2017年8月23日水曜日

第85回「KORG Gadgetアップデート!新しいガジェットはどんな感じ?」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
本日KORG Gadgetのアップデートがありました。
iOSはバージョン3.3.0(かな?)
新しいガジェットが1つ追加される事となりました!

アップデート内容
・Montpellier:4VCO・アナログ・シンセサイザー「Mono/Poly」をガジェット化
・プリカウント時のノート入力で音切れが発生しないように動作を改善しました。
・メトロノームがOFFの場合でもカウントインの音が鳴るように動作を改善しました。
・その他にも使い勝手や安定性を向上させる為に、様々なチューニングを施しています。

となっています。
とりあえず気づいた部分は、
ガジェット選択時のガジェット名がそれぞれ専用の字体で表記されカッコよくなりましたw

おそらく全員が気になる部分は新ガジェットについてですね。
Montpellierというガジェットは、iphone、ipadアプリで新たに発表された
【iMono/Poly】というシンセアプリを購入する事でコルガジェにもインストール出来るようになっています。
MODULEやiWAVESTATIONとかと同じシステムですね。

シンセの仕組みやらは私は詳しくないので説明は出来ませんがw
とりあえずiMono/Polyというアプリを起動すると凄い数のツマミがあるシンセが出てきますw
色々と音作りをするという点では出来る事が多そうですね。

では、コルガジェでどういう事が出来るか?という点ですが、
まず、音色について
【ファクトリーA】というカテゴリーの中に128種類の音があります。
そして、その隣に【テンプレート】というのがあり、
こちらは19種類の音があります。
テンプレートから大まかな音を選び、そこから自ら音作りをしていけるという感じです。
作った音色は【Save As】を選ぶ事で【ユーザー】音色に保存が可能です。

どうやら、追加課金でさらに音色も追加出来るようですね。

個人的に気に入った部分として
 〇プリセットの音色128種類は色んな種類の音があり音作りとか出来ない私でもすぐにインスピレーションを受ける事が可能w

 〇今までで物足りなかった音色に出会う事が出来た。
  超個人的な部分としてstabという音が結構好きなものでw

一応お手軽に1曲作ってみました。まさにインスピレーションのみでw
ベースとしたのは【テンプレート】にあった【Chord】という音色です。
スケールタイプも何もいじらずw素の状態ですw
自分にとって最も地に足を着けた音であるrave technoを作りました。
使用ガジェットはMontpellierを5つとLondonを1つです。

無理に使わない音を使うよりは、伝えれるかなぁと思い
いつもな感じの曲ではありますが。。それは俺節という事でw

まぁ使いたい音とかはやはり個人差はあって、どんなガジェットでも同じような音が好きとかになるもんだと思います。

私個人として、今回のガジェットは【アリ】と感じました。
(お小遣い前借りしてよかったw)



ちなみにIMono/Polyは9月30日まで
セールで2400円になっています。(通常価格3600円)
音に何か行き詰ったと感じた方は購入するのも良いかもしれません。

2017年8月12日土曜日

第84回「コルガジェのBilbaoの音をユーザー同士がシェアする事は可能なのか?実験!!」【KORG Gadget】

くらんけさんの
http://gadget-junkies.net/
にて最新の記事
KORG Gadgetの音色を「ユーザー同士がシェア」する方法。

これは凄いですね。是非読んでみて下さい。
今回のサウンドモバイルの記事を読み進めるに辺り前提として必須な部分があります。

そして、
第83回の記事。こちらも今回の実験に必須な部分があります。

☆今回の実験に必要なもの
KORG Gadget
Bilbao
Dropboxアカウント
Documents(アプリ)
以上の4点です。あ、PC(iTunes)もいります。


①こちらのアドレスのファイルをダウンロードしてください。

ガジェットのソングデータ
https://www.mediafire.com/file/v83d3ocletj7x83/liz_Bilbao_test.gdproj2.zip
こちらはパソコンで解凍し
http://gadget-junkies.net/?p=4391
こちらを参照しiTunesのアプリ→Gadget→Gadgetの書類にドロップ


