部分が重要な気もします。
機械的に作っては感情という部分をカバー出来ない所があると思います。
実際に試した事もないし、試した人もいないので憶測ではありますがw

私自身も語彙力は乏しく苦労しておりますw
ただ、今回の記事は
仕事や勉強でのレポート作成等の文章作成のヒントにはなると思うので
よければそちらの方で活用してみて下さいw

やはり良い歌詞を作るのは多くの事を経験し、多くの言葉を知り
それらをトラックに合わせ感覚を信じ出力するというのが良いでしょうね。
(もちろん作詞が先という場合もあります)

人気が出る歌が作れるか?というテーマに関しては
先程述べた部分の補足になりますが、

【多くの経験や語彙から共感できる部分を含め、
 時代に合った部分を誰よりも早く上手く出力する】

といったところでしょうか。

難しいですねw
さて、今回は思考の迷宮へと案内しましたw
考えれば考える程泥沼になりますねw
以前、適当な歌詞でもメロディとかでそれっぽく聴こえるというのをやりましたが、
歌としての完成度という点では歌詞もやはり重要ですね。
興味を持った方は、ヒット曲とか好きな曲の歌詞の部分だけを注目してみるのも
何か得るものがあるかもしれません。

2017年11月4日土曜日

第89回「GarageBand待望のアップデート!」【GarageBand】

こんにちは、りざーどです。
昨日GarageBand(以下ガレバン)のアップデートがありました。
今回のアップデートでver2.3になります。
ちなみにiOS11にしておかなくてはいけません。


今回の変更点、結構あります。
まず目玉となっているのが【サウンドライブラリ】

こちらは、新たに追加された音源等を個別にダウンロードし追加する事が可能になっています。【無料】で。
それぞれ必要な容量もありますので、そんなに重いものはないかもしれませんが、ストレージは確保している方がいいでしょう。

【サウンドライブラリ】
今までのように起動した際に楽器選択画面が出てきますが、
そこに


↑このような画面が追加されています。
ちなみに今回のアップデートで追加されたものとして

〇日本の伝統楽器(52M)琴と太鼓が使用可能になります。

〇ビートシーケンサーキット(68M)10のドラムキットをドラムマシン入力。

〇エッジ&アングル(101M) フューチャーベースパック
 335のAppleLoops
 18のAlchemyシンセ
 1つのドラムキット
 2つのLive Loopグリッド

〇Gozadera Latina(124M) レゲトン・ポップ パック
 300のAppleLoops
 25のAlchemyシンセ
 1つのドラムキット
 2つのLive Loopsグリッド

〇Percussionists(29M)
 3人のPercussion Drummer
   Isabela-Latin
   Quincy-Pop
   Finn-Songwriter
 3つのパーカッションキット
   Studio kit
   Latin kit
   Coffee Shop

〇Rock Drummers(35M)
 3人のDrummer
   Anders-Hard Rock
   Nikki-Indie Disco
   Gavin-Indie Rock
 3つのドラムキット
   Heavy kit
   Four On The Floor kit
   Brooklyn kit

〇中国の伝統楽器(31M)
 Guzheng Touch instrument
 Guzheng キーボードサウンド

〇Tone Collection(1M)
22のギターエフェクトサウンド

と中々のボリュームです。
追加したものはApple LoopsやAlchemyシンセで選ぶ時も
楽器(もしくはファイル名)の横にエッジ&アングル等表記される為、
追加されたものの確認が行いやすくなっています。
この方法は今後音色が追加された時でも追加音色の確認が行いやすいので痒い所に手が届く配慮ですねw
ちなみに下の画像は【琴】と【和太鼓】の画面です。
琴の画面上部(左)に虫メガネの拡大マークがありますが、
これをタッチすると【画面右側のように弦を触りやすい表示が現れます】
(ちなみに左右両方にあります)

【和太鼓】は個人的には待ち望んだものですねw
これで音頭が捗るw
太鼓のフチをタッチすると「カッ」となるので、太鼓の達人ぽくw
ただ無機質なファイル名表示での打ち込みよりも触って演奏するという感覚に近くそれらしい音も出しやすいと感じました。




あと、ビートシーケンサーキットですが、サイコロのアイコンでランダムでドラムを生成出来たりといった以前からあったsmart drumの機能もありますが、すでにいくつかの【ドラムパターン テンプレート】が存在しています。あと、そちらの画面で【保存】という項目があったので、自分で打ち込んだドラムのテンプレを保存も出来るようですね。

Apple Loopsも大幅に増えたので以前のものと組み合わせて新しいものを作る事も出来ますし、無料のアプリでここまで色々な方向の事が出来るのもこれから曲作りをしようという方には良いかもしれません。(やれる事が多すぎて戸惑うのはあるでしょうが。。)

初心者の方はこの辺りを参考にしてもらうと良いと思います。

以前から他のDAWに比べ感じていたドラム関係の弱点もだいぶ克服し、さらに民族楽器方面の強化という個性を強化してきていますw
私はコルガジェとガレバンの進化競争を楽しみにしています。お互い刺激してより幅広く色々な事が出来るようになり、連携させることでさらに面白い事が出来るようになってほしいものです。

あと、追記ですが、【ファイル管理】等が以前より詳細に出来るようになったみたいです。
現時点で私は【分かりにくく】なっていますがww


2017年11月3日金曜日

第88回「曲作りで陥りやすい罠(ループ編)」

こんにちは、りざーどです。

先日KORG GADGET のNintendo switch版が発表されましたね。
独自の部分も追加されるみたいですが、どうなるのか楽しみです。
色々なフォーマットで多くの人が触れる機会が出来るのは良い事だと思います。

あと、新ガジェット2個も今後追加されるようでそれが個人的には気になります。

さて、今回は
私もよく陥る部分ではありますが、良い曲とダメが曲を分ける点になるかな?と思います。まぁ以前にも少し触れた事はあるかと思いますが、大事な事なら何度でも触れていきましょうw

確か以前「曲の小節ループは全て同じにしてはいけない」というのがありました。
「全ての音の終わりと音の立ち上がりが一緒になる為、繋がった腸詰ソーセージみたいな感じになる」と説明しました。
もちろんそれ以外の部分でも問題点があります。
今回はループという事を少し考えてみましょう。
ちなみにミニマルとかいくつかの手法の否定ではなく、普遍的な楽曲という点です。もちろん私視点のw

ループというと、打ち込みしたループとサンプリングしたループがあります。
どちらの場合も自分が気に入ったものだったら長時間聴くのも負担にはなりません。

「このブレイクビーツいくらでも聴いていれるわぁー!!w」とか
「このネタのループはほんと最高だわ!!w」みたいなw
これは製作者としての愛着みたいなものですね。

しかし、いくら気に入っていても全編変わらず同じループを使うのはどうでしょうか?

