2017年3月12日日曜日

第60回「Londonを使ってセルフディレイ」【KORG Gadget】

March 12, 2017

こんにちは、りざーどです。

今回は久しぶりにKORG Gadgetの使い方について説明をします。

以前何度か取り上げたLondonについてです。各ガジェットには個別でエフェクトをかけれますが、エフェクトのディレイに近い事を手動でやってみましょう。これには以前紹介した同じガジェットの複数起動の方法とベロシティを使うという方法があります。

まずは、1小節を16分割した数字で、1と11にキック(バスドラム)、5と13にスネアを配置してみましょう。このままだと再生しても普段通りです。
※ここの説明で言う16分割については
 第11回の記事を参照してもらうと良いかと。

ここで、2.3と12.13にキックを配置します。スネアも6.7と14.15に配置しましょう。

次に打ち込み画面の中央の色が少し濃い部分を触れます。
画面が少し変わりベロシティ等を変更出来る画面に変わります。

まずは2に配置したキックの部分の縦のラインを半分くらいにしてみましょう。
次に3のラインをさらに半分にします。

これで再生すると最初のキックにディレイがかかったような音になります。

これと同じように他の部分もするとディレイがかかったようなドラムになります。

ここで注意点があります。

【重なった音の部分はラインも重なっているので変更したい音と違うものを選んでしまう事もあるので気をつけて下さい。】

やりやすい方法としては
ディレイをかける音を先に打ち込んでベロシティを変更し、
ベロシティを変更しない音は最後に配置すると良いでしょう。

複数起動と併用して自分が把握しやすいようにするのも良いと思います。

 上で説明したベロシティ変更画面です。他にも色々と触れる部分がありますが、今回はベロシティの部分のみ。(〇のついたラインです)
上記の説明通りに入力した場合です。1か所重なっている部分が【注意】としてあげた部分です。
この画面から戻す時は上に移動している紺色の部分をタッチします。

 先ほどの画面から戻ると、ベロシティを触った音の色分けが元の状態と変わっています。
これが、ベロシティの状態を視覚で確認出来るようになっています。


エフェクトのディレイと違う利点としては、自分で細かい部分まで手を入れる事が出来るので全部同じようにするのでなくこの【部分のみディレイを強くする等が出来る】点と、
【元の音の後に配置するだけでなく前の部分にも使用出来る】という事です。

これを使う事で今までなかったグルーヴ感を出す事が出来るでしょう。
作業としては管理が大変にはやりますが、ドラムは曲の大きな部分を占めるので作り込む事でクオリティが上がるので是非試してみて下さい。



久しぶりにGadgetで作ってみました。主にドラム部分は記事の手法を使い、上物のシンセにも部分的に使ってみました。ダブといった感じになってるかと思います。
ちなみにBPMはデフォルトの128のままですw

  



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