ビルバオの音ネタ6個の入ったもの
https://www.mediafire.com/file/kw60ec7b392zu7a/Liz_Bilbao.zip

実験の内容としては、
音ネタの方を
Documentsを使用しダウンロード。
zipファイルの解凍を行う。
解凍して現れた音ネタの右側にある【…】をタッチしアップロードを選択。
アップロード先に自分のDropboxを指定する。

やや回りくどい方法になっていますが、これが出来るという事は
色々な可能性があるはずです。

②ガジェットから【サウンドラボBilbao実験】というソングデータを開く。
各ボタンの音はデフォルトの状態になっていると思います。
01のボタンから順番に【波形をタッチ】【インポート】を選択
【Dropbox】を選択しLiz_Bilbao_01を選択。

02の波形にはLiz_Bilbao_02という感じで
6番のボタンまで同じように読み込みを行って下さい。
(Dropbox経由は結構時間かかるのが難点ですね。。)

そして、再生が出来るかどうか?という実験です。
ちなみに上手くいけば
こんな感じになるんですが、どうでしょうか?



これが出来る場合、ソングデータのやりとりという点では
パソコンが必要というのは変わらないのですが、
それぞれの人が用意したBilbaoサンプリングセットをネットで公開し
iphoneだけで使用出来るという点です。(その為のDocuments)
まぁサンプリングは各自が自らディグったものであったり著作権的にも公開しにくい部分とかもあるので難しい部分ではありますが、
【Cを基本としてシンセの音作ったのでピッチ変更してメロにしてみてね】
といった音色の共有等も可能かもしれません。あとは自分が使わないけど誰か使うかなぁ?という音とか。

今回の記事はくらんけさんのコルガジェでの音色をユーザー共有という部分で、オーディオ系(BilbaoやAbu dhabi)で何か出来ないか?という点で浮かんだアイデアです。
サンプリングした音のユーザー間でのソングデータ共有が当初の目的ではありましたが、
音ネタ配布とそれをiphoneだけで使用するという着地点が出来たのでこれを使う人が出てきたら面白いなぁと思いますw



第83回「本当にiphoneだけでボーカル録音をする」【GarageBand】【前回の発展型】

こんにちは、りざーどです。
今回は前回の続きとして
よりgarageband(ガレバン)の可能性を探ります。

前回は【ミュージック】からトラックを読み込んでボーカル録音というのをやりました。
しかし、この方法ではパソコンのiTunesから使用したい曲(トラック)を同期させるという下準備が必要になります。

そこで今回は、
完全にiphoneだけで出来るのか?という所で進めていきます。
前回も色々と調べてくれていた嘯君が
twitterでiphoneからネットでダウンロードした曲をトラックとして使用するという実験を行っていたのでそこに追加補足していきます。


①Documentsというアプリをダウンロード


これが今回の中核を成します。

このdocumentsというアプリ。色々のファイルを管理するのに便利なアプリでiCloudやDropboxに対応しています。

まずはこのアプリをダウンロードしてみましょう。

②次にアプリの起動。


アプリを起動するとこのような画面が出てきます。
ここで、右下にある方位磁石(Safariという事でしょう)をタッチ。

するとSafariのようなブラウザの画面になるので、上のアドレスバーにダウンロードしたい曲のアドレスを入れましょう。



今回は、このモバイルサウンドラボにあるアルバムを試してみます。
【重要】ダウンロードしたファイルを使用する場合は著作権者(作者)が使用して良いか確認等を忘れないようにしましょう。特に作った物を公開する等の場合。コレ重要。

「MobileSoundLab report no.1」をタッチします。
するとmediafireというサイトに移動します。ここで中央のdownloadをタッチ。