例えば、いくらでも聴いていられるリズムの代表amen breaks。
短いループでもずっと聴けるパワーがあります。
しかし、ループを刻んだり並べ替えたりもせずにずっと5分とか曲の中で流れていたら飽きてくると思います。(抜き差しがあれば大丈夫ですが)

話題から逸れますが、あなたが好きな大好物の料理だけを延々食べ続けたら、どんなに好きなものでも【飽き】が来ませんか?
【自ら作った自信のあるオリジナルのループ】や【見つけてきたサンプリングフレーズ】(オリジナルの味)はやはり製作者は気に入っている点から【この部分を推したい】という気持ちがあります。

しかし、リスナーは【例えかっこいいループだったとしても】そこまで愛着はありません。【同じ味が続くと飽きてしまいます】
1曲の中でのループの使いどころ(味の変化)が良い曲を作る為の重要な要素だと思います。

このブログを見ている方は曲を作る方達だと思います。
だからこそ今から私の言う点で同意出来る部分があるかもしれません。
「この曲のこの部分すげぇカッコいいのに!何故ここしか使ってないんだ!?」
という気持ちになった事はないでしょうか?
【美味しいからもう少し食べたい】と感じる部分ですね。
「こういう部分をサンプリングして自由に使ってやろうw」とか他のクリエイターに思わせるパーツ(ループ)を私も作ってみたいものですw

まぁ、ここまでの話をまとめると
【良いループでも使いどころ(量)を見極める】
という事ですね。

次に「でも、ループだけのトラックとかあるじゃん!」という点に気付くと思います。
独楽かい仕事はしてあったりするんだろうなぁとは思いますが、確かにずっと同じループだけのトラック(曲)もあります。
ラップ用のトラック等は特にそういう曲があると思います。
これは、ボーカル(ラップ)に比重が強くある為と言えるでしょう。
曲自体の変化を無くす事でボーカルのフロウを際立たせるといった感じですね。
1つのループトラックで数名のラッパーが順番に演るマイクリレー等は各ラッパーのスタイルがより際立ちやすいようになっています。

良いループ、悪いループという点で私自身もまだまだ試行錯誤していますが、
おそらく飽きが来ないようにする1つの方法として大きく主張はしないけど長い小節のゆったりとしたループ等を使う事で同じ繰り返しにならず徐々に変化が生まれるようになると思います。
16小節使ったストリングスの穏やかなループとか、環境音として小鳥の鳴き声を使う場合も短い小節のループでなく1分程の長い尺のサンプリングの使用とかそういう方法を使う事で聴き手がメインの音に飽きてきてても変化に気付かせる事が出来ると思います。

実際長いフレーズを使うのは難しい部分も多いのですぐに出来る部分ではないかもしれません。
しかし、今まで4小節のループで作っていた人は8小節のループを入れてみるとか、徐々に長いフレーズをいれていくようにすると使い方もわかってくると思います。

今回の記事が何かしらの曲作りの参考になれば良いなと思ってます。
ではまた!

2017年10月9日月曜日

第87回「ハロウィンも近いのでホラーサウンドを作ろう」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
今回は季節ネタという感じで、
ハロウィンらしく、ホラーサウンドを作ってみよう
という内容にしました。
ちなみに今回使用するのはKORG Gadgetです。
以前も音色紹介でホラー系の曲に良さそうと紹介した事もありましたが、
今回はホラー系の曲を意識して作っていくという感じです。

まずは、どのあたりの曲がホラーサウンドの代表なのか
私自身の独断で紹介していきますw

代表として言えるのはエクソシストのテーマ曲チューブラーベルズですね!
寂しげかつシリアスな音といった雰囲気でメインのメロのみで聴かせ続ける
パワーがあると思います。
これを聴きながら感じたのはゲームのかまいたちの夜の開始冒頭のオルゴールの曲も
系譜として近いなぁと思い出しました。

後は有名なものとしては
リングのテーマ曲のFeel likes heavenとかでしょうか。
あれは曲自体はホラー感のない綺麗な曲(朝方キラキラ系)なんですが、
もはやイメージとしてあの曲=貞子というのが国民中に染み込んでますねw

ホラー系の音色として
ストリングス(高音も低音も使える)
ベル系(高音はオルゴール風、低音は教会の鐘の音風等)
ピアノ、パイプオルガン
がシリアスな感じで出来ると思います。

あとは、曲によっては
メタルギターのような音で激しい曲とかもありますね。

私が好きなアーティストとしてホラー感があると思うのは、
The prodigyですね。バイオレンス感でも良いですがw
smack my bithch upやBreathe等PVにふんだんに散りばめられた不快感(褒め言葉)
Omen等にあるような半音音が外れたようなメロの使い方。
私も長く影響を受けています。

さて、では本題のホラー感のある曲作りですが、

RecifeのBreaksにあるSE Breaks(SEカテゴリ01:SE Breaks)を使用すると
アナログレコードのノイズのような音が出ます(Lengthを変更しましょう)
次にストリングスやオルゴールのような音(MarseilleやChangmai等)を使い
短いループを作ります。
この時メロディーがまだ終わってないような感じの打ち込みをすると
レコードの針飛びでずっと同じ部分がループしているようにも出来ると思います。
打ち込んだメロディーにFxのEQ等で低音と高音を削り中音域を強め
ラジオから出ているような音にします。
曲の冒頭でこのような感じにしていくとホラー感の出る感じが出来ると思います。

