2018年12月25日火曜日

第114回「グルーヴって何だろう?」

こんにちは、りざーどです。
今回はよく使うけども実際にはしっかりとした認識のない
何となくワードナンバー1の【グルーヴ】という言葉について考えてみましょうw
おそらく【ノリ】とか【雰囲気】というニュアンスで使われる事が多いと思います。
それでは私なりの考え方とかをまとめていきます。

まず楽器について考えます。
生楽器と電子楽器があります。それぞれの特徴から考えを進めていきましょう。

生楽器
①チューニングが必要
②クォンタイズされていない
③全ての音の強弱が違う
この辺りが生楽器の特徴かな?と。
そしてこれが電子楽器の特徴と結構真逆な部分になっていると思います。

まず、①のチューニングが必要
ギターがとくに顕著だと思いますが、生楽器は基本的に音の調整が必要なものが多いと思います。ピアノの調律であったり。
ドとレの間に聴きとれるかは別として、実際には無限の音の違いがあるはずです。
そして、人がチューニングを行うのだから、完全な音階にはならず僅かな誤差が生まれるのではないか?
それが機械では一定である事の多い音階との違いとなり、生楽器のグルーヴになっているのではないだろうか?

そして、②のクォンタイズされていない
打ち込みの場合は自ら選んで行ったりリアルタイム録音でない場合はクォンタイズされている事がほとんどでしょう。つまりグリッド化されたマス目に音が整然と配置されている状態です。4つ打ちのドラムとかはその完全なる配置が気持ちいい部分もありますが、生楽器の場合人の演奏なのでタイミングが常に完全ではありません。ドラムで僅かにもたったり、走ったりというタイミングのムラがグルーヴを生んでいると思います。
もちろん1音だけでなくメロディーで曲が構成されるわけですから、音階移動のタイミングについても少しづつムラが生まれたりするわけです。

そして③全ての音の強弱が違う
②で挙げた点と近いですが、勿論全ての音が生楽器だと強弱に変化が生まれています。

さて、ここまで進めてみて【生楽器すげぇな!】となるかもしれませんね。しかし、タイミングも強弱もチューニングもバラバラでは曲になるでしょうか?w
まぁダメですよねw
【優れた演奏者が限りなく正確なものを求め、その中で生まれるムラ】が生楽器の生み出すグルーヴの正体だと思います。
それは、長年磨き続けてきたテクニックであったり多くの経験がないと難しい部分が多いでしょう。あと、才能とかorz

そしてこの記事をご覧頂いている方はDTMの人ばかりと思います。
ここまでで「もう分かった」という方も多いでしょう。
つまり
【打ち込みでグルーヴ感を出す為に、クォンタイズをメインに使いながらも僅かなムラ等を意図的に作れば良い】という事です。まぁこれが難しいのですがw

人(演奏者)は機械的な正確さを求め、機械(DTM)はムラを求める。
それぞれが互いの方向に向かうという感じですね。そこからグルーヴが生まれる。

テレビのカラオケ王みたいな番組ではカラオケマシンで正確な点をとる為に正確なタイミング、音階で歌う事で点数を競ってたり、そしてボーカロイドを使う人はよりリアルを求めるように強弱とか細かな調教をして機械らしさを減らすようなw

さてDTMのクォンタイズについては、以前私が記事にした【部分的にクォンタイズを切ってドラムを配置する】みたいな事であったり、良く聞く話ですが打ち込んだドラム1音1音の位置とベロシティを変更するというのがありますね。②と③。
シンセのアタックタイムを他の音とずらして全部の音が小節ド頭に一斉に鳴らないようにするであったり。
①についてはEDMとかで聴く音とかは1音でも音の最後が上がるものとか下がるものというように一定の音でないものもあるので、そういう部分がグルーヴ感を作るようにしているのかな?(KORG Gadgetのシンセとかもそういうの多いですね)
あとは、エフェクトのサイドチェインとか、TB-303のアシッドサウンドのような音も音の変化にツマミをいじるというアナログな部分があるのでグルーヴ感を出す要因になっていると思います。

これを全部意識してグルーヴのある曲を作ろうとしたら、多分出来ませんw
あくまで考察(もしくは妄想)なのでw
ただこの記事を読んだ方の何かしら潜在意識に働かせる事が出来ればなぁw

あと、生楽器の中で【声(ボーカル)】というのもありますね。
機械的なハウストラックにソウル系ボーカルが乗っててカッコイイ曲みたいな。
私もよく使うオートチューンはボーカルの生音らしい音階の変化を無理に音階的にクォンタイズ化(?)させるようなものなのでこれもグルーヴ感を出すのに手っ取り早いんだろうなと今気づきましたw歌下手でもごまかせるしw

もちろん全てクォンタイズ化された機械的な曲がダメとかいうわけではありませんよ。私自身もどちらかというとそっち寄りですから。ボタン一つで全ての音が機械的に動き出すというのがやっぱり好きではあるのでw

今回はグルーヴについて考えるという内容でしたが、いかがだったでしょうか?
これを全部やるのは難しいし何か1部分だけこだわってみて作ってみるのはどうでしょうか?





2018年12月24日月曜日

第113回「KORG Gadgetアップデート」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
先日コルガジェの新しいアップデートが来ました。
今回のアップデートでver3.7.2となります。

内容としましては
・KORG Moduleの「Organ & Clav Collection」に対応。
・スタンダード・MIDI・ファイルのインポート改善。
・全画面表示時のトランスポート・コントロールに対応(iPhone4s除く)
・Allinhoopaの提供を終了。
・その他いくつかの不具合修正

となっています。
KORG Moduleもアップデート(ver2.7.2)が入り、追加音源「Organ & Clav Collection」が購入出来るようになりました。KORG Module PREMIER Vintage Organ購入者は無償で利用出来るそうです。

今回のアップデートで大きな部分と言えば、Allihoopaサービスの終了に伴い連携が出来なくなるという点ですね。1月17日にAllihoopaのサービスが終了との事で、それに合わせたアップデートという事です。
つまりギリギリまでAllihoopaを使いたいという方は
【まだアップデートしなくていいかも】
プロジェクトファイルのバックアップは「Mixtape」というものから行う事が可能だそうです。
詳しくはくらんけさんの記事をご確認下さい。

個人的にはそろそろ新しいガジェットでも欲しいなぁと思っているんですがw
アリフーパ終了後の新しい作曲家どうしの繋がりを作るものも出て来るといいですね。

2018年11月29日木曜日

第112回「DJが使いやすい曲の構成を考える」

こんにちは、りざーどです。
今回は、曲の分析をしていこうという内容です。
曲作りをしていく上で特定のジャンルでの決まった部分等を知っている事でより曲が作りやすくなります。
今回一例として紹介するのは、クラブミュージックとしてDJが使いやすいのは?という部分です。
クラブミュージックといってもジャンルは勿論多くあり、それぞれ違う点も多いものです。ハウスやテクノ等は曲の始まりと終わりはドラムのみで繋げやすいようになっていますが、ヒップホップ等は速さやら構成やら多岐に渡っておりテンプレを明確にするのは難しいかな?と思います。
そんなわけで私が説明しやすいという理由からハッピーハードコアにしますw

ハッピーハードコアの特徴として
BPM170前後、ピアノブレイク、女性ボーカル等が多く含まれています。
勿論ハッピーハードコアでも色々なスタイルや曲調がありノンビートで始まる曲も結構あります。
ただ、今回はDJが使いやすいというテンプレを作るという方向でいくので、ベタな部分で分析と構成をしていきます。

参考にしたのは
LOVE DECADEのSO REAL(B and S remix)です。
この曲が超かっこいい!