すると「ファイルを保存」という画面になるので右上の保存をタッチ。
これでダウンロードが始まります。

ブラウザ画面の左下【フォルダのアイコン】をタッチすると元のメイン画面に戻ります。
ダウンロードが完了すると、メイン画面の【ダウンロード】という所にzipファイルが現れます。(途中の場合はダウンロードの%が表示)
※ちなみにzipファイルの名前に日本語が入っている場合は解凍すると日本語部分は文字化けしてしまうみたいでした。

ダウンロードが完了すると、zipファイルの場合フォルダのマークで表示されています。これをタッチする事で解凍が完了します。
mp3の場合は音符のアイコンでした。
解凍したもの一覧がこのようになっています。


いくつかの曲は何故か文字化けしてました。
再生したい曲をタッチする事で曲の再生が可能です。
ちなみに再生画面では0.75倍~2倍まで速さの変更が出来ます。(英会話練習用?)
あと、シャッフル再生とかも出来ます。
普通に色々出来て高性能ですね。アートワークも表示されます。

ちなみにメイン画面の下【サービス】という所ですでにアカウントを持っている方はDropboxと共有が出来たりします。これも行っておくと良いでしょう。
これでネットにある曲をダウンロードして使う準備が整いました。

③garagebandを起動
ガレバンを起動したら、【AUDIO RECORDER】の【ボイス】を選択。
左上の【細長い四角が並んでいるアイコン】をタッチしましょう。
この辺りは前回の記事と同じです。
※小節数の増加とBPMについても前回の記事同様行っておきましょう。

次に右上の【宙返りするジェットコースターのレール】みたいなのをタッチ。
(ループブラウザボタンというらしい)

前回は【ミュージック】という部分でしたが、

今回は中央の【ファイル】という部分をタッチします。
一番下に【iCloun Driveから読み込む】というのがあるので
そこをタッチします。

するとこのような画面が出てきます。

※ここのDocumentsフォルダの中身はアプリDocumentsの中に表示されていたiCloudという場所に置いたファイルになっております。

ここで、左上の【場所】をタッチ。

すると↓のような画面が出てきます。(ここではすでにDocumentsが表示されていますが、最初はありません。)


【その他】をタッチすると

【場所を管理】という画面が出るのでDocumentsをONにしましょう。

そしてDocumentsをタッチ。
するとDocumentsのメイン画面にあった項目が並びます。

ここで【ダウンロード】を選択。
解凍したフォルダをタッチ。
先ほどDLした曲の一覧が出てくるので
01-ドロップアウト.mp3をタッチしてみます。


画面が元の状態に戻りますが、中央の曲の項目に追加されています。
曲のタイトル等によっては以前からある曲ファイルのせいで見づらい事があるかもしれませんが、スクロールしていくとあります。あと読み込むのに少し時間がかかります。10秒もかからなかったと思いますが。。

それではその曲を長押ししてみましょう。
ガレバンのメイン画面に貼り付ける事が出来るようになっています。
この方法を使用する事で
【パソコンを一切使用せずに曲のダウンロードとボーカル録音が出来るようになります】

出先で曲をダウンロードして歌入れとか以前だと予め入った曲(ミュージック)や打ち込んだ曲でしか出来なかった歌入れがどこでも出来るようになります!!
もちろん静かな場所でないといけませんがww

これを発見した嘯、すげぇわ。調査員というより研究員、いや博士だわw

さて、ここまでは嘯君のツイートを細かく補足しただけです。
ここからが、私の出番w

今回の事で気づいた大きな点があります。
【DropboxやAudio Share】もガレバンで使えた!!
今までiCloudとか敬遠してたんで【ファイル】という部分は触れてなかったんですよねw
この項目が使えるという事は

Djay proで曲やアカペラの速さを変えたものをパソコンのiTunesを経由しなくてもガレバンで使えるという事です。

つまり【remixもiphoneのみで可能】
iTune Storeでアカペラを購入。アカペラはミュージックの【購入したもの】にあるのでDjayで読み込める。BPMを調べて使いやすいBPMにして録音。
そのファイルをAudio Shareに保存したらガレバンで読み込める。

これは大きな手間が減るし他にも色々な使い方が出来ると思います。
今回の記事は次の記事にも繋がってくる部分があります。

次回はKORG Gadgetを使っての大きな実験を行います!