上のメロが出来た後に一度エクスポートしてZurichやRosarioでエフェクトをかけてみるのも
面白い結果が出るかもしれませんね。

次に部分的に使用すると良さそうなものとして、
時計の秒針の音。
以前作り方や活用方法について紹介しましたが、静寂さを出すのに使えるので
先程のオルゴールループと併せて曲の冒頭や中間で使用するのも使えると思います。

静寂さを出すのとホラー感を出すのに便利なものとして、
心音があります。これは、ドラムのキックを使います。
音色としては、高音のエッジがないドラム(EQで削るのもありかも)
こもったキックの音を1小節16分割でいくと1と3(かな?)に配置すると
ドッド...ドッド...といった感じになるので心音ぽくなります。

あと使いやすいものとしては、ピッチを下げまくったクラッシュシンバルのリバース音(Length長めが良い)
等を小節終わりに入れる事で展開への繋ぎとホラー感も出せるでしょう。

KORG Gadgetだけでなく色々なものを使うのであれば、
ガラスの割れる音やらドアを叩くような音、何かが壊れる音等の効果音を入れるのも良いですね。
足音と木の廊下の軋む音とかw

いかがだったでしょうか?
今回はホラー系サウンドという括りでいくつかのアイデアを紹介させて頂きました。
もちろん他の曲にも使えると思うので是非試してみて下さい。

2017年9月22日金曜日

第86回「iOS11アップデート!ここで大きな注意点!」

こんにちは、りざーどです。
かなり更新が空いてしまいました。

先日iOS11のアップデートを行いました。
何気ない気持ちで行ったのですが、これからする人に注意点として覚えておいて欲しい部分が1つありますのでその紹介をしたいと思います。

今回のアップデートの前からいくつかのアプリを起動しようとすると、
【このアプリは今後使えなくなる可能性があります】という内容のダイアログが出た経験はあるでしょうか?

【今回のアップデートでそれが遂に適用されてしまいました】
つまり
【iOS11対応のアップデートがされていないアプリは使用不能となる】

こういう事です。

もし、普段使っているアプリでそのダイアログが出る人は不用意にアップデートすべきではないかもしれません。
私も不用意にしてしまい、Chordboy等のアプリが使えなくなりました。
ちなみに【起動も出来なくなっています】

対応していないアプリを起動しようとすると

"アプリ名"はアップデートの必要があります
AppをiOS11で動作させるには、デベロッパによるアップデートが必要です。

というダイアログが出ます。この際【詳しい情報】を選ぶと
【設定→一般→情報→App】のApp互換性という部分が開きます。

【こちらでiOS11に対応していないアプリ一覧が出ます】
私の場合、いつか音ネタで使おうと思ってたアプリとか結構な数のアプリが並んでおり少し途方に暮れていますw
アプリがアップデートされ対応してくれるのを願うしかなさそうです。。

いつかは機種変更やらでiOS11にはしなくてはいけないというのがありますが、
まだアップデートを行っていない方は普段使うアプリが今後も使えるか一旦起動して確認してから判断してみてはどうでしょうか?


2017年8月23日水曜日

第85回「KORG Gadgetアップデート!新しいガジェットはどんな感じ?」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
本日KORG Gadgetのアップデートがありました。
iOSはバージョン3.3.0(かな?)
新しいガジェットが1つ追加される事となりました!

アップデート内容
・Montpellier:4VCO・アナログ・シンセサイザー「Mono/Poly」をガジェット化
・プリカウント時のノート入力で音切れが発生しないように動作を改善しました。
・メトロノームがOFFの場合でもカウントインの音が鳴るように動作を改善しました。
・その他にも使い勝手や安定性を向上させる為に、様々なチューニングを施しています。

となっています。
とりあえず気づいた部分は、
ガジェット選択時のガジェット名がそれぞれ専用の字体で表記されカッコよくなりましたw

おそらく全員が気になる部分は新ガジェットについてですね。
Montpellierというガジェットは、iphone、ipadアプリで新たに発表された
【iMono/Poly】というシンセアプリを購入する事でコルガジェにもインストール出来るようになっています。
MODULEやiWAVESTATIONとかと同じシステムですね。

シンセの仕組みやらは私は詳しくないので説明は出来ませんがw
とりあえずiMono/Polyというアプリを起動すると凄い数のツマミがあるシンセが出てきますw
色々と音作りをするという点では出来る事が多そうですね。

では、コルガジェでどういう事が出来るか?という点ですが、
まず、音色について
【ファクトリーA】というカテゴリーの中に128種類の音があります。
そして、その隣に【テンプレート】というのがあり、
こちらは19種類の音があります。
テンプレートから大まかな音を選び、そこから自ら音作りをしていけるという感じです。
作った音色は【Save As】を選ぶ事で【ユーザー】音色に保存が可能です。

どうやら、追加課金でさらに音色も追加出来るようですね。

個人的に気に入った部分として
 〇プリセットの音色128種類は色んな種類の音があり音作りとか出来ない私でもすぐにインスピレーションを受ける事が可能w

 〇今までで物足りなかった音色に出会う事が出来た。
  超個人的な部分としてstabという音が結構好きなものでw

一応お手軽に1曲作ってみました。まさにインスピレーションのみでw
ベースとしたのは【テンプレート】にあった【Chord】という音色です。
スケールタイプも何もいじらずw素の状態ですw
自分にとって最も地に足を着けた音であるrave technoを作りました。
使用ガジェットはMontpellierを5つとLondonを1つです。

無理に使わない音を使うよりは、伝えれるかなぁと思い
いつもな感じの曲ではありますが。。それは俺節という事でw

まぁ使いたい音とかはやはり個人差はあって、どんなガジェットでも同じような音が好きとかになるもんだと思います。

私個人として、今回のガジェットは【アリ】と感じました。
(お小遣い前借りしてよかったw)



ちなみにIMono/Polyは9月30日まで
セールで2400円になっています。(通常価格3600円)
音に何か行き詰ったと感じた方は購入するのも良いかもしれません。