8小節 ドラムンぽいリズム
8小節 ドラムンにハット追加
16小節 昔のハードコアテクノらしいシンセブレイク追加
    後半ドラムロール
16小節 ベースと4つ打ちドラム追加
    (8小節後から裏打ちハイハット追加)
16小節 ボイスサンプルのループ追加
    (後半ドラムロールでラストにボイス残しで抜き)
8小節 ピアノブレイク
24小節 サビ1

とここまでが、前半部分といった感じです。
基本16小節毎に大きな展開があります。
冒頭から16小節過ぎた所でまずシンセブレイクがあります。

さらに16小節過ぎるとドラムもしっかりと入って来るので、ここでDJとしては曲を変えるポイントになっていますが、その前の16小節でも切替えやすいようになっています。
(ショートミックス用に便利な構成ですね)
さらにロングミックスで曲の完全切替えをピアノブレイクで持ってくるように32小節じわじわとミックスする事も可能になっています。
冒頭から数えると64小節目でピアノブレイク、完全切替えという感じです

この形をテンプレにしておくとハッピーハードコアのDJミックスをする時に使いやすいものが作れますし、ミックスに適した展開になります。
このような形を明確化する事でコルガジェで作っていく時にsceneの把握がより行いやすくなります。GarageBandの場合もループさせたトラックの分割等が行いやすくなります。
あと、経験上ハッピーハードコアを作る時に一番苦労するのが、実は冒頭だったりしますw
ここにいかに力を入れるかが難しいけど、繋ぐ時により良い曲になるようなブレイクビーツであったりボイスサンプルであったりカットインで遊べるようにしていくのが頑張りどころですw

先程のSO REALのリミックスですが、今回紹介した後の部分も
トランスシンセによるブレイク(上げ所)からドラムが入り、
そのあと最初にあったハードコアシンセブレイク、ピアノブレイクと
少しづつ一緒に流れる音(ドラム等)は違うがもう一度繰り返すようになっています。
ただ、この曲も後半では16小節毎の展開を破る部分が1ヵ所あります。
たしか2小節だったかな?トランス要素のある曲とかで多いような気がしますが、ドラムとか上とか全部鳴る盛り上がり部分の前に1小節とかの抜き部分を作っている曲がたまにあります。
DJをやる人はしっかりと曲を覚えておかないと、次の曲のリリースポイントがずれてしまう事があるので注意が必要ですw
作り慣れていない時は素直に16小節進行で曲を作ると良いでしょう。

いかがだったでしょうか?
今回はハッピーハードコアという狭いジャンルで分析を行いましたが、なんとなく「あー徐々に音が増えていくんでしょ?」くらいの感覚で作るよりは、
【どの音を追加するか?】がはっきりとしたと思います。
自分の好きな曲がどのような展開をしているのか?この辺りを分析し知る事で
より作りやすくなると思います。是非役立ててみて下さい。

2018年11月24日土曜日

第111回「遅い曲のリズム作り」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
みなさんは遅い曲を作るのはどうでしょうか?
私は苦手ですw
今回はその辺りを書いていきます。
遅いといっても人それぞれではありますが、HIPHOPとかは結構ゆったりとしていて作るのが難しいと感じています。

では、何故遅い曲は難しいのか?
これにはそれぞれの音が出ている時間というのがあると思います。
リバーブやディレイが無い状態だとそれぞれのドラムの音の隙間で無音の部分が生まれスカスカの印象が強くなるというのが問題点として出て来ます。
では、どうすれば良いのか?

以前記事にもした部分ですが、ドラムにディレイを作るというのがあります。
エフェクトの設定等が分かりにくい場合には別トラックとして同じドラムガジェットの音をミキサー部分で小さくして元のドラムの配置した次の場所に配置するというものです。
(1に元がある場合、2に小さいドラムを配置する。1小節16分割で言うと)
これをする事でディレイ感を出す事が出来ます。

後は【ハット】の配置でしょうか。
隙間になりそうな部分にハットを入れたり、リバースのハットを入れたりして多少の隙間を埋めるのも良いと思います。

さらには、これも以前記事にしたドラム打ち込みの一部分をクオンタイズなしにして入れるというやつですね。私はド頭の1のキック、5と12のスネアはそのまま入力し、間の部分を最近はクオンタイズを切ってリアルタイム録音で微妙な場所に配置するようにしています。主にキックのみですが。
この辺りとグルーブ感を出す為に少しづつベロシティを変えるのも良いみたいです。
生音感を出すというやつですね。
多分スカスカになりすぎるというのは、きっちりと決められた(クオンタイズ)譜面で打ち込むというのがよりスカスカな感じになるというのがあると思います。

ただ、結局のところは
【遅いトラックはドラム音色が命】
これにつきるので、試行錯誤をしていくしかありません。気に入った遅い曲のドラム音色に近いものを選んだり、多少つまみをいじったりして近い音にする。
これをしていく事で徐々に音作りがどういう事が分かってくる部分もあるはずです。

あと、初心者の方に良いアドバイスとして
【倍の速さのドラムを作る】というのもw
「遅くないじゃん。本末転倒じゃん!」となりますが、これも結構有効です。
例えばFATBOY SLIMのweapon of choiceという曲だったらBPM98と遅めの曲なんですが、倍のリズムの速さという感じでノリの良さが出やすくなっています。
BPM85から90あたりだったらドラムンベースにしてしまうのも良いでしょう。
ドラムが倍でも上がゆったりしていたら多少忙しなさはなくなるので。

リズムを全て埋めてしまわなくても、ベースであったりサンプリングしたフレーズであったり常に音が鳴るようなものがあれば違和感は多少減りますし、小節始めや小節終わり(12スネア)で他の音をミュートさせて一瞬の空白を作るのも曲全体の中でメリハリを作るという点でヒップホップとかには良い感じになります。


2018年10月15日月曜日

第110回「コルガジェの設定Background Audioの小技」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
今回はKORG Gadgetでの皆さんが知っている機能についてw
【設定】から(KORG Gadgetでなく、iphoneの)Gadgetの設定を触れる部分があります。コルガジェのメイン画面の右上の歯車がコルガジェの設定画面ですが、
【その他の設定】という部分をタッチする事でいくつか別の設定項目が出てきます。
この中に【Background Audio】というものがあります。
初期状態ではオフになっていますが、これをオンにする事で
iphoneがスリープ状態になっても音を再生し続けてくれます。
※バッテリーは減っていくのでアプリ終了は【ホームボタンを押すだけでなく】
【ホームボタン2度押しでタスク終了をしましょう】

まぁ私も知ってはいても、バッテリー食うのが嫌いという理由で使ってはいませんでした。しかし、これを使う事が便利という環境の人もいる事に気づきました。

【自分でトラックを作って、歌詞も作る人】

はいw私ですねww
つまり私の場合はトラックを作ってある程度構成を作ってから、それに対し歌詞作成という手順が多かったので、今までは仮トラックをエクスポートして【ミュージック】に入れて聴きながら歌詞作成、場合によってはトラック作成に戻り曲構成を変更みたいな感じにしてました。
で、曲の構成を最初の段階で作る時に1sceneにまず全部の音(抜き差しなし)を作った状態にするのですが、あとで曲構成をいじり直すのも場合によってはしんどいんですよねw

そして、気づいた事。
【バックグラウンド再生】だったら【メモ帳起動しても音は鳴る】という事です。
つまりコルガジェでサビ用のループにするとか(使わないパートをmute)して
延々書けながらメモアプリで歌詞を考える事が出来るわけです。
仮トラックをエクスポートして歌詞を作り歌おうと考えつつ「あーここのトラックの展開直しておかないと録音もできないなぁ。。」みたいな事になるのが減るわけです。まぁそういう場合は歌詞も途中までしか出来ずに「まずトラック直さないと続きも書けねーよ」みたいな事にもならないって事ですね。

トラック作るし歌やラップもするぜ!って人にはこの機能はおススメです。
私もこの機能に気づいて延々再生しながら歌詞作成を今頑張っています...

がw歌詞で良いのが浮かばないというw

良ければ試してみて下さい。ただしバッテリー残量とタスク終了は忘れずにw

2018年10月2日火曜日

第109回「iOS12以降の諸々について」

こんにちは、りざーどです。
更新が遅れており今更感がすごいですが。。
iOS12のアップデートにより諸々アプリのアップデートもありました。
まず、
GarageBand(今回のアップデートでバージョン2.3.6になります)
・Touch InstrumentとDrummerのApple Loopsコレクションが追加
・MIDIファイルの読み込みと再生がサポート
・安定性の向上とバグ修正
となってます。SOUND LIBRARYもNEWの文字が出ているものが多いので私は一応DLしなおしました。追加されているのがどれくらいなのか元を数えてないので分からないですがw

KORG Gadget iOS(今回のアップデートでバージョン3.6.2になります)
・曲データをQRコードでKRG Gadget for Nintendo Switchから受信する機能追加
・ファイルアプリでのプロジェクト共有に対応
・その他、使い勝手や安定性の向上のチューニング
 Stockholm
・スライス・ロック・モード:PrefページでSlice Triggerボタンを長押しする事で、スライスのアサインを固定する事が可能。機能が有効時はボタンが点滅。ボタン長押しで再度無効に。
・ループ・ラッチ・モード:PrefページでLoop Triggerを長押しする事で、ノートが終わった後もループ再生し続ける事が可能。こちらも有効時はボタン点滅、長押しで解除。
・ファイル読み込み速度を改善。

