2017年4月2日日曜日

第65回「Zurichを使用して実際に曲を作ろう。その2」【KORG Gadget】

April 2, 2017
こんにちは、りざーどです。
前回の続きで、KORG GadgetのボーカルレコーダーZurichを活用した曲作りの2回目です。
といっても、今回はもうzurichは出てきませんw
前回、zurichで取り込んだ音ネタの使用したい箇所のみを作成し
エクスポートし【Bilbao】にインポートするというのを行いました。
詳しくは前回の記事を確認してみて下さい。

では、実際に今回はそれを使用して打ち込みをしてみます。
〇ドラムの打ち込み(Recife)
まずは、Recifeで4つ打ちのシンプルなドラムでも打ってみます。
今回使用したのは、【Festival】を使用してみました。
こちらは、実際に作りこむ場合は違う音に変えたり小節数を変更するのも良いのですが、
まずは1小節ループにしておきましょう。

Recife(Festival)
①のパッドを4つ打ち
④のパッドを裏打ち
⑥のパッドを16分割の5と13に配置。

とりあえず、これで。

〇サンプリング(声ネタ)並べてみる(Bilbao)
続いて今回の企画の中核でもあるBilbaoを使用しましょう。
前回読み込んだ2つのサンプリング(声ネタ)を使用しますが、

8小節の長さにFuncを使う等して伸ばしてみて下さい。

最初に読み込んだものを
【1小節目】【3小節目】【5小節目】【7小節目】の一番最初に配置、
2番目に読み込んだものを【8小節目】の一番最初に配置。

実にシンプルですが、「らしさ」のある感じになりました。
ここで、Bilbaoを用いた理由が分かりやすくなると思うのですが、
【7小節目のサンプルと8小節目のサンプルが重なる】
という所です。
これをZurichだけでやろうとするとめんどくさしかありませんw
【短い声ネタはBilbao】というのがこれで理解できると思います。

さて、4つ打ちと声ネタが出来ました。
〇ベースを打ち込む(Miami)
続いてベースを打ち込んでみます。
Miamiの【Comp Lex Bass】を使ってみます。
1小節目
A2,A3,A2,A3,A2,A3,A2,A3と2マスづつの長さで入れてみて下さい。

2小節目も同じでいきます。

3小節目
C3,C4,C3,C4,C3,C4,C3,C4とまた2マスの長さで入力

4小節目
D3,D4,D3,D4F3,F4,E3,E4と2マスの長さで入力

これは私が良く使うエレクトロぽいベースラインの打ち方です。
最初の音と裏箔の音でオクターブを1つ上げるというやつです。
これで、より曲らしくなりましたw
〇よりエレクトロ感を出す(Berlin)
ややチープな音が好きなので、Berlinのデフォルト音(initialize Berlin)を使用してみます。
ちなみにこのパートは8小節

1小節~2小節A3(ラスト2マスはG3)
3小節~4小節はA3(がっつり)
5小節~6小節目A3(ラスト2マスはG3)
7小節はA3のみ
8小節はC4を6マス、D4を残り10マス

と入れてみます。

今回、このガジェットを【メイン画面からFuncで複製します】
そして、2つになった同じガジェットをメイン画面のPANでL63とR63にしてみます。
どちらか片方のガジェットのMOD等を少しいじってみましょう。

わずかにいじる事でより音が左右に分かれると思います。
この辺りの手法は色々と活用できるものがありますので、試してみる価値はあると思います。
トランス感を出してみる(Brussels)
4小節。音色はDeep Unison
これに関しては、画像参照でw




これでおおまかな曲の形は出来ました。あとは、抜き差しで曲を構成するというのが
私の曲作りの流れです。
今回は声ネタをまず配置する事でそこからインスピレーションを得るという方法でした。
こういうやり方が出来るという点で以前のGadgetよりも色々と進めやすくなったかなぁと思います。

一応形にしてみました。作りこみはしていませんが、こういう感じに曲って出来ると
初心者の方に知ってもらえたら良いかと。
ぶっちゃけ声ネタなくても成立しそうな曲になりましたねw









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