2017年8月12日土曜日

第84回「コルガジェのBilbaoの音をユーザー同士がシェアする事は可能なのか?実験!!」【KORG Gadget】

くらんけさんの
http://gadget-junkies.net/
にて最新の記事
KORG Gadgetの音色を「ユーザー同士がシェア」する方法。

これは凄いですね。是非読んでみて下さい。
今回のサウンドモバイルの記事を読み進めるに辺り前提として必須な部分があります。

そして、
第83回の記事。こちらも今回の実験に必須な部分があります。

☆今回の実験に必要なもの
KORG Gadget
Bilbao
Dropboxアカウント
Documents(アプリ)
以上の4点です。あ、PC(iTunes)もいります。


①こちらのアドレスのファイルをダウンロードしてください。

ガジェットのソングデータ
https://www.mediafire.com/file/v83d3ocletj7x83/liz_Bilbao_test.gdproj2.zip
こちらはパソコンで解凍し
http://gadget-junkies.net/?p=4391
こちらを参照しiTunesのアプリ→Gadget→Gadgetの書類にドロップ


ビルバオの音ネタ6個の入ったもの
https://www.mediafire.com/file/kw60ec7b392zu7a/Liz_Bilbao.zip

実験の内容としては、
音ネタの方を
Documentsを使用しダウンロード。
zipファイルの解凍を行う。
解凍して現れた音ネタの右側にある【…】をタッチしアップロードを選択。
アップロード先に自分のDropboxを指定する。

やや回りくどい方法になっていますが、これが出来るという事は
色々な可能性があるはずです。

②ガジェットから【サウンドラボBilbao実験】というソングデータを開く。
各ボタンの音はデフォルトの状態になっていると思います。
01のボタンから順番に【波形をタッチ】【インポート】を選択
【Dropbox】を選択しLiz_Bilbao_01を選択。

02の波形にはLiz_Bilbao_02という感じで
6番のボタンまで同じように読み込みを行って下さい。
(Dropbox経由は結構時間かかるのが難点ですね。。)

そして、再生が出来るかどうか?という実験です。
ちなみに上手くいけば
こんな感じになるんですが、どうでしょうか?



これが出来る場合、ソングデータのやりとりという点では
パソコンが必要というのは変わらないのですが、
それぞれの人が用意したBilbaoサンプリングセットをネットで公開し
iphoneだけで使用出来るという点です。(その為のDocuments)
まぁサンプリングは各自が自らディグったものであったり著作権的にも公開しにくい部分とかもあるので難しい部分ではありますが、
【Cを基本としてシンセの音作ったのでピッチ変更してメロにしてみてね】
といった音色の共有等も可能かもしれません。あとは自分が使わないけど誰か使うかなぁ?という音とか。

今回の記事はくらんけさんのコルガジェでの音色をユーザー共有という部分で、オーディオ系(BilbaoやAbu dhabi)で何か出来ないか?という点で浮かんだアイデアです。
サンプリングした音のユーザー間でのソングデータ共有が当初の目的ではありましたが、
音ネタ配布とそれをiphoneだけで使用するという着地点が出来たのでこれを使う人が出てきたら面白いなぁと思いますw



第83回「本当にiphoneだけでボーカル録音をする」【GarageBand】【前回の発展型】

こんにちは、りざーどです。
今回は前回の続きとして
よりgarageband(ガレバン)の可能性を探ります。

前回は【ミュージック】からトラックを読み込んでボーカル録音というのをやりました。
しかし、この方法ではパソコンのiTunesから使用したい曲(トラック)を同期させるという下準備が必要になります。

そこで今回は、
完全にiphoneだけで出来るのか?という所で進めていきます。
前回も色々と調べてくれていた嘯君が
twitterでiphoneからネットでダウンロードした曲をトラックとして使用するという実験を行っていたのでそこに追加補足していきます。


①Documentsというアプリをダウンロード


これが今回の中核を成します。

このdocumentsというアプリ。色々のファイルを管理するのに便利なアプリでiCloudやDropboxに対応しています。

まずはこのアプリをダウンロードしてみましょう。

②次にアプリの起動。


アプリを起動するとこのような画面が出てきます。
ここで、右下にある方位磁石(Safariという事でしょう)をタッチ。

するとSafariのようなブラウザの画面になるので、上のアドレスバーにダウンロードしたい曲のアドレスを入れましょう。



今回は、このモバイルサウンドラボにあるアルバムを試してみます。
【重要】ダウンロードしたファイルを使用する場合は著作権者(作者)が使用して良いか確認等を忘れないようにしましょう。特に作った物を公開する等の場合。コレ重要。

「MobileSoundLab report no.1」をタッチします。
するとmediafireというサイトに移動します。ここで中央のdownloadをタッチ。


すると「ファイルを保存」という画面になるので右上の保存をタッチ。
これでダウンロードが始まります。

ブラウザ画面の左下【フォルダのアイコン】をタッチすると元のメイン画面に戻ります。
ダウンロードが完了すると、メイン画面の【ダウンロード】という所にzipファイルが現れます。(途中の場合はダウンロードの%が表示)
※ちなみにzipファイルの名前に日本語が入っている場合は解凍すると日本語部分は文字化けしてしまうみたいでした。

ダウンロードが完了すると、zipファイルの場合フォルダのマークで表示されています。これをタッチする事で解凍が完了します。
mp3の場合は音符のアイコンでした。
解凍したもの一覧がこのようになっています。


いくつかの曲は何故か文字化けしてました。
再生したい曲をタッチする事で曲の再生が可能です。
ちなみに再生画面では0.75倍~2倍まで速さの変更が出来ます。(英会話練習用?)
あと、シャッフル再生とかも出来ます。
普通に色々出来て高性能ですね。アートワークも表示されます。

ちなみにメイン画面の下【サービス】という所ですでにアカウントを持っている方はDropboxと共有が出来たりします。これも行っておくと良いでしょう。
これでネットにある曲をダウンロードして使う準備が整いました。

③garagebandを起動
ガレバンを起動したら、【AUDIO RECORDER】の【ボイス】を選択。
左上の【細長い四角が並んでいるアイコン】をタッチしましょう。
この辺りは前回の記事と同じです。
※小節数の増加とBPMについても前回の記事同様行っておきましょう。