といった感じになっています。個人的にはガレバンはもっとでかいアップデートを期待してるんですが。。
あと、コルガジェもファイルアプリでプロジェクト共有が可能という事は、
【ファイルアプリ】に保存したプロジェクトをLINEとかで知り合いに送ったりする事が可能なのかな?だとしたら共同作業がかなり捗りそうな気もします。
ただ、コルガジェのアップデートしてから私の環境(iPhone6s)ではスリープやホームボタンで停止したら音が出ない事が時折見られてます。保存してタスク終了からの再起動では大丈夫ですが、やや前よりその点もっさりしたかもという印象です。

そろそろ新しい曲でも作りたい。出来れば歌ものw

2018年9月6日木曜日

第108回「Reason CompactをダウンロードするとReason liteがもらえます」【iOS】

こんにちは、りざーどです。
先日よりapp StoreにてリリースされたDTMアプリ【Reason Compact】。
これを手に入れて、メールアドレス等をユーザー登録すると
【Reason lite】を無料ダウンロード出来ます!(期間限定)
もちろんReason liteはPC用なのですが、KORG Gadgetに搭載されたStockholm(Dr.Octo)も入っており、コルガジェユーザーでReasonを持っていなかった人にはとてもお得な事になっています。
くらんけさんのGADGET-JUNKIES.NETで紹介されていますが、
コルガジェのStockholmで新たな音を使用する事が可能になります。
amen breaksを入れておいたらとりあえず便利かなぁwと思ってます。

では、手順。
①App StoreにてReason Compactをダウンロード。
②開始すぐにユーザー登録のような画面が出て来るので、メアドとパスを登録。
 
 ※登録後、メールが返ってきますが、私が試した時は2,3日待つ事になりました。
  混んでいるのかもしれません。
  ちなみに使用するメアドはパソコンで確認出来る奴の方が良いですよ。
  この先の手順全てパソコンで行うので。
③メールがやってきたら、リンクからダウンロードをする。
 インストール後、ユーザー登録があるので登録したメアド等を入力する。

以上の手順になっています。アプリからのユーザー登録で反応がなく登録出来ているのかわからずに別のメアドを使ったら後で申し訳なくなりましたw
みなさんは同じような事のないようにw

2018年8月24日金曜日

第107回「Recifeの活用方法」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
先日紹介したGadgetSonic2018参加用にもう1曲投下しました。
song of GadgetSonic(ガジェットソニックのうた)



目立つ事をしなくては!とラップをやりましたw
まずは、この紹介をw

ネットストリートの路地に集った
スマホを弄る老若男女
ベストビートを持ち寄って
競い打ち上げるFIRE WORKS!!!
あらゆる都市を縦横無尽に
London、Recife、Stockholm
仕入れた火薬をバチバチ鳴らして
この夏一番王者を決める!
磨いた感性未だ未完成
それでも誰にも負けないハート!
皆それぞれが違う色出して
空で混ざり合い新たな色へ
音と光の軌跡より高く
空の景色がより遠くまで
まだ知らぬ人に届くまで
空に広がる大花火!!!

天に届くまで鳴らせコルガジェ
勢いはまるでJet Sonic!!!
僕らで競うドッグファイト!
目指す頂点Gadget Sonic!!!

といった歌詞です。夏だし、祭りだし、花火大会っていう感じで作ってみました。
ロンドンレシフェストックホルムの部分はドラムも そのガジェットを使うようにしています。今回は、前回覚えたブレイクビーツのドラム部分をわずかにずらすというのを使用ちたのと、あとは後半に入ってるスクラッチのような音です。

このスクラッチの音Recifeのみで作っているのですが、時間と手間をかければスクラッチに近い事が実は可能です。どのようにやったかについて説明をしていきます。


さて、今後もRecifeを使っていく上で一度やっておくと良い事をまず紹介します。
ほとんどのガジェットについているInitというデフォルトの状態がまずRecifeにはついていません。自分でドラム等を音色を選んで組んだりしていく事も考え手動で【Init Recife】を作るのが良いでしょう。【start】【length】【decay】【pitch】【pan】【level】
このあたりを全てのパッド同じにしましょう。
【start】0%
【length】10000.0ms
【decay】0.0ms
【pitch】0
【pan】中央
【level】100
(私の場合はgroupというのも切ってます。
ついでに音色も全部同じにしています。)
※何気にピッチ0にしていくのがしんどかったりします。
全てのパッド(16個)を同じにしたら、まずは間違いのないように
【とりあえずプロジェクトを保存】
そのあと、ドラムキットボタンから【ファクトリー】から【ユーザー】に切り替え。
【Save As】を押し、Init Recife等自分がわかるような名前に変えておきましょう。

これをしておく事がこの後紹介するスクラッチキットを作る時にも役に立ちますし、色々なハイハットを集めただけの【ハイハットキット】等を作るのにも便利です。

続いてスクラッチキットの用意ですが、声ネタだとVocal Technoの「アテンション」てのが一番使いやすいかな?と。スクラッチ自体は色々な音を使う事も出来るのでこれはそれぞれのアイデアとセンス次第という部分もあります。
ただ声ネタだとアテンションが一番良いかな?
(実際はBilbaoにリバースボタンがあれば、サンプリングで取り込んだものを使えるので最強になるんですが。。。)

それでは、とりあえず16個全部に同じ音を選びましょう。
実際はそこまで数なくてもいいかなw今確認したら10個使ってますね。自分の今作った物では。
①オリジナルのまま
②start16% length102.3 pitch-512
③start0%  length98.5    pitch+212
④start0% length97.2 pitch+482
⑤start0% length57.2 pitch+1049
⑥start86% length10000.0 pitch0【リバース】
⑦start85% length10000.0 pitch+1101 【リバース】
⑧start87% length10000.0 pitch+2238 【リバース】
⑨start73% length97.2 pitch0 【リバース】
⑩start73% length112.9 pitch+2400 【リバース】
Vocal Tecnoを使い10個このように設定しました。
ポイントとしては、②と⑨ですね。声ネタでなくサーといったノイズのような部分。

実際にスクラッチをやった事がある方ならこれを感覚で配置できるかと思いますが、スクラッチというのはレコードを前後にキュキュっとこすった音です。これは皆さん知っていると思います。
ただ、実際は【普通の速さでのオリジナルの再生】と【同じスピードの逆再生】ではないのです。オリジナルの声ネタをリリースした後に2回刻んで元の状態に戻したり、1回で戻したり、戻すスピードも変わってきます。つまり戻す時に音のピッチもあがるんですね。戻す時だけでなく音ネタをリリースするのでなく前後に動かす場合もあるので【リバース状態でなくても】ピッチがあがる場合もあります。
ターンテーブルの場合はリリース時の立ち上がりにわずかな遅れとかが生じ音の立ち上がりのピッチが遅い事もあります(個人的には上手くいってない時にありますがw)
つまり速さ(ピッチ)の違う音を【前とリバース】を入れたらスクラッチっぽくなるという事です。
そこで②と⑨のような声の入っていないノイズ部分を間に入れたりする事でよりレコードのスクラッチぽさを出す事が出来ると思います。

さらに厳密に(自分にも厳しく)言うと
「アテンション」という声ネタを使いましたが、上の状態は「ア」の部分のみを使っている状態です。
「ア」「テンション」と声自体が区切れているので、よりらしさを出すなら
「ア」のピッチリバース各種と「テンション」のピッチリバース各種がある方が良いという感じですね。「テンション」も「テン」「ション」で区切ったり
よりリアルなスクラッチを求めるならスクラッチが出来るDJアプリとかで触って感覚を知るのが良いですが(だとしたら、それを録音したらここまでの面倒な手間いらないのでは?)
こちらが先ほどの10個を使用したスクラッチ風のものになります。
作る段階で16個作ったので見にくいですが、下から①一番上が⑩となっています。
今回大分スクラッチの打ち込みについては個人的にガジェソにのおかげで掘り下げる事が出来ました。実際コルガジェ縛りという中で個人的にテクい事をしたいと思い試した事ですが、このような事も出来るという紹介でした。

ちなみにスネアの音等はスクラッチにも使いやすいかもしれません。
あとは、声ネタと隙間ノイズ変わりにスネアのリバースを部分的に使用する等もありですね。

2018年8月22日水曜日

第106回「GadgetSonic2018に曲投下!!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
前回紹介したGadgetSonic2018に曲を投下しました。


