2017年11月17日金曜日

第91回「KORG GADGETアップデート!追加ガジェットの内容は?」【KORG GADGET】

こんにちは、りざーどです。
先日KORG GADGET(以下コルガジェ)のアップデートが来て
最新版のバージョンは3.5.0になりました。

今回のアップデート内容として

・Lisbon:未来のサウンドを創り出すポリフォニック・シンセサイザー・ガジェット
・Vancouver:自由に鍵盤で演奏できる、シンプルなサンプラーガジェット
・DeeMax:ラウドネス・マキシマイザー「DOTEC-AUDIO DeeMax」をガジェット化
・iPhone Xに対応
・Alihoopaの機能にプロジェクトのアップロードとブラウザを追加
・ユーザープログラムのインポートとエクスポートを追加
・IFXのノブが操作しづらい問題を修正
・その他にも使い勝手や安定性を向上させるために様々なチューニング

といった内容になっています。
先日発表されたばかりのガジェットがいきなり追加になりましたね。
もっと焦らされるものかと思っていましたw

ちなみに今回のリリースを機会に【現在最大50%オフのキャンペーン中】らしいです。
今回の追加アプリも1種1200円になっています。



起動するといくつか画面の変化に気づきました。
まずガジェット選択画面。
各ガジェットのアイコンにデモ再生のボタンが追加されていました。
ガジェットが増えてきたため、選ぶ前に確認出来るようにという事でしょう。
【Lisbon】と【Vancouver】のガジェットはここで選び購入手続きに進みます。

【DeeMax】の購入については、メイン画面で行います。
メイン画面の【Master】にある【off】という部分をタッチすると
【DeeMax】という選択が出てきます。
こちらを選ぶ事で
デカいレバーが出てきます。このレバーをタッチする事で
【購入前の場合は購入画面になります】

あと、気づいた部分ではメイン画面でループ再生をすると
sceneの所にもループマークが出るようになってました。
↑こういった感じです。



では、各追加ガジェットの紹介をしていきます。
【Lisbon】未来のサウンドを創り出すポリフォニック・シンセサイザー・ガジェットとありますが、ガジェットのコンセプトカラーは緑と黒でBrusselsやMiamiと近い色になってます。【音の方はコード機能が充実】しており
【以前の物と違う点として、コードモード、鍵盤モードがある】という感じです。

2つの画像の違うがわかるでしょうか?w
上の画像がコードモード、下の画像が鍵盤モードです。
鍵盤(もしくはパッド)の左端にある【chord】【key】という小さなボタンが
切り替えのスイッチになっています。

【コードモード】について
それぞれの画面でわずかな違いがあります。コードモードは
【先ほどのモード選択ボタン】の下に【major1】というボタンがあります。
ここで【メジャー8種、マイナー8種のコードタイプ】を選択出来ます。
これに【+】【-】を合わせる事でコードでの音を使用出来るようになっています。
※ちなみにコードモードは録音はリアルタイムになります。録音ボタンを押して鳴らしたいパッドを押すというやつですが、ズレに関しては手入力で修正していきましょう。

【鍵盤モード】について
【ガジェット選択直後はコードモード】なので鍵盤での使用(コードを使用したくない)場合は先ほどの切り替えを行いましょう。
【コードモードでコードタイプ選択ボタン】だった場所は
【scaleタイプ選択画面に変わります】
ここを使って【Chromatic】の【Step12】にすることで見慣れた鍵盤になります。
(ピアノ鍵盤デフォルトの設定選択が出来るようになって欲しい。。)

おそらく鍵盤モードで感じたことは「音しょぼくない?」というのがあるでしょうw
最初にコードでボタンを押した後だと音的に弱く感じるかと思います。
鍵盤モードを使う時はコードモードの音に影響を受けないようにしないといけませんねw

【Lisbon】の音について
選択できる音色は69種類+デフォルト1種の合計70種類
個人的印象としてはエッジはあるけど柔らかいシンセという感じでしょうか。
ぼわぼわした音というわけではないけどやや丸みのある感じ。
【普段使わないような音もコードモードのおかげで違う音として活用できます】

もちろん音作り用のつまみやらは多くついています。ただ。。画面が小さく扱いにくい。
【Lisbonまとめ】
コードモード、鍵盤モードの機能はとても良い。
音作りが出来るようにツマミ等が多いのも良いのだが、詰め込みすぎたのか画面表示が小さすぎて、もちろん操作もしにくい。

というか他のガジェットにもコードモード、鍵盤モードは付けるべきw

といった感じでしょうか。


【Vancouver】について
自由に鍵盤で演奏できる、シンプルなサンプラーガジェットとなっています。
今までも多くのタイプのサンプラーガジェットがありますが、今回のは取り込んだ音を鍵盤で鳴らす事が出来るタイプです。つまり音階を作れる。

私もまだ使い方を模索中ではありますが、音の選択画面がなぜか2か所(?)あります。
おそらくこちらの画面が普段選択するような画面ですね。
49種類とデフォルト1種の50種類あります。

それと別の部分で
画面中央の【サンプリングファイル名】の部分をタッチする事でも音選びが可能です。
こちらの画面から【インポート】を選ぶと
【AudioShare】【DropBox】【AudioPaste】【Sampling】等から取り込む音の選択が出来ます。この辺りは次回以降にもう少し掘り下げていきた部分です。
あと、鍵盤タイプという事で【scale】からコードは選べます(以前からのタイプ)

【Vancouverまとめ】
音階をつけれるという点では色々な可能性もあるので個人的にはリリースが遅かったくらい。ただ、画面はシンプルだがタッチできる部分も多くこちらももう少し全体的にボタン等触りやすいようにして欲しかった。



【DeeMaxについて】
ラウドネス・マキシマイザー「DOTEC-AUDIO DeeMax」をガジェット化という事で
今回追加されたガジェットの中では一番シンプルです。
音圧を上げて音を大きくする。
ボタンも
【稲妻マーク】電源(オンとオフ)
【TURBO】歪ませても音を大きくする
【SAFE】あまり音を歪ませないようにする
【レバー】
 これは触った方が分かりやすいでしょうw説明よりもツイッター等で動画を上げている部分を見る方が分かりやすいかと思います。

【その他のアップデートについて】
Alihoopaでのコルガジェのファイル共有が可能になったようです。
自分が作ったフレーズやパートを人に委ねていく、というようなことが出来るようになったという事ですね。これは自分の中では出ない部分を他者から刺激としてもらえるので色々な事が出来て楽しそうです。


【今回のアップデートの総括】
待ち望んでいた鍵盤サンプラーとか【やりたい事】【出来る事】が増えたのは普通に嬉しい。ただ以前のガジェットに比べボタンの押しにくさを凄く感じる。
まぁこの辺りは色々なプラットフォームで出てるからシンプルすぎるのも。。って部分があるのかもしれないが、やはりiOS(iphone)での操作性はもう少し意識してほしかったかなぁ。




0 件のコメント:

コメントを投稿