次に右上の【宙返りするジェットコースターのレール】みたいなのをタッチ。
(ループブラウザボタンというらしい)

前回は【ミュージック】という部分でしたが、

今回は中央の【ファイル】という部分をタッチします。
一番下に【iCloun Driveから読み込む】というのがあるので
そこをタッチします。

するとこのような画面が出てきます。

※ここのDocumentsフォルダの中身はアプリDocumentsの中に表示されていたiCloudという場所に置いたファイルになっております。

ここで、左上の【場所】をタッチ。

すると↓のような画面が出てきます。(ここではすでにDocumentsが表示されていますが、最初はありません。)


【その他】をタッチすると

【場所を管理】という画面が出るのでDocumentsをONにしましょう。

そしてDocumentsをタッチ。
するとDocumentsのメイン画面にあった項目が並びます。

ここで【ダウンロード】を選択。
解凍したフォルダをタッチ。
先ほどDLした曲の一覧が出てくるので
01-ドロップアウト.mp3をタッチしてみます。


画面が元の状態に戻りますが、中央の曲の項目に追加されています。
曲のタイトル等によっては以前からある曲ファイルのせいで見づらい事があるかもしれませんが、スクロールしていくとあります。あと読み込むのに少し時間がかかります。10秒もかからなかったと思いますが。。

それではその曲を長押ししてみましょう。
ガレバンのメイン画面に貼り付ける事が出来るようになっています。
この方法を使用する事で
【パソコンを一切使用せずに曲のダウンロードとボーカル録音が出来るようになります】

出先で曲をダウンロードして歌入れとか以前だと予め入った曲(ミュージック)や打ち込んだ曲でしか出来なかった歌入れがどこでも出来るようになります!!
もちろん静かな場所でないといけませんがww

これを発見した嘯、すげぇわ。調査員というより研究員、いや博士だわw

さて、ここまでは嘯君のツイートを細かく補足しただけです。
ここからが、私の出番w

今回の事で気づいた大きな点があります。
【DropboxやAudio Share】もガレバンで使えた!!
今までiCloudとか敬遠してたんで【ファイル】という部分は触れてなかったんですよねw
この項目が使えるという事は

Djay proで曲やアカペラの速さを変えたものをパソコンのiTunesを経由しなくてもガレバンで使えるという事です。

つまり【remixもiphoneのみで可能】
iTune Storeでアカペラを購入。アカペラはミュージックの【購入したもの】にあるのでDjayで読み込める。BPMを調べて使いやすいBPMにして録音。
そのファイルをAudio Shareに保存したらガレバンで読み込める。

これは大きな手間が減るし他にも色々な使い方が出来ると思います。
今回の記事は次の記事にも繋がってくる部分があります。

次回はKORG Gadgetを使っての大きな実験を行います!



2017年8月11日金曜日

第82回【Garage Band】iphoneだけでボーカル録音のやり方【まとめ】

こんにちは、りざーどです。
先日twitterでガレバンを使用したボーカル録音の呟きの反応が大きかったので
以前も紹介した内容ではありますが、改めて説明をしていきます。
ネットラップで活動していたので、これからネットラップを始めたいという音楽初心者には役に立つと思います。
他のジャンルのボーカル録音を試してみたいという方にも多分役に立つでしょうw



用意するもの

①iPhone
②garageband
③使用する曲(トラック)
④イヤホン
⑤歌詞

まずは、①のiPhoneは当然ですね。

②のgaragebandも現在のiPhoneでは元から入っていると思います。

重要なのは③のトラックです。
garagebandで曲を貼り付ける場合には、
【iPhoneのミュージック】に【事前に入れておきましょう】

例えば、
【ミュージック】の【プレイリスト】で
【カラオケ】や【トラック】と言った名前を付けておいて
曲を選びやすいようにしておくと良いでしょう。

そして、カラオケやトラックの曲について
使用する前に事前に分かっておくと良い部分として
【曲のテンポ(BPM)】や【小節数】を知っておくと作業もスムーズになります。

テンポや構成が分かっている場合:歌の入りの部分などが視覚的にも分かりやすくなる。
↑正しいBPMの場合、曲の展開部分と小節の区切りが把握しやすい


 テンポや構成が分かっていない場合:録音などは可能だが位置の修正などは行いにくい。
↑BPMが違う場合、小節の区切りとトラックの区切りがずれている。小節数もおかしくなる。


曲をiPhoneのミュージックに入れてあるのを確認すると、garagebandを使ってボーカル録音が可能になります。

④のイヤホンですが、これでトラックを聴きながら録音という流れになります。

⑤歌詞とありますが、これはガレバンを録音の為に使用する場合、メモ等のアプリに歌詞があっても確認出来ません。(古いiphoneのカメラで歌詞を撮影するとか、パソコンで歌詞を表示するとか何かしら歌詞を確認出来る状況にする必要があります)



それでは、【garagebandを起動しましょう】
ガレバンを起動すると、各楽器を選ぶ画面になります。

【新しい曲を作成】を選びましょう。



今回は、【ミュージック】からトラックを読み込むので、【AUDIO RECORDER】という画面から【ボイス】というのを選びます。

すると5つのつまみのある画面になります。


ここで画面左上の(写真参照)ボタンを押すと曲の全体画面になります。
【ここが作業のメイン画面になります】




まずは、右上の歯車の部分をタッチしましょう。
【曲の設定】という項目があるのでそちらを選択。

【テンポ】という項目があるのでこちらでトラックのBPMを入力しましょう。
※Djay等のアプリでトラックを読み込むとBPM自動解析されるのでわからない場合は参考にすると良いでしょう。ただし、細かく表示され正しい値じゃない場合もあります。

次に画面右端の【+】のボタンを押します。
これは曲の小節数を変更する部分で曲の構成(小節数)がわかっている場合はその数字(+1小節)、わからない場合はとりあえず多めに200とか入れてみると良いでしょう。
あとで変更出来ます。