BPM85のラップ用トラックです。
今回使用したのはKORG Gadgetの
Stockholmを3つ
Glasgow
Lisbon
Bilbao
Salzburg
Montpellier
といったガジェットです。
StockholmはJazzy Keys2とDownbeat DrumsとDisco Drumsを使っています。
メインとして新ガジェットを使用した感じですね。
あとは、今まで使っていなかった部分としてBilbaoでのドラム打ち込みに関して、
打ち込みで今までやっていた部分にリアルタイム録音も使い、打ち込みでは出ない部分の配置を行ってみました。よりブレイクビーツらしさが出せたかな?と。
しっとりとした雰囲気を出せたのは普段と違う感じで気に入ってます。
あとは、Jazzy keys2をストックホルムでベタ貼りしたあと音途切れのプチというノイズが気になったので、長さをやや調整して目立たないようにはしてみました。

第105回「Gadget Sonic 2018開催!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
現在GadgetSonic 2018という「非公式」楽曲コンテスト開催中です。

楽曲コンペティション・イベント「GadgetSonic 2018」は、自作曲を楽曲共有サイトにアップし、ハッシュタグ「#GadgetSonic2018」をツイートするだけでエントリー完了。
優秀3作品には、コルグ社製シンセサイザー「volca」シリーズ3機種が、それぞれ贈られます。
【重要】GadgetSonic 2018は、株式会社コルグ、株式会社ディチューン、およびすべての権利所有者とは全く無関係の、非公式・非営利なユーザー草の根イベントとなります。
また、Nintendo Switch版KORG Gadgetを対象とした公式楽曲コンテスト「ガジェ1」とも関係ありませんのでご注意ください。
くらんけさんのGADGET-JUNKIES.NETより引用 
すでにモバイルサウンドラボをご覧になっている方はご存じだと思いますw
Taiki overthere@taiki0405m さんが発起人となり今回の企画の運びとなりました。
優秀作にはKORG Volcaシリーズが賞品として贈呈されるそうです。
ほぼ新品との事でこちらもTaikiさんが提供してくれているそうです。

ルール
【KORG Gadget for Mac/iOSで作成】
【オリジナル曲】
【5分以内の曲】

【楽曲共有サイトにアップする】
 【SoundCloud】【YouTube】【Allihoopa】
  のいずれかに参加者のアカウントでアップロード。

ハッシュタグ【#GadgetSonic2018】を付けてtwitterに投稿。

期間は8/18(土)~9/9(日)

選考は
Taiki overthere@taiki0405m さん、
 さん、
くらんけ@Gadget_Junkies さんが担当となっています。

つまり必要なものは
【コルガジェ(マック版かiOS版)】
【SoundCloud、YouTube、Allihoopaどれかのアカウント】
【Twitterアカウント】
【やる気】
といった感じですね。

要は【祭り】ですよ!是非参加していきましょう!!
私もいくつか曲を出そうと考えております。
多分初心者の方は「自分はまだ出せるようなものを作れない」と考えたりして
尻ごみする事も多いかと思います。
しかし、
【人に聴いてもらう機会が増える事でモチベーションや作曲レベルが格段に上がります】
また、(ほぼ)同じ環境での作曲で「こんな音出せるのか!?」とか新たな発見にも繋がります。
多くの参加者が集うのを楽しみにしています。是非!

2018年8月8日水曜日

第104回「iphoneアプリのファイルの活用方法」

こんにちは、りざーどです。
今回はiphoneにある【ファイル】というアプリについて、
私が覚えた使い方を1つ紹介していきます。

曲を作った(もしくは作り掛け)けど、とりあえずSound Cloudとかにアップする前に音楽仲間に確認してもらいたい。とか感想をもらいたい。等そういう時はあると思います。
そんな時に便利な機能が1つ分かりました。

私自身、この【ファイル】という機能をややこしそうだからと使っていませんでしたが、ふと【Lineからファイルというものを選べる】事を知り、少し試してみたのですが、この機能は音楽仲間と一緒に共同制作等にも便利な機能だと思います。

今回必要なアプリ
Line
Dropbox


曲を作った時にまずDropboxに保存しておきましょう。
ここで重要なのは、wavファイル等大きなファイルではなく、mp3等の方が良いという点です。通信量は出来る限り軽い方が良いという事ですね。

【ファイル】アプリから【ブラウズ】を選択し【場所】Dropboxを選びます。
先程アップしたファイルをタッチしましょう。ダウンロードし読み込み再生されるようになります。(この工程はいらないかもしれません。。)
とりあえず、ファイルとDropboxの紐付けが必要と思います。

次にLineから【+】を押し、【ファイル】を選択するとDropboxのファイル等が表示されます。ここから送りたいファイルを選択する事で相手に送る事が可能です。

また、【ファイル】から【選択】を選び、音楽ファイルを選ぶ事でAudioCopyやAudioShare、Documents等にコピーする事も可能なようです。

この機能の良い点は前述のように
共同制作の際に進捗状況を伝えたり、一般公開しないで知り合いに曲を聴いて貰ったりが出来るという事です。
KORG GadgetはDropboxにエクスポート可能ですが、wavファイルで容量が大きく今回の方法では適していません。別ファイルに変換等をiphone内でするか、PCでmp3変換後になるでしょう。
しかし、GarageBandの場合は作製中のプロジェクトファイルも【ファイル】アプリに保存出来るので、共同制作等が可能と思われます。
曲としてのエクスポートも【無変換でなく容量軽くしておけば良いかと】
オフ会とか音楽イベントに行く際もDropboxに名刺代わりの曲をmp3で用意しておけば、何かと便利な事があるかもしれないので、是非試してみて下さい。

ただ、知り合いから聞いた話では場合によっては、音質がおかしい事もあるらしいので、その辺り完全信頼しすぎずにw

2018年7月14日土曜日

第103回「KORG Gadgetアップデート 追加ガジェットStockholmとは」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
7/11にKORG Gadget(以下コルガジェ)にてアップデートがありました。
今回のアップデートでバージョン3.6.0になります。

いくつかの不具合改善等がアップデート内容にありますが、
今回の目玉は新しいガジェット追加です。

・Stockholm by Reason:Propellerhead ReasonのDr.Octo Rex Loop Playerをガジェット化しました。

となっております。ちなみに【1800円】※現在セール中で1200円

私はReasonというDAWを持っていないのですが、どうやらReasonのオーディオループファイルをコルガジェ内で使用出来るようになるという事みたいです。

Reasonを持っていない人にはどうなんだ?という点を考えながら
課金して導入してみましたw
感覚としては以前からコルガジェの追加ガジェットであったAbu Dhabiに近い感じで
読み込んだファイルをスライスして並び直したりする事が出来るという感じです。

「じゃあアブダビあればいいんじゃね?」と私自身も感じたのですが、
大きな違いとして

【プリセット音色が強い】とまず感じました。ドラム関係のプリセットが多く良さげなブレイクビーツも結構収録されていました。
アブダビはプリセット音色が53あるのですが、どれも似たテイストだったり使うのにややクセのある感じが多いかな?と。
それに比べ、適当に配置しても適度な主張の音で使いやすいという印象です。

プリセット音色にそれぞれ元BPMが表示されており、どうやらRexファイルというループファイルならコルガジェのBPMに合わせてループファイルの速さも変更してくれるようです。これについては今まで痒い所に手が届かなかった部分なので使いこなす事で曲作りの幅が大きく広がりますね。

ストックホルムの問題点として感じたのは
【画面で触る部分が多くてiPhoneでは操作しにくい】wこれですw
実際簡単に使う分には
【使用したいループを選択】【COPY LOOP TO TRACKボタンを押す】
これで打ち込み画面にループファイルを自動入力してくれます。
より細かい部分を触るとかそういう点では極めるまで道のりがあるという風に考えたらやる事がなくなったと感じてからでも良いかもしれません。
こちらがメイン画面となります。
左側にあるボタンを押す事で波形画面がそのボタンのループファイルを表示します。音の確認は波形画面をタッチしつづけると再生されます。波形画面中央上にある【COPY LOOP TO TRACK】を押すと打ち込み画面に自動入力されます。