2017年8月11日金曜日

第82回【Garage Band】iphoneだけでボーカル録音のやり方【まとめ】

こんにちは、りざーどです。
先日twitterでガレバンを使用したボーカル録音の呟きの反応が大きかったので
以前も紹介した内容ではありますが、改めて説明をしていきます。
ネットラップで活動していたので、これからネットラップを始めたいという音楽初心者には役に立つと思います。
他のジャンルのボーカル録音を試してみたいという方にも多分役に立つでしょうw



用意するもの

①iPhone
②garageband
③使用する曲(トラック)
④イヤホン
⑤歌詞

まずは、①のiPhoneは当然ですね。

②のgaragebandも現在のiPhoneでは元から入っていると思います。

重要なのは③のトラックです。
garagebandで曲を貼り付ける場合には、
【iPhoneのミュージック】に【事前に入れておきましょう】

例えば、
【ミュージック】の【プレイリスト】で
【カラオケ】や【トラック】と言った名前を付けておいて
曲を選びやすいようにしておくと良いでしょう。

そして、カラオケやトラックの曲について
使用する前に事前に分かっておくと良い部分として
【曲のテンポ(BPM)】や【小節数】を知っておくと作業もスムーズになります。

テンポや構成が分かっている場合:歌の入りの部分などが視覚的にも分かりやすくなる。
↑正しいBPMの場合、曲の展開部分と小節の区切りが把握しやすい


 テンポや構成が分かっていない場合:録音などは可能だが位置の修正などは行いにくい。
↑BPMが違う場合、小節の区切りとトラックの区切りがずれている。小節数もおかしくなる。


曲をiPhoneのミュージックに入れてあるのを確認すると、garagebandを使ってボーカル録音が可能になります。

④のイヤホンですが、これでトラックを聴きながら録音という流れになります。

⑤歌詞とありますが、これはガレバンを録音の為に使用する場合、メモ等のアプリに歌詞があっても確認出来ません。(古いiphoneのカメラで歌詞を撮影するとか、パソコンで歌詞を表示するとか何かしら歌詞を確認出来る状況にする必要があります)



それでは、【garagebandを起動しましょう】
ガレバンを起動すると、各楽器を選ぶ画面になります。

【新しい曲を作成】を選びましょう。



今回は、【ミュージック】からトラックを読み込むので、【AUDIO RECORDER】という画面から【ボイス】というのを選びます。

すると5つのつまみのある画面になります。


ここで画面左上の(写真参照)ボタンを押すと曲の全体画面になります。
【ここが作業のメイン画面になります】




まずは、右上の歯車の部分をタッチしましょう。
【曲の設定】という項目があるのでそちらを選択。

【テンポ】という項目があるのでこちらでトラックのBPMを入力しましょう。
※Djay等のアプリでトラックを読み込むとBPM自動解析されるのでわからない場合は参考にすると良いでしょう。ただし、細かく表示され正しい値じゃない場合もあります。

次に画面右端の【+】のボタンを押します。
これは曲の小節数を変更する部分で曲の構成(小節数)がわかっている場合はその数字(+1小節)、わからない場合はとりあえず多めに200とか入れてみると良いでしょう。
あとで変更出来ます。

☆小節数がわかっていても(+1)と書いた理由について
恐らく読み込むトラックの形式がmp3の方が多いと思います。無変換のWAV等と違い、
mp3等に変換したものの場合、曲開始のごくわずかな時間に無音が挿入されています。
拡大し【分割+削除】をする事で冒頭の無音を削る事も可能ですが、そのままの状態で曲の小節数きっちり(+1しない)だと曲の最後が一瞬途切れる可能性があります。
それを補う為に+1と記述してあります。
(個人的には冒頭の無音を削り、きっちりとした小節でスムーズなループ再生が出来る方がやりやすいとは思います。)