☆小節数がわかっていても(+1)と書いた理由について
恐らく読み込むトラックの形式がmp3の方が多いと思います。無変換のWAV等と違い、
mp3等に変換したものの場合、曲開始のごくわずかな時間に無音が挿入されています。
拡大し【分割+削除】をする事で冒頭の無音を削る事も可能ですが、そのままの状態で曲の小節数きっちり(+1しない)だと曲の最後が一瞬途切れる可能性があります。
それを補う為に+1と記述してあります。
(個人的には冒頭の無音を削り、きっちりとした小節でスムーズなループ再生が出来る方がやりやすいとは思います。)

続いて右上の歯車の横、【ジェットコースターの宙返りみたいな】〇をタッチします。
すると、画面中央上に【Apple Loops、ファイル、ミュージック】という項目が出てきます。
ここで【ミュージック】を選択しましょう。
すると、【プレイリスト】等の文字が出るので自分が使いたいトラックをここから選択しましょう(プレイリストをお勧めしていた理由はここでスムーズになる為です)

使いたいトラックが見つかれば【長押し】しましょう。
メイン画面に戻るのでそのままドラッグして貼り付けましょう。

これでトラックの準備はだいたい出来ました。
あとは、先ほど説明した冒頭無音部分のカットとかいらない小節数の調整をしておきましょう。

続いてボーカル録音に入っていきます。
それでは、次に【メイン画面】【左下】の【+】を押しましょう。
これで楽器等を追加できます。今回は先ほどと同じように
【AUDIO RECORDER】から【ボイス】を追加します。
これが【ボーカル録音で使うパート】になります。

【イヤホン】を差して準備をします。

メイン画面でボーカルパートが選択されている状態(やや左のマイクのアイコンの色が明るくなっている)で【画面中央上】の【赤丸】レコーディングボタンを押すと
トラックの再生とともに録音開始となります。(カウントインあります)
※補足としてレコーディングボタンの横にあるメトロノームのマークを押す事でメトロノームの音を消す事が出来ます。

説明を含めた曲を作ってみました。
作りは荒いですがwww


イントロ
電話の声のようなエフェクトを使いました。このエフェクトはAUDIO RECORDERから選ぶ事が出来ます。


↑こちらの画像の状態が恐らくAUDIO RECORDERの初期のエフェクト【Lead Vocals】です。この部分をタッチする事で色々なエフェクトを選択する事が出来ます。

バース
サビ以外部分のAメロとかそういう呼び方ですね。
ここでは部分的に【被せ】というのをしています。
ちなみに被せがより聴きやすいように【メイン画面】の右上歯車【設定】から【トラックコントロール】を選び【トラックパン】という所からパンを変えて中央から左右にしています。(ちなみに被せは左の分と右の分の2本録音しています)


被せは歌のパートより音のレベルは下げておくと良いでしょう。
スピーカーの確認でなくイヤホン等で左右のバランスも含め確認するのが良いです。

被せがあるとボーカル1本で心配な部分を補ってくれますが、全部被せるのも芸がないかもしれません。キメたいポイントの所でのみ使用する方が映えると思います。

また途中ではボーカルのピッチを下げるという遊びをしています。
これは録音したボーカルファイルをタッチしピッチ変更したい部分の前で【分割】をします。分割した後、再度、ピッチ変更する部分をタッチ。
そこから【設定】をタッチし【テンポとピッチに従う】という項目をONにします。
すると、【トランスポーズ】という項目が出てくるので下げたい場合は【-】を選びましょう。曲の中では何度も分割を行い、-2半音、-4半音、-6半音というようにしています。

他にも同じ場所から【逆再生】等も出来ますし、歌の中にもありますが、半分の遅さで歌ってから【スピードを2倍】にするという事も出来ます。これでラップをやるのは邪道ですけどねw(曲作りという部分では色々使える項目です)

サビ(フック)
ここでは、AUDIO RECORDERのエフェクトFunから【Extreme Tuning】というのを使用してケロった感じにしてます。パソコンや他のアプリのボコーダーのような細かい設定は出来ないようですが、上手くエフェクトがかかったら得という捉え方で良いかもしれません。ガレバンオンリーの場合。

こちらはExtreme Tuningを使いガレバンで録音した以前の別曲。



ボーカル録音のまとめと小技
まだ説明が不足していた部分の補足を行います。

【トラックコントロール】について
先ほどはパン振り(左右に音を分ける)について軽く説明しましたが、このトラックコントロールは各パート事にあってEQで高音や低音を削ったりする事が出来ます。重要。

【AUDIO RECORDER】について
AUDIO RECORDERの画面では中央にいくつかのツマミ、右側にOUTと書いた出力のメーター、左側にINと書いた入力のメーターがあります。
INについてですが、ゲージが真っ赤になるような録音は声がでかすぎますw
録音の前にどれくらいの声の大きさが良いか確認に使いましょう。
【INの横のヘッドホン端子のような絵】ここが結構重要です。
タッチする事で【Noise Gate】をONにする事が出来、わずかな音等を削ってくれたりします。これを入れる事で多少の雑音が消されボーカルが聴こえやすくなります。

こと、iphoneのみで録音という【限りなく静かな環境】でないと録音出来ない今回の内容ではありますが、わずかな外部の音を削るこの機能はとても重要です。

メイン画面で録音したファイルをタッチして出てくる項目について
このブログで以前紹介した部分ですが、オートメーションというのがあります。これを使用する事でボーカルのフェードアウト等が出来るようになります。

【分割】について
これもとても重要。録音が部分的にうまくいった時にそこを使いたいという場合やいらない無音部分を切るのに分割を使うと思います。
しかし、それだけではありません。
私も今回の録音の時に出てきた問題で【サ行】等の音が耳に刺さるような状態というのがありました。(歌の「ちなみに」の「ち」とか)
これを解決する方法としてパートを増やし耳にささる部分のみ分割して別のパートに移動させる。その部分のみ音のレベルをさげたりEQで高音を削る等をする事で聴きやすい状態にする事が出来ます。耳に刺さると感じた場合は是非試してみて下さい。

今回はこの辺りで。
今回の記事を書くに辺り色々と体当たりで実験してくれた嘯君(@usobuki_tgc)の
【iphoneだけでラップする方法】の動画リンクを貼っておきます
https://www.dropbox.com/s/yrvxtm2pvmidujj/iPhone%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%99%E3%82%8B.zip?dl=0