画面中央の【SYNTH】ボタンを押す事で細かな調整画面になります。
※iPhoneでは操作がよりきびしくw

さらに右にある【PERF】というのをタッチすると鍵盤画面になります。それぞれスライスされた音が鍵盤に割り当てられた画面になっています。

さらに【KEYS】の横にある【PADS】を押す事で波形のPAD画面になります。
RECボタンでリアルタイムに叩く事が出来ます。MPC的な使用方法が出来るようです。
ちなみに波形画面では打ち込んだものの該当部分が光るようになっているので、視覚的にも打ち込み状態が確認できますね。
ちなみに左上のノブを回す事でキットの音色を変える事が出来ます。(番号変える)

Reasonをすでに持っている人にとってはとても便利なガジェットになりますし、
ドラムの打ち込みを自分でやっていてもどうも限界を感じるという人にも導入をお勧めします。私自身、打ち込みに限界を感じている状況で何か光が見えましたw
あとは、コルガジェでrexファイルを生成出来れば最高なんですがw

GarageBandの強みであったAPPLE LOOPSに近い機能を遂に搭載する事になり出来る幅が増えたコルガジェ。個人的には次のガレバンのアップデートも楽しみです。
是非競い合って欲しいw

ちなみに現在コルガジェ本体は半額セール(4800円→2400円)
他の追加ガジェットもセールにて安くなっていますよ。(8/8まで)




2018年6月3日日曜日

第102回「Brusselsで音作りを始めてみよう!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
今回は音作りとかをまだした事がないという初心者向けの内容となっています。
シンセでの曲作りとなったら避けて通れなくなってくるのが音作りです。
私は今まで避けて逃げ続けていましたがw

そんなわけで音作りを詳しく知らない私でも使うパラメーターが少なくある程度作れた気になれるものとして、KORG GadgetのBrusselsです。


Brussels
厳選されたシンプルなパラメーター構成、直感的なユーザーインターフェースのシンセサイザーガジェットです。


といった紹介がされている通り他のシンセガジェットに比べて扱いやすくなっています。

それでは、各項目の紹介を知識はないけどしてみますw

PERFORMER、GENERATOR、OUTPUTの大きく分けた3項目があり、

PERFORMERにはPUMPとREPEATの2つ

GENERATORにはDIFFUSE、GLIDE、BOTTOM、TWIST、FILTERの5つ

OUTPUTにはREVERB TONE、REVERB LEVEL、OUTPUTの3つ

それぞれ小項目としてあります。


まずはPERFORMERの項目について

【PUMP】は立ち上がりが少し遅くなるような感じで下から上へうねるようになります。
サイドチェインというやつかな?そういう感じに近くなります。
鍵盤を押しっぱなしで確認すると1/4小節単位でうねるようです。
テンプレの音色もこの項目をいじっているのが多いですが、素直な出音にするならオフにしてみると良いでしょう。

【REPEAT】は押した鍵盤を刻むような感じになります。



続いてGENERATORの項目について

まずは、【GLIDE】ですが、この値を変える事でピッチベンドというのかな?押した鍵盤の音程が上がったり(下がったり)します。
先ほどのPUMPが音の強弱のうねりがメインなのに対して、こちらは音程の縦うねりという感じですね。

【BOTTOM】は値を変更する事でオクターブ下の同じ音を出すようで、
音の太さとエッジが効いた音になります。

【TWIST】は値をマイナスにするとギュイーンという感じで音が上昇するようになり、プラスにするとキューンという感じで下がるような音の変化が出てきます。

【DIFFUSE】は複数の音が重なったような音になります。(コーラス?)

【FILTER】はGENERATOR全体の出力に関わっており、下げる事でこもったような音になります。ちなみに0にすると音は出なくなります。(下げる事で音は小さくなっていきます)



最後にOUTPUT項目について

【REVERB TONE】と【REVERB LEVEL】は音のリバーブの掛かり方に変化が現れます。【OUTPUT】はガジェット自体の音の出力になっており、0にすると音は出ません。このOUTPUTに関してはメイン画面の縦フェーダーもあるので、元の127から動かさなくて良いように思います。


以上が知識のない人間による各パラメーターの説明になりますw
個人的にはDIFFUSEとBOTTOMがお気に入りです。
この2つを触るだけでも音の変化は結構ありますし、エッジの効いたシンセベース等に便利です。

一応今回はBrusselsガジェットをメインに使用した曲を作ってみました。
Brusselsは5つ使用しています。一応は全部音を作ってみました。
(似た感じのもありますがw)
あとは、RecifeとLondonを1つづつ。
まぁ縛りという感じですねw

作ったジャンルはUK HARDCOREとかハッピーハードコアに近い感じにしました。





一応作った(というほど作ってない)5つのパラメーターです。
久々の縛り(追加購入ガジェットなしも含む)は楽しかったです。
作った曲自体はもっと色んなガジェットやらサンプリングを入れたら良くなりそうとは思ってるんですが、今回はBrusselsメインという事でw

実際今まで音作りもなんとなく適当にいじるという事が多く、(多分これからも)
理論とかはわかっていませんが、それでもBrusselsは分かりやすいので
「こういう感じなのかぁ」と知ってもらうには良いと思います。
いじるパラメーターが少ないという事は、逆を言うと変化の限界が早いという点はありますが、楽しさを知る事で次のステップにいけるのではないかな?と思います。


2018年5月5日土曜日

第101回「いかに物欲と向き合うか」【雑談】

こんにちは、りざーどです。
現在物凄いスランプとなっていますw
曲は作れるという感覚はありながら、どうも作りたいものが作れないw
完成まで作る前に「なんか違う」っていう状態の繰り返しですw

そして、今回は今までの自分の経験を振り返りながら戒めとしての内容になっています。
しかし、多くの方に【刺さる】内容ではあると思います。
それでは、いってみましょうw

何事も趣味を始めたばかりだと特に感じる部分であり、ある程度中級者になっても付きまとうものである【物欲】
どういう事かと言うと、
「もっと良いマイクだったら綺麗な音になるのに」
「フリーソフトだしプロ用のDAWが欲しい」
「もっと理想的な音色があれば作りやすくなる」
こういった欲望があるはずですw

しかし、
コンデンサマイクがあっても歌自体が上手くなるわけではないし、
細かい部分まで管理出来るプロ用DAWを使いこなすにはより細かい部分まで下地の知識等が必要だったり、
音色を手に入れても「やっぱりピンと来なかった」
という事が結構な確率でありますw

私自身もDJ機材が揃っていなかった学生時代
CDJ1台と親父のベルトドライブのレコードプレイヤーでミックスとかの練習をしていました。当時はCD-Rもまだない時代でCDJでかけれる曲は純正のCDw
レコードの速さも変えれないので選曲も難しい状況でしたww
(レコードをかけて、CDJで次の曲をテンポ合わせして繋ぎ、次のレコードのテンポにCDJのかかっている曲を徐々に変えていくというスタイルw)
勿論当時の私が思った事は「ちゃんとしたDJセットがあればもっと上手く出来るのに」
この想いでした。
しかし、DJセットが揃った時(つまり皆と同じ土俵に立った時)
ミックスが下手になりましたw
なんだかんだ、揃っていない環境の方がミックスを慎重に綺麗に繋ごうとしていたのが、
そういう気持ちが減ってしまっていたんですね。
レコードも数が少ない時は、よりしっかりと曲を聴き込んでいたのですが、
ある程度財力が増えると1曲に対し向き合う時間は少なくなってしまいました。
これが私自身の苦い経験w

良い機材や高級なDAWを手に入れてプロと同じ土俵に立つという事は、
より自分と他者とのレベルの差を感じてしまう危険性もあるわけですw
(ネガティブな思考に陥るとですが)
もちろんポジティブに進めるのならそういった思い切りも大事だと思います。

自分のやりたい事に対して金を出すという事はシーンを発展させるのには
勿論大事な事です。誰も何も買おうとしなければ、新しい機材とか作る方も
作る気が起きません。
しかし、使いこなせずに買うだけでは機材とかも浮かばれないと思います。
本当に今の自分に必要なものなのか?試行錯誤はしてみたのか?
この辺りを意識して現状のものを使いこなすというのが
私自身忘れがちになる気を付けないといけない部分と思っています。

高性能なマイクを買ったら音質は良くなるかもしれません。しかし、環境音もがっつり拾ってしまう可能性もあります。今のマイクの音質をどうすれば聴きやすくなるのか?そういった波形編集をしていく事で下地が出来てくると思います。
下地や物に向き合う根気がある程度出来ると次のステップに進みやすくなるのではないでしょうか?
私も苦い経験の中で、
下地としては【CDJを扱うのは上手くなった】というのがありますw

