2017年5月26日金曜日

第74回「曲の分析から見えてきた曲作りの極意」【考察】

こんにちは、りざーどです。
私は色んな曲やジャンルを聴く時に
「どの楽器(音色)を使っているのか?」等を色々分析しながら聴くのが好きなのですが、新しい分析方法に先ほど気づきましたw

ひょっとしたらDTMerにとっては企業秘密のような部分になるのかもしれないなぁと思いつつも音楽を聴く時の楽しみ方の1つとして、あとは良い曲を作る為のアイデアとして役立ててみて下さい。

DTMerの奴隷解放宣言ですw

しかし、注意点としてあくまで【感覚的な部分が大きい】という点と【ジャンルによっては該当はしない】というのをご理解下さい。
まぁダンスミュージックとかクラブミュージックなら大体該当するかなぁ?と。

〇縦ノリ(縦のグルーヴ)
〇横ノリ(横のグルーヴ)
〇浮遊感
〇高揚感

〇静と動

この5つの要素です。

まず【縦のグルーヴ】ですが、これはシンプルに分かりやすい所でリズムが大きい部分です。リズムの他にも【ベースライン】や【煽るような声ネタ】等もあります。

次に【横のグルーヴ】ですが、【ボーカル】【ラップ】【シンセのメロ(アルペジオとか)】横ノリしやすいと感じるような音の部分ですね。

【浮遊感】と【高揚感】については近い部分があるのですが、
ジャンルによって思い浮かべやすいのは【トランスだとリズム抜いたシンセの部分】や【ハウスだとピアノブレイク】みたいな部分で感じ取ってもらえたら良いかと思います。

【静と動】についてはすでにここまでであるようなドラムを抜いた状態とドラムが入った瞬間(激しくなる瞬間)のような部分ですね。この部分が【縦のグルーヴ】と【浮遊感】【高揚感】を生み出しやすくなっていると思います。

これを適度なバランスで曲全体にちりばめる事が出来れば【良い曲】が作れるんじゃないかなぁ?というのが私の仮説です。

ほんと感覚に訴える部分なので文章でどれくらい伝わるかという問題がありますがw

例として電気グルーヴのBaby's on Fireで確認してみます。
曲の開始と同時に【縦のグルーヴ】のドラムとベースがあります。
裏打ちのベースは縦ノリになりやすいようです。

0:08から入る音は少し【横のグルーヴ】を感じます。
その後に始まるボーカルも横にノリやすい感じですね。
0:37からサビです。やや【浮遊感】のある音色があります。
ピアノ(?)のコードもその効果を生み出しているようです。
あと、ボーカルの歌い上げの部分もですね。

0:52の本サビ(?)の部分では、【縦】【横】【浮遊感】等がバランスよくなっていると思います。

サビ終わりの部分から【横】の新しいメロが出てきます。

1:20から7秒程ドラムのみになりますが、ある種の【静】の状態ととっても良いかもしれません。

その後も色々な音が出てきますが【横】が強いですね。
ドラムとベースが【縦】を出しているので【横ノリ】なメロとかが増えるのでしょう。

2:10からピアノががっつり入ります。ここは先ほどの【浮遊感】とは違い、【高揚感】の部分が強いと思います。ハウスぽいですね。この部分は特に。

その後のサビに入る前のリバースシンバルとシンバル、スネアを組み合わせた(ような)音は【静から動】の部分ですね。

厳密に言うとリズムもハイハットで【横のグルーヴ】を生み出したりもあるので【全部のドラムが縦というわけではありません】

なんとなく伝わったでしょうか?w

伝わったのであれば、色々な曲を聴く時に少し意識してみて下さい。
曲作りに役立つ【サムシング】を発見できるかもしれませんw

私自身もこの仮説がどれくらいの精度かまだ確認していこうと思います。
これを上手く使う事でノリのいい曲を作りやすくなるかもしれません。

あと、ボーカルやラップをする人もこの辺りを意識する事で曲の中で一辺倒にならずに歌の完成度をより上げる事が出来るかもしれません。
それを意識しての作詞まですると中々大変そうですがw

まとめ
【縦のグルーヴ】【横のグルーヴ】【浮遊感】【高揚感】
【静と動】
これらの要素をバランス良く使ってみよう。
そして、その為の課題として生まれるのが

【より適した音作り】

となるわけですねw音作りは私は知識がないので苦手ですがw


2017年5月23日火曜日

第73回「作りたい曲を作れないスランプを考える」【雑談】

こんにちは、りざーどです。
最近はめつきりスランプで曲が完成しませんw
そこで今回はスランプの原因について考察します。
以前から何度か書いてる通り私はハッピーハードコアというジャンルが好きでそのジャンルの曲を作りたいというのが大昔からの目的の1つです。
しかし、満足のいく曲というのがなかなか作れません。
他のジャンルの曲も色々作りはしてるのですが、そちらに関してはそこそこ満足しています。この差は何故生まれるのか?ここがスランプの原因の一つだと考えています。
他のジャンルだと数曲聴いて「こういう音色を使ってこういう感じにすればいいのか」となんとなく雰囲気を真似る事が出来、恐らくそこに満足しているのでしょう。
しかし、好きなジャンルの場合多くの曲を聴き込みます。結果、インプットが増える事でジャンルの精度が上がり潜在的にハードルが上がり満足のいくものが作れなくなっているのでしょうね。
その為に作りたいものが作れなくなるというジレンマが生まれてしまい楽しめなくなるというのが今回の大きなスランプの原因でしょう。
より「らしさ」のある音色とか理想のテンプレに近づけようとすればするほど距離を感じてしまうわけです。
これを解決する方法ですが、
もちろん見つかってはいませんw
ジャンルの精度が上がるのは良い事だと思ってます。
あとはそこに自分のレベルを上げてハードルを越えれるようにならなくてはいけませんが、多分その為には色々なジャンルの雰囲気を再現したりという遠回りをしながら少しづつ進めていくのが良いと思います。