次回はiphoneのミュージックを使わない方法をより掘り下げていきます。






2017年8月2日水曜日

第81回「初心者が陥りやすい曲作りの注意点」

こんにちは、りざーどです。
先日曲作りの時に改めて気づいた点があります。
 今回の内容は【打ち込み初心者の方には起きやすい問題】だと思うので
その解決法などを説明していきます。 

状況

①裏打ちハイハットを使用していない

②全てのパートが8小節のループ

③ストリングスのパートもatack0にして音がすぐに立ち上がる状態 これらの状況で起こりました。

それではどのような事が起こったかと言うと
 【次の8小節へ移る時に音が一瞬全て止まったような感じになる】という奴です。

再生する事で(使用するパートの数はその都度展開で違っても)
一気に選んだ音が立ち上がり、
ループ終了時に全ての音が一旦終わるからこのような状況が起こったと考えられます。

イメージとしては繋がった状態のウインナーのような感じですねw 

これを解決する方法はいくつかあります。

 ①裏打ちハイハットなどで小節終わりから次の小節へ繋がるような音を使用する。 

②ストリングスなどの立ち上がり(atack)を最初より少しだけずらす事で全部の音が一気に出ないようにする。

 ③短い小節単位のループだけでなく長めの小節ループのパートも作る。 

これらの事を導入する事でぶつ切りの状態から改善されます。

 以前当ブログでも初心者の方は短いループから作れば良いというアドバイスを行いましたが、【全てのパートを同じ小節数にするのではなくゆったりとした流れのパートなどを入れる】と曲自体も小さく纏まって(固まって)しまわず展開や流れを作りやすくなってきます。 

今回私に起きた状況はKORG Gadgetで作った小節ループをパソコンのACIDで並べている時に起きたので、打ち込み以外にもループファイルを並べて作るタイプの人にも起こりうる状況です。 

ループファイル使用する人も同じ小節単位のループだけでなく長めのループも導入すると良いと思います。 曲を作ってて何か違和感がある時はこのあたりを確認してみてはどうでしょうか?

2017年7月20日木曜日

第80回「コルガジェ バージョンアップでデフォルト音色追加!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
本日KORG Gadgetの3.2.0のアップデートがApp Storeの方で行えるようになっています。今回のアップデートで大きな部分として

9つのガジェットに新たなプリセット・サウンド「Factory2」を追加。

というのがあります。
つまり音作りとかが苦手な人(私含む)は自分で音を作らなくても
イメージした音に近いものが用意しやすいという事です!w

プリセット音色が追加されたガジェットは
Chinago(40種類)
Wolfsburg(41種類)
Chiangmai(41種類)
Kiev(40種類)
Helsinki(21種類)
Phoenix(40種類)
Kingston(20種類)
Berlin(30種類)
Dublin(41種類)
といった感じになっております。


以下、個人的に気に入った物など
Dublin
013 Nasty Force   結構かっこいい
027 Tiny Lead          素直なシンセベース
028 Shortwave Lead EDMとかで使ってみたい
032 Machine Metal  いかついベースとして使えそう。
ベースとして使える音がかなり増えたと思います。癖のない素直な音が追加されているのは個人的にはとても打ち込みに使いやすいので助かります。

Berlin
023 Soft Sub      とても太いベース

Kingston

008 Space Phase    澄んだ電子音で涼し気な音
010 Digital Bass   丸い音のベース
011 Arcade Bass   尖ったノイズ感のあるファミコンベース音
あとは
006 One Button Comboの音は自動車のようなヘリのような効果音としては面白そうです。

Phoenix
034 Chippy     名前の通りチップチューン(ファミコン系)に適した音
全体的にリバーブが効いたような音が多いです。

Helsinki
基本的にはメインの音を張るというより効果音的なノイズであったり立ち上がりの遅い音が多かったです。
019 Ghost Fog FX
021 Valley Tone FX
辺りは個人的には使っていきたいと思いました。

Kiev
015 Kiev-Haus       ハウスミュージック系のコードシンセのような感じ
039 Found Sound 2 FX     アジア系のアンビエントとかに使えそうな効果音
こちらもヘルシンキと同じ方向性ですね(元々)
立ち上がり遅めのPAD系が豊富です。

Chiangmai
031 Wow Lead       ややコミカルな音のリードシンセ
032 Power Chords    ギター感のある音
034 HARD        太くていかついベース
前半の数字の音色は比較的似たものが多いと感じましたが、30番辺りから色々な音が入っています。034のような太い音が出るとは思いませんでしたw

Wolfsburg
007 Sonar Pluck     ノイズの含んだ名前通りソナーのような音、かっこいい。
025 Night Whistle    口笛のような音。ホラー系に使えそうw
中々元のプリセットも含めると出せる音の幅が広いと感じました。
追加された上の2点は色々と効果的な使い方が出来そうです。

Chicago
シカゴに関して言える事は全ての音が容赦無く【太い】!!w
あとは押すだけでアルペジオ的な音のものが多いですね。
アルペジエーターとは別なので、アルペジエーターを起動する事で
さらに訳の分からない音にする事も可能ですねw

ここまで読んで頂き気づいた方も多いでしょうが、
私自身ベース音色へのこだわりが強いようですw
【私の琴線に触れたベース】というレビューと言っていいでしょうw
もちろん私が紹介していないものでもそれぞれ気に入った音があると思うので一度全ての音のチェックをしてみるのがおススメです。

あとKORGアプリのセールが始まりました。
最大50%オフなので、気になるアプリをチェックするチャンスですね!