何かしらの下地が出来たらある程度応用が利くというのはあるので、始めたばかりの人は「これが出来るようになったら、新しい機材を買うぞ」みたいな目標を作って進んでいくのも良いのではないでしょうか?
(新社会人もそろそろ初給料の時期ですねw計画的にw)

そして、冒頭の私のスランプですが
コルガジェを使って「この音どう使おう?」とか音色は豊富になったのに
上手く使いこなせていないんですよね。
自覚している部分として
【想像力の欠如】
これだと感じています。あとは、新しいもののインプットが足りていない。
今の課題としては音色使用の為の試行錯誤と模倣
これをやって使える音の幅を増やしていく必要があると。

今までインスピレーション頼りで作っていましたが、私自身も底上げの為の経験値を稼いでこうと思います。

2018年4月1日日曜日

第100回「コルガジェVancouverで色々やってみよう」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
今回はKORG GadgetのVancouverについて少し触れていきます。
Vancouver(バンクーバー)はインポートした音に音階をつけて鳴らす事が出来るサンプラーガジェットです。
しかし、いざ使おうとなるとどういった音を取り込もうか悩む方も多いでしょうw
先日試して良さそうだったものがいくつかあるので是非参考にしてみて下さい。

○オーケストラヒットを取り込んでみる。
オーケストラヒットという音をご存じでしょうか?オケヒと呼ばれたりもします。
ジャン!っていう音でジュリアナテクノ等がイメージしやすいかもしれませんw
音としてはオーケストラ音色(ブラス、ストリングス等)を同時に一斉に鳴らしたものです。
ちなみにこの音はコルガジェにも入っています。
【Amsterdam】に【Orch Hits】というキット名で存在していますね。
アムステルダムだと4種類あるのですが、Tuneで多少はいじれるものの1ガジェットで鳴らせるのは4種類なので限界があります。

そこで、Amsterdamを起動してOrch Hitsを選択。
気に入った音を1小節目の一番最初に貼りつけてみましょう。

再生すると「ジャン」って音が鳴ります。
次にメイン画面に戻り、【エクスポート】を選択。
今回はDropboxを選んでみます。
するとDropboxに先程のオーケストラヒットを鳴らした音がアップロードされます。

次にVancouverを起動。
鍵盤の上、中央部分にある文字表示をタッチして【Vancouver Init】
を選びます(新たな音の取り込みにはこの方が良さそうなので。。)

続いて、中央波形画面の左上にある文字表示をタッチします。
すると、ファクトリー、ユーザー、インポートの選択画面が出るので
【インポート】を選択しDropboxを選択。

先程アップロードしたオーケストラヒットの音を選択。
(Amsterdamを使用したプロジェクトファイル名は【オーケストラヒット】等にしてると分かりやすいです)

これでVancouverに取り込む事が出来ます。
次に鍵盤上中央の文字表示の部分から【ユーザー】をタッチして【Save】を選ぶ事で
今後、この部分から取り込んだ音ネタを使用する事が出来ます。
鍵盤を弾くと音階が変わりますね。これでジュリアナ系テクノを作るのも
楽になりますw

○オーケストラヒット(その2)
先程Amsterdamに入っているオケヒを使用しましたが、
もう1つの方法はオーケストラヒット自体を自分で作るという方法です。
音としてはオーケストラ系楽器音色を複数使用しているので、
Moduleからの追加音源「KApro-Orchestral Dreams」を私は使用してみました。
Marseilleでもストリングス音源はありますが、リアルな音が良い!という方は導入してみるのも良いでしょう。
ポイントは
 アタックタイムを一番早くする(押したらすぐに音が立ち上がるようにする)
 C3、C4、C5等同じ音で重ねる
 複数起動し色んな楽器の音を同時になるようにする
この辺りです。自分の気に入った音色のみのチョイスでも良いでしょうし、
低音系がいらない場合はC3等を楽器別に削ったりするのも良いかもしれません。
そして出来た1小節のオーケストラヒットを先程同様
【エクスポート】【Dropbox】【Vancouver起動】【取り込み】【Save】
という流れで自分の作ったオーケストラヒットを鳴らす事が可能です。
ちなみにAmsterdamのオケヒと自分で選んだ楽器の音を重ねてエクスポートするというのもアリですw

さて、ここまでで分かってきたでしょうか?
オーケストラヒットは自分で作る事もできるけど、複数起動やら音階を変えるとか面倒くさい手間が多いのですw
そこでVancouverに読み込ませる事で1ガジェットで音階も使用出来るようになるわけです。
ちなみに【Vancouverでscaleからchordオンにするとより派手になります】

そしてここまでの内容だと、【色々やってみよう】ではなくて
【オケヒを作ろう】ですねw

次のステップに進んでみましょうw

〇笙を作ろうw
笙という楽器をご存じでしょうか?雅楽等で使われる(神社とかの音楽ね)
「フワァ~」という音色のものです。
あまり知られていない楽器ですが、音を聴けば「あ、これか」という奴ですw
個人的に欲しい音源だったので色々と調べていたのですが、楽器の特性として
ハーモニカやパイプオルガン等が近いという事がネットに載ってました。
今回の参考にさせていただいたページとして
こちらを確認するとより細かい部分も分かると思います。
ハーモニカ等のような楽器で複数の音が同時になる楽器である、と。
複数の音が同時になるという事は。。。そうVancouverを使えば楽になりますねw

ハーモニカとパイプオルガンの音ですが、私はDarwinから用意しました。
ポイントとしては
 アタックタイムを遅くして音の立ち上がりをゆっくりにする
 音の終わりもフェードになるようにする
 A4、E5、A5、B5、E6、F#6
等、先程のサイトを参考に音を長く伸ばす(2小節はあっても良いでしょう)

そして出来たものを【笙】というプロジェクトファイル名で【エクスポート】
※紹介したサイトで複数のパターンがあったので、それぞれ作って【笙2】等にしていくのも良いでしょう
Vancouverでオケヒのやり方と同じように取り込んでみましょう。
これで笙のような音色のものが出来ます。
多分本来鳴らない音も出るようになってると思うのですが、そこは聴いて気持ち良ければオーケーということでw

あと、笙は音の立ち上がりを遅くしているので、メロディーを変える時に早めの場所に音を貼る方が良いかもしれません。
Vancouverの特性上音が重なりにくい(重ならない?)ようなので
笙のような楽器を使う場合はVancouverを2つ起動して交互に音を鳴らすようにすると良いかもしれません。

Vancouverは使い手の発想次第で色々な武器になる可能性があります。
今回のを参考に色々と実験してみてください。



2018年3月29日木曜日

第99回「ガレバンアップデート!」【GarageBand】

こんにちは、りざーどです。
昨日ガレバンのアップデートが来ましたね。
今回はその内容について紹介していきます。
今回のアップデートでバージョン2.3.3になります。

そして内容は
・動物、乗り物、さまざまな言語での10までの数え方など、教育に役立つ無料のサウンドエフェクトを含む”トイボックス”サウンドパック
・顔の表情とTrueDepthカメラを使って、ギターのワウやシンセサイザーのパラメータ等の音楽エフェクトをハンズフリーで制御※iPhone Xのみ
・”Modern Wah”ギター・ストンプボックス・エフェクトが追加
・安定性が向上しバグが修正
といった内容です。
目玉としてはiPhoneX専用の表情で操作するという謎機能ですねw
私はiPhone 6Sなので確認する事が出来ませんが。。
サウンドパックのトイボックスもなかなか変わったアップデートだと思いますw
分かりやすく言うとApple Loopsとして使用出来る動物の鳴き声や乗り物の音の効果音パックと思ってもらうと良いでしょう。

 【トイボックス】(173MB)
・400以上のApple Loops
・3つのドラムキット
・10のキーボード音源
・5つのLive Loopグリッド
といった内容で、SOUND LIBRARYからダウンロード出来ます。

Alchemy Synthで使用出来る10のキーボード音源については
Mini Marimba
Music Box
Toy Celesta
Toy Glockenspiel
Toy Melodica
Toy Piano
Xylo Keyboard
Simple Bass
Cheap Organ
Plastic Keys
といった内容です。音としては軽い音が多くチープな感じがするものが多い印象です。
ただ、オルゴールのような音を出したいという時には使えるものがあるなぁといった感じ。
ちなみにサウンドライブラリで使用出来る音が増えていくと把握しにくくなってきます。
Alchemy Synthに関しては、音色変更の部分で
【最近追加した項目】というメニューがあるので、そこをタッチすると追加したサウンドライブラリ毎にアクセスが可能です。

