2018年11月24日土曜日

第111回「遅い曲のリズム作り」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
みなさんは遅い曲を作るのはどうでしょうか?
私は苦手ですw
今回はその辺りを書いていきます。
遅いといっても人それぞれではありますが、HIPHOPとかは結構ゆったりとしていて作るのが難しいと感じています。

では、何故遅い曲は難しいのか?
これにはそれぞれの音が出ている時間というのがあると思います。
リバーブやディレイが無い状態だとそれぞれのドラムの音の隙間で無音の部分が生まれスカスカの印象が強くなるというのが問題点として出て来ます。
では、どうすれば良いのか?

以前記事にもした部分ですが、ドラムにディレイを作るというのがあります。
エフェクトの設定等が分かりにくい場合には別トラックとして同じドラムガジェットの音をミキサー部分で小さくして元のドラムの配置した次の場所に配置するというものです。
(1に元がある場合、2に小さいドラムを配置する。1小節16分割で言うと)
これをする事でディレイ感を出す事が出来ます。

後は【ハット】の配置でしょうか。
隙間になりそうな部分にハットを入れたり、リバースのハットを入れたりして多少の隙間を埋めるのも良いと思います。

さらには、これも以前記事にしたドラム打ち込みの一部分をクオンタイズなしにして入れるというやつですね。私はド頭の1のキック、5と12のスネアはそのまま入力し、間の部分を最近はクオンタイズを切ってリアルタイム録音で微妙な場所に配置するようにしています。主にキックのみですが。
この辺りとグルーブ感を出す為に少しづつベロシティを変えるのも良いみたいです。
生音感を出すというやつですね。
多分スカスカになりすぎるというのは、きっちりと決められた(クオンタイズ)譜面で打ち込むというのがよりスカスカな感じになるというのがあると思います。

ただ、結局のところは
【遅いトラックはドラム音色が命】
これにつきるので、試行錯誤をしていくしかありません。気に入った遅い曲のドラム音色に近いものを選んだり、多少つまみをいじったりして近い音にする。
これをしていく事で徐々に音作りがどういう事が分かってくる部分もあるはずです。

あと、初心者の方に良いアドバイスとして
【倍の速さのドラムを作る】というのもw
「遅くないじゃん。本末転倒じゃん!」となりますが、これも結構有効です。
例えばFATBOY SLIMのweapon of choiceという曲だったらBPM98と遅めの曲なんですが、倍のリズムの速さという感じでノリの良さが出やすくなっています。
BPM85から90あたりだったらドラムンベースにしてしまうのも良いでしょう。
ドラムが倍でも上がゆったりしていたら多少忙しなさはなくなるので。

リズムを全て埋めてしまわなくても、ベースであったりサンプリングしたフレーズであったり常に音が鳴るようなものがあれば違和感は多少減りますし、小節始めや小節終わり(12スネア)で他の音をミュートさせて一瞬の空白を作るのも曲全体の中でメリハリを作るという点でヒップホップとかには良い感じになります。


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