  




  





2017年7月13日木曜日

第79回「Djay proでのアカペラ速度調整の補足」

こんにちは、りざーどです。
今回はdjay proでの補足です。
以前から紹介している手に入れたアカペラ等をiPhoneのミュージックからdjay proに読み込む事で任意の速さに変更する方法があります。

しかし最近触ってて気づいた部分で
変更したいアカペラ(仮にBPM120とします)を
BPM170の速さにsyncで変えようとすると
アカペラのBPMが85になってしまい、
元の状態より遅くなってしまう事があります。
これは多分変えようとするBPMとの差が大きい場合に起こる症状で、
syncでは変更出来ない問題があります。

↑こちらは 左側に速度を変更したいアカペラを入れ、右側に変えたい速度(BPM170)を読み込んだ状態です。アカペラはBPM120.1でした。


↑左側のsyncを押す事で本来なら右側のBPM170に合わせ同じ速度になるはずですが、
変更する幅が大きすぎる為か半分の速さのBPM85に変更になってしまいました。
今回はこれを解決していきます。





まず、アカペラを読み込むのは同じですが、読み込むとその曲のBPMが表示されます。ここで、そのBPMの数字をタッチしましょう。

すると、【BPM】【テンポ】という選択が出来るウインドウが出て来ます。(最初はBPMの方になっていると思います)
ここで、【テンポ】をタッチします。

すると、範囲±というのが出て来ます。
ここで大きなBPMの変更をする場合は【50%】や【75%】を選びましょう。

次にメイン画面の【mix】からアカペラを読み込んだ方のみを表示します。(1か2のどちらかです。左側に読み込んだ場合は1、右は2です)

次に画面中央下のフェーダーのすぐ上にある、丸いボタン(フェーダーとゲージの絵)を押しましょう。


すると、画面が変わり左側に縦フェーダーがある画面になります。
ここでフェーダーを動かすとアカペラの速さを変更出来ます。最初に計測されたBPMからフェーダーを動かす事でBPMの数字も変わるので自分の変えたい速さにしてみましょう。


↑画面左側のフェーダーを動かす事で自分の使用したいBPMに変更が可能です。小数点が気になる場合はキリの良い数字までBPMを変更し一旦録音して出力するのも良いでしょう。(もう一度ミュージックに入れる事でsync機能を使う事も出来ます)



変更が出来たら録音ボタンを押して再生する事でsyncでは変えれなかった速さのアカペラをdropboxやaudio share等に出力出来ます。

DJ用ターンテーブルのピッチ変更を行うという事ですね。syncのオートでなくマニュアル操作といった感じです。レコードと違ってピッチ変更の範囲が大きく変える事が出来るのがデジタルの良いところです。

これを使う事で理想の速さのアカペラに出来るので、もし行き詰まっていた方は試してみて下さい。







 














2017年7月2日日曜日

第78回「打ち込み初心者が憧れる存在アカペラ」

こんにちは、りざーどです。
KORG Gadgetのアップデートが先日来ていますね。
今回のアップデートでDropboxへのエクスポート(ファイルのアップロード)がかなり早くなってます。こういう無駄に待つ時間が減るのはとても良い事だと思います。

さて、今回は以前から似たような事は何度か書いてる内容ですが、改めて。

まぁ今回の内容はモバイルから少し離れます。「パソコンでの」話ではありますが、私が音楽を作るのに興味を持ち始めた頃(大学生の頃なので20年以上前ですなw)
ちょうどインターネットが始まったり、それからCD-Rという夢のマシン(当時はね)が出てきたような時代でしたw
その頃音楽を作るのに興味を持ったのもクラブで踊るという遊びを覚えたのが大きな要因です(さらに以前から電気グルーヴを聴いていたので興味は持っていましたが)
徐々にクラブミュージックに関するCDやらが増えてきていくような時だったと思います。

その頃J-POPのハウスミックス等が時折クラブで流れたり、DUB MASTER X氏のリミックスやらクラブで普通のJ-POPが流れるのでなくクラブ仕様の曲が流れて

「!?何これ?」「欲しいっ!」

と思ったりしていました。と、同時に「俺もアカペラがあればこういうの作りたい。。」とずっと思っていました。しかし、当時は「やっぱ業界人じゃないとアカペラとか手に入らないんだろうなぁ」と思っていました。それから数年。。

波形編集ソフトで【歌あり】と【カラオケ】があれば、
【カラオケの波形を反転】させて合成すると打ち消しあって、ボーカルが残るという事が分かり、色々な曲を手作業でボーカル抜き出しに挑戦するという日々が続きましたw

(曲の始まり部分を完全に一致させないとダメな為、最大まで拡大してミリ単位でスタート地点を合わせたりしましたが成功するのは少なかったですね)

さらに年月が経ちここ数年間はとても楽になりました。
【歌声りっぷ】というフリーソフトがあり、これを使うと(成功するか分からない)細かな調整に時間をかける必要もなく、ほぼ自動でアカペラを作成する事が出来るようになっています。便利な時代になりました。

さて、

毎回注意点として挙げていますが、もちろんアカペラを使った曲をアップするのは著作権侵害となります。
個人的に楽しむ為のものという範疇にしておきましょう。

しかし、ボーカル抜き出しを勧める理由は一応あります。
①自分が普段使うコードとかでないものがある為、リミックスを作ってからボーカルを削除してインスト用として作り直す。
 これは、クラブミュージックを作るという点では使える発想と思います。

②歌を歌う人はプロのボーカルのみを聴く事が出来る。
 これはアカペラでないと気づきにくい被せやらコーラスやらを聴き取りやすくなります。あと、歌い手の上手い下手がすごく分かりますw

③丸裸にする喜びw
 歌を歌っている人は確実にわかると思いますが、アカペラを人に聴かれるのは恥ずかしいですwカラオケでは平気で歌えても、それ以外の場で「歌って」と言われたら歌いにくいのと同じですねw
綺麗にボーカルを抜き出せた時(エコー等も綺麗に残った状態)はなんとも言えない達成感がありますw

④抜き出したボーカルとカラオケをミックスして歌ありバージョンに戻すw
 理論上可能ですよねwこれのメリットはボーカルとかのミックスをする時の参考になるかもしれません。「意外に声細いなぁ」と思っても、同じレベルでカラオケとミックスするとベストのバランスになったりとかサウンドエンジニアとかがどういう仕事をしているのか?というのを勉強出来るかもしれません。

勉強【研究】という点ではボーカル抜き出しは何かしら得るものがあると思います。
ただし、【著作権についてはしっかりと理解し正しい使い方をしましょう】