Apple Loopsでは、動物の鳴き声と乗り物の効果音がメインですが、
【コミカルな効果音】も多く入っているのでアクセントとして使うのに個人的には興味を引くものも多くありました。あとは、プラネタリウムというApple Loopsのものはアンビエント系等に即使えそうなものがいくつかあったりと環境音のようなものもあるので、そういう系の曲を作るのには便利ですね。

3つのドラムキット
70s Rhythm Box
Knisk Knack
Pots and Pans
こちらの3つのドラム音源については物凄く特徴的というわけでもなく個人的には印象はほぼ無いですw

無料ですし、不必要なら削除も出来るようなので一度サウンドライブラリは入れてみて確認してみると良いと思います。

あと、こちらでは紹介をするタイミング無く私自身も気づいたのが遅れたのですが、
1月(?)追加された【フレックス&フロー】というサウンドライブラリもあります。
 【フレックス&フロー】(174MB)
・395のApple Loops
・25のAlchemyシンセサウンド
・5つのドラムキット
・2つのLiveグリッド
今回追加されたトイボックスよりもこちらの方が私的におススメですw
チル系ヒップホップ・パックとなっています。尖ったリード音等もあるので
今までのガレバンのシンセが弱いと感じていた人には【エッジ&アングル】とともに導入する事で音の幅は増えると思います。
今までガレバンを使わずに眠らせていた人も一度触れてみてはどうでしょうか?

ちなみにApple Loopsはマイクのアイコンのオーディオレコーダーから全体画面にする事で右上にある〇のような(ループマーク?)から選択する事が出来ます。
これについては以前も紹介していますが、また改めて紹介していこうと思います。


2018年3月18日日曜日

第98回「個人的神アプリ!Three Words」【iOS アプリ】

こんにちは、りざーどです。
今回は個人的に超おススメアプリの紹介です。(やっと理想的なのが見つかった!)
Three Wordsというアプリなのですが、自ら単語を登録し、3つの単語を組み合わせてランダムで表示してくれるものです。
このアプリ、DTMとは全く関係がないんですが、使い方次第で色々な使い方が出来ます。

まず使用方法です。
起動すると+のボタンがあるので押します。
すると文字入力画面になるので文字を入れます。
(一単語25文字くらい入力可能です)
文字入力後、登録を押すと①~③の色が着いたボタンが現れます。
【使用したい場所のみ色が着くようにチェックをすると、その部分にのみ登録した単語が出るようになります。

例えば、②にチェックを入れておくと出力時には真ん中の部分として出て来ます。複数の場所に出る様にするなら①と③をチェックするというような使い方です。

で、これをどうするのか?という部分ですが、
私の使い方は

①にBPMを何種類か登録
②に雰囲気等を登録
③にさらに限定した条件を登録
このような使い方をしています。
これで、メイン画面の右下の>>をタッチすると
【作る曲の条件を表示】する事が出来ます。
つまり、自分でどんな曲を作るか悩んでいる時に
【お題を出してくれる】という事ですw

ちなみに登録した単語は左下のリストから
【確認、削除、使用位置】等を後で手直しする事が出来ます。
中央下の再生ボタンは設定によりきめられた秒数毎に連続表示が可能になりますが、
>>で押す方がスピーディーなので私のような使い方の場合便利です。

画面全体の説明として
左上の○は最盛時の出力の時間間隔
右上に設定
【左下に登録リスト】
中央下に再生ボタン
【右下>>が即時出力】
【+が文字登録】
といった感じになっています。
また、リスト画面の中には今まで出力した履歴も確認する事が出来ます。

登録する単語で縛りをつくっていくという方法は3つ揃うと縛りとして難しくなる事もあります。緩めの縛りを登録していくと良いでしょう。

また、各番号もオフにしておくとオンのものしか出力(表示)されないので、
①と②のみ使用するという事も可能です。

それでは、参考までに私が登録した単語のリストです。
これらの組み合わせが曲のお題になるわけです。実際難しいのも出て来るかもしれませんw
インスピレーションを受けたものを作り出すのもいいですし、
出てきたお題をとりあえず無理してでも作るというのもレベルアップに繋がると思います。

今回の使用方法はトラックメイクを主眼に置いていますが、歌やラップのテーマ等を考えてもらうという使い方も出来ますし、使い手の発想次第で色々な使い方が出来ると思います。


BPM80以下
BPM80~100
BPM100~120
BPM120~130
BPM130~140
BPM140~160
BPM160~180
BPM180~200
HIPHOP
ドラムンベース
ハウス
ダブステップ
ビッグビート
トランス
TRAP

怖い感じの
明るい感じの
悲しい感じの
しっとりした感じの
爽やかな感じの
ダサい感じの
アダルトな感じの
ロックな
壮大な
夏っぽい
音数少なめの
徐々に盛り上がる
最初から盛り上がる
途中で雰囲気が変わる

生音なし!
ピアノメイン
ドラムなし!
ブレイクビーツ
民族系
うるさめ
オシャレ系
8bit系
アッパー系
トランス
ラテン系
歌ものインスト

このアプリを導入して曲作りの幅を広げてみてはどうでしょうか?

2018年3月16日金曜日

第97回「ジャンルについて」【雑談】

こんにちは、りざーどです。
今回はジャンルについてダラダラと書いていきます。
現在音楽ジャンルというと本当に数多くのジャンルがあると思います。
それぞれ好きなジャンルや苦手なジャンルというのもあるでしょう。
コルガジェやガレバンでもドラムやシンセの音の目安としてジャンル名が使われているものも多くありますね。

それぞれのジャンルについて詳しく知りたいと思えばYoutubeで検索するとそのジャンルの代表的な曲が出て来ます。
では、ジャンルの定義とは何でしょう?
この辺りをまとまりなく書いていきますw

ロックと言っても一般的にはギターやドラムやベース、ボーカルがあるバンドとかの音楽というイメージは出来ますが、実際はそこから細分化されています。
大ジャンルというカテゴリではロックという括りだが、そこに属するものでもロックからはみ出したようなものもあるでしょう。
(むしろはみ出してこそのロック!wとも思います)

ジャンルの細分化はその小ジャンルが好きな人には購入や視聴の判断材料になりますし製作者も明確な指針を持ちながら作れると思います。しかし、深く知らない人には敷居が高いような近付きにくい部分があるようにも思えます。
多分多くの人に聴いてもらう点で考えると、あまりジャンルに拘りすぎるのも良くないのかな?とは思うんですが、製作者としてはこだわりたいw
このジレンマですねw

視野を狭くなりすぎず聴きやすい部分を作っていく(漠然としてますが)
これが、多くの人に聴いてもらうには大事な点だと思います。
おそらくこれが、【ポップミュージックに寄せる】みたいな表現になるのかな?と。

「いやいや、本当に凄い曲はどんなに狭いジャンルでも人を魅了できる!」
この意見ももちろん分かるし、理想的だとは思います。しかし、私自身はそこまで1つのジャンルを突き詰める事が出来ない性分なので極めるというアプローチは捨てようとw

曲の中で何かしらキャッチ―な部分があった方が分かりやすいのかもしれないという部分が私自身も次に進むべき課題と感じています。

では、ここで少し話題を変えて元々のジャンルの定義について
ジャンルの定義には色々なものがあります。
それまでのその音楽が育ってきた文化面や歴史というのもあります。
この部分についてはやはり深く知っておいた方がより良いものを作れるでしょう。
(昔の音、今の音という流れを知るという意味でも)
ただ、今回思った部分で【音色】という部分もジャンルを定義付けする上であると思います。音色と言いましたが、【譜割】とかもそうですね。

冒頭の部分で触れましたが、ドラム音色やシンセ音色でジャンル分けされているものが多くあります。コルガジェのRecife等でははっきりとジャンル分けされたキットになっています。
しかしtrapという音色を選んでも、ハイハットの連打とかそのジャンルの特徴的譜割でなければもちろんtrapミュージックにはなりません。この辺りがジャンルの歴史、特徴を知るという部分ですね。

ただ、【曲を作りたかったらそのジャンルの歴史を知れ!】で締めるのも何か違いますよねww

譜割、音色、楽器等を違うものも取り込んで新しいジャンルを作る。
理想ですねw
自分自身の得意とするジャンルを違う楽器やドラム音色で作る事で自らのジャンルをはみ出していこう!という事です。
昔、ドラムンベースというジャンルが流行り多くのスタイルに細分化されていく中で、
ドラムンのドラム譜割をハウスミュージックに入れたような形で2STEPというジャンルが生まれた事がありました(一時的に持ち上げられすぐに廃れた記憶がありますがw)
その系譜がわずかにあるのがダブステップかな?とも思います。
隙間のあるドラムに加えややドラム的配置をしたりするワブルベース。