続いて右上の歯車の横、【ジェットコースターの宙返りみたいな】〇をタッチします。
すると、画面中央上に【Apple Loops、ファイル、ミュージック】という項目が出てきます。
ここで【ミュージック】を選択しましょう。
すると、【プレイリスト】等の文字が出るので自分が使いたいトラックをここから選択しましょう(プレイリストをお勧めしていた理由はここでスムーズになる為です)

使いたいトラックが見つかれば【長押し】しましょう。
メイン画面に戻るのでそのままドラッグして貼り付けましょう。

これでトラックの準備はだいたい出来ました。
あとは、先ほど説明した冒頭無音部分のカットとかいらない小節数の調整をしておきましょう。

続いてボーカル録音に入っていきます。
それでは、次に【メイン画面】【左下】の【+】を押しましょう。
これで楽器等を追加できます。今回は先ほどと同じように
【AUDIO RECORDER】から【ボイス】を追加します。
これが【ボーカル録音で使うパート】になります。

【イヤホン】を差して準備をします。

メイン画面でボーカルパートが選択されている状態(やや左のマイクのアイコンの色が明るくなっている)で【画面中央上】の【赤丸】レコーディングボタンを押すと
トラックの再生とともに録音開始となります。(カウントインあります)
※補足としてレコーディングボタンの横にあるメトロノームのマークを押す事でメトロノームの音を消す事が出来ます。

説明を含めた曲を作ってみました。
作りは荒いですがwww


イントロ
電話の声のようなエフェクトを使いました。このエフェクトはAUDIO RECORDERから選ぶ事が出来ます。


↑こちらの画像の状態が恐らくAUDIO RECORDERの初期のエフェクト【Lead Vocals】です。この部分をタッチする事で色々なエフェクトを選択する事が出来ます。

バース
サビ以外部分のAメロとかそういう呼び方ですね。
ここでは部分的に【被せ】というのをしています。
ちなみに被せがより聴きやすいように【メイン画面】の右上歯車【設定】から【トラックコントロール】を選び【トラックパン】という所からパンを変えて中央から左右にしています。(ちなみに被せは左の分と右の分の2本録音しています)


被せは歌のパートより音のレベルは下げておくと良いでしょう。
スピーカーの確認でなくイヤホン等で左右のバランスも含め確認するのが良いです。

被せがあるとボーカル1本で心配な部分を補ってくれますが、全部被せるのも芸がないかもしれません。キメたいポイントの所でのみ使用する方が映えると思います。

また途中ではボーカルのピッチを下げるという遊びをしています。
これは録音したボーカルファイルをタッチしピッチ変更したい部分の前で【分割】をします。分割した後、再度、ピッチ変更する部分をタッチ。
そこから【設定】をタッチし【テンポとピッチに従う】という項目をONにします。
すると、【トランスポーズ】という項目が出てくるので下げたい場合は【-】を選びましょう。曲の中では何度も分割を行い、-2半音、-4半音、-6半音というようにしています。

他にも同じ場所から【逆再生】等も出来ますし、歌の中にもありますが、半分の遅さで歌ってから【スピードを2倍】にするという事も出来ます。これでラップをやるのは邪道ですけどねw(曲作りという部分では色々使える項目です)

サビ(フック)
ここでは、AUDIO RECORDERのエフェクトFunから【Extreme Tuning】というのを使用してケロった感じにしてます。パソコンや他のアプリのボコーダーのような細かい設定は出来ないようですが、上手くエフェクトがかかったら得という捉え方で良いかもしれません。ガレバンオンリーの場合。

こちらはExtreme Tuningを使いガレバンで録音した以前の別曲。



ボーカル録音のまとめと小技
まだ説明が不足していた部分の補足を行います。

【トラックコントロール】について
先ほどはパン振り(左右に音を分ける)について軽く説明しましたが、このトラックコントロールは各パート事にあってEQで高音や低音を削ったりする事が出来ます。重要。

【AUDIO RECORDER】について
AUDIO RECORDERの画面では中央にいくつかのツマミ、右側にOUTと書いた出力のメーター、左側にINと書いた入力のメーターがあります。
INについてですが、ゲージが真っ赤になるような録音は声がでかすぎますw
録音の前にどれくらいの声の大きさが良いか確認に使いましょう。
【INの横のヘッドホン端子のような絵】ここが結構重要です。
タッチする事で【Noise Gate】をONにする事が出来、わずかな音等を削ってくれたりします。これを入れる事で多少の雑音が消されボーカルが聴こえやすくなります。

こと、iphoneのみで録音という【限りなく静かな環境】でないと録音出来ない今回の内容ではありますが、わずかな外部の音を削るこの機能はとても重要です。

メイン画面で録音したファイルをタッチして出てくる項目について
このブログで以前紹介した部分ですが、オートメーションというのがあります。これを使用する事でボーカルのフェードアウト等が出来るようになります。

【分割】について
これもとても重要。録音が部分的にうまくいった時にそこを使いたいという場合やいらない無音部分を切るのに分割を使うと思います。
しかし、それだけではありません。
私も今回の録音の時に出てきた問題で【サ行】等の音が耳に刺さるような状態というのがありました。(歌の「ちなみに」の「ち」とか)
これを解決する方法としてパートを増やし耳にささる部分のみ分割して別のパートに移動させる。その部分のみ音のレベルをさげたりEQで高音を削る等をする事で聴きやすい状態にする事が出来ます。耳に刺さると感じた場合は是非試してみて下さい。

今回はこの辺りで。
今回の記事を書くに辺り色々と体当たりで実験してくれた嘯君(@usobuki_tgc)の
【iphoneだけでラップする方法】の動画リンクを貼っておきます
https://www.dropbox.com/s/yrvxtm2pvmidujj/iPhone%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%99%E3%82%8B.zip?dl=0

次回はiphoneのミュージックを使わない方法をより掘り下げていきます。






2017年8月2日水曜日

第81回「初心者が陥りやすい曲作りの注意点」

こんにちは、りざーどです。
先日曲作りの時に改めて気づいた点があります。
 今回の内容は【打ち込み初心者の方には起きやすい問題】だと思うので
その解決法などを説明していきます。 

状況

①裏打ちハイハットを使用していない

②全てのパートが8小節のループ

③ストリングスのパートもatack0にして音がすぐに立ち上がる状態 これらの状況で起こりました。

それではどのような事が起こったかと言うと
 【次の8小節へ移る時に音が一瞬全て止まったような感じになる】という奴です。

再生する事で(使用するパートの数はその都度展開で違っても)
一気に選んだ音が立ち上がり、
ループ終了時に全ての音が一旦終わるからこのような状況が起こったと考えられます。

イメージとしては繋がった状態のウインナーのような感じですねw 

これを解決する方法はいくつかあります。

 ①裏打ちハイハットなどで小節終わりから次の小節へ繋がるような音を使用する。 

②ストリングスなどの立ち上がり(atack)を最初より少しだけずらす事で全部の音が一気に出ないようにする。

 ③短い小節単位のループだけでなく長めの小節ループのパートも作る。 

これらの事を導入する事でぶつ切りの状態から改善されます。

 以前当ブログでも初心者の方は短いループから作れば良いというアドバイスを行いましたが、【全てのパートを同じ小節数にするのではなくゆったりとした流れのパートなどを入れる】と曲自体も小さく纏まって(固まって)しまわず展開や流れを作りやすくなってきます。 

今回私に起きた状況はKORG Gadgetで作った小節ループをパソコンのACIDで並べている時に起きたので、打ち込み以外にもループファイルを並べて作るタイプの人にも起こりうる状況です。 

ループファイル使用する人も同じ小節単位のループだけでなく長めのループも導入すると良いと思います。 曲を作ってて何か違和感がある時はこのあたりを確認してみてはどうでしょうか?