このような作り方が新たなジャンルを生み出すきっかけになると思います。
制作者としてジャンルのこだわりと冒険、そして他ジャンルを取り込もうとする事で自身の曲の幅を増やす事もできる。
この辺りの行動をしていく事が自分のホームとしているジャンルの曲のレベルアップにも確実に繋がります(やや遠回りかもしれませんがw)
そして、多くの人にも聴いてもらいやすい部分を作り、
「へぇこういう音楽もあるんだ(おもしろそう)」と思えるような曲を私自身作っていきたいと思います。

こう考えると壁(課題)多いですねww
今回は大分片寄ってますwあくまで一個人の意見としてご了承くださいw
あと、【一般受けを狙うのと媚びるのは違う】という点が重要ですねw
追記しておきます。

2018年3月3日土曜日

第96回「KORG Moduleの音源で曲を作ってみました」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。 最近コルガジェを起動したらバッテリーの消耗が早く 近いうちに機種変更を検討しなくては。。と財政難の中焦っておりますw 前回の記事で紹介したKORG Moduleの音源を使った曲がやっとこさ出来ました。 「KApro-Orchestral Dreams」という音源で、ストリングス等がかなり強化された奴です。


ちなみに過去曲の「忍者のテーマ(竹のシーン)」という曲をセルフリミックスしてみました。
今回買った追加音源の中で個人的に良かった点として
前回も紹介しましたが、結構良い感じの【尺八】の音色があったことですねw
ストリングスだけでも満足していた所にこういう音が入ってるのは本当にうれしかったですw

そんなわけで尺八の音をメインにしつつ原曲をもう少し豪華にしてみる。という方向で作ってみました。
中盤の尺八のメロが変わる部分は音がやや遅れた感じになってるので、
ノートの位置をグリッドに合わさず少しづつ前にずらしても良かったかなぁと
今回出来なかった点に気づきました。

まぁ気づくというのは次回以降に取り入れて進歩出来るという事でw
使用したガジェットは
Glasgow
Recife
Montpelier
Lisbon
です。いくつかのガジェットは複数起動してます。

音色追加を検討している方は参考になるかもしれません。
色々と幅を増やす為に行き詰っている場合は追加音源も良いですよ。



2018年2月3日土曜日

第95回「KORG Gadgetアップデートver3.5.3の内容は?」

こんにちは、りざーどです。
先日KORG Gadgetのアップデートが来ました。
iOS、Mac版と来ているようですが、iOSのは今回でバージョン3.5.3になります。

今回の内容として
・KORG Moduleの新しいエクスパンション・サウンド・ライブラリーに対応
・全体のパフォーマンスの向上
といった内容です。

つまりKORG Moduleとの連携強化というやつですね。
ちなみにKORG Moduleもアップデートが来ております。(バージョン2.6.0)
KORG Moduleのアップデート内容は
 ・エクスパンション・サウンド・ライブラリー
  「SCARBEE-Classic EP-88M」
  「KApro-Orchestral Dreams」
  「KApro-Dreamy Synths」
 を追加(アプリ内から追加課金で購入出来ます)
 ・全体のパフォーマンスの向上
 ・演奏時の不自然な音切れの改善
 ・その他いくつかの不具合修正と改良
といった内容です。

モジュールに新規音色追加したからコルガジェもそれに合わせた対応になったよ。
という事です。

さて、一応KORG Moduleの説明をしておくと
キーボード音源アプリでMIDIキーボードを接続する事で
ピアノ、エレピ、オルガン、Clav等のリアルな音色での演奏が出来るというアプリです。
これに関してはリアルタイム演奏用という部分になりますが、
Moduleを購入する事で、コルガジェにも同じ音色が追加されるというのが大きな部分です。
元は4800円のアプリでやや高いと思うかもしれません。
しかし今セール期間という事で2400円で購入が可能です。
追加購入する音源もどうやらセールになっているようですね。
http://www.korg.com/jp/news/2018/020102/

Moduleは買いか?
私自身以前購入を決めた点としては、ピアノとエレピが欲しかったという部分で購入を決めましたがリアルなピアノとエレピがあると曲の幅が広がるのはあると思います。
こと、追加音源で買った80's electric pianoは実に甘い音が出て落ち着いた雰囲気の曲を作りたい人には良いと思います。まぁ個人の好みが強く出る部分なので、是非追加購入についてはサンプルを聴いて判断すると良いでしょう。

今回の追加音源で1つだけ購入したのが、
「KApro-Orchestral Dreams」
なんですが、これがかなりリアルなオーケストラ音源となっており
Marseilleでストリングスを使っていたけど、Moduleで追加された
Glasgowの音はどうも弱いと感じていた人には強い武器になると思います。
個人的にはいつか複数起動でオーケストラヒットでも作ってやろうと思ってますw
あと、尺八の音色も追加されていましたね、少しうねる感じのw

2018年1月18日木曜日

第94回「知識は力なり。remix等に手を出したいなら情報を集めよう」【Discog】

こんにちは、りざーどです。
今回は以前紹介したWho sampledというサイト(及びアプリ)の続編のような感じになります。

私自身がダンスミュージック等の方面を作りたがるので特にという部分はありますが、「このボーカル良く聴くけど元ネタは何だろう?」とか「自分でもremixしてみたいなぁ」と思う事があります。

そこで以前紹介したWho sampledというサイトを紹介したのですが、改めて説明すると【曲名】や【アーティスト名】を入れる事で【その曲で使った元ネタ】や【その曲のフレーズを使用している曲】が出てくるというものです。海外の曲がメインなので好きな海外のアーティスト等で検索すると色々な元ネタや派生を知る事が出来ます。

そして今回紹介する【Discog】というサイトですが、海外の音楽データベースです。
曲名やらで検索かけてたら、結構上の方の検索結果に出てくるので見たことある方もいると思います。
そしてこちらのサイトはデータベースだけあってリリースした年やら細かな情報が載っています。
ここでWho sampledでカバーされていない情報があったりします。
つまり、Who sampledでは情報がない曲でも、元ネタ等の情報が載っている事があるのです。

先ほど私自身が珍しく上手くいった例を紹介します。もちろんスムーズにいかない事は多いですが、上手くいけば元ネタの入手等に役に立つでしょう。

この曲はハッピーハードコアというジャンルのレコードで中で使われているボーカルは他のアーティストもリミックスしていたりするのですが、「アカペラとか欲しいなぁ」と思い検索してみました。

Blunted Freedom この2つでgoogle検索

そしたら一番上にやってきましたw
さすがDiscog
マイナーなジャンルでも押さえてくれているw

ページを見るとどんなフォーマットでどんなバージョンが出たのかが表示されます。
そしてノートという部分を確認すると
Track A samples: 
Vocal "It goes a one two three" from Run-DMC - Here We Go (Live at the Funhouse); 
Vocal from Debbe Cole - 'Feel Free'. 
とあります。ボーカルはDebbe Coleというアーティストで元の曲はFeel Freeというらしい。

次に

debbe cole feel free この4つでgoogle検索w

もちろん出てきますw

 1992年リリースのダンスミュージックと情報があります。
そして、

A1Feel Free (U.S.A. Mix)5:08
A2Feel Free (Club Mix)5:15
AA1Feel Free (DJ Ivan Mix)
Mixed By – DJ Ivan*
6:40
AA2Feel Free (U.S.A. Radio Mix)3:30
AA3Feel Free (Usappella)
収録曲の情報がありました。AA3の【Usapella】に注目w
どうやらアカペラ系のようですw
Acapellaと表示してくれたらいいのにw

これをiTunes Storeで検索すると出てきました!運がいいw
これを購入し先ほど念願の曲のアカペラを入手する事が出来ました。
iTunesは海外の曲がやっぱり多いみたいですね。

まぁこれは上手くいった例ですので【どんな曲でもこのようになるとは限らない】ですけども。。

いくつかの情報から徐々に手がかりを見つけていくのはゲームのようで楽しいですw
手に入れたアカペラは速度解析等(Djay pro)をして使えるようにしていこうと思います。個人用ですがw
このあたりの情報は企業秘密のようにあまり出てないかなぁと思います。
「リミックスをしてみたい」「元ネタが欲しい」という方は是非参考にしてみてください。


今回の教訓【acapellaで検索しても出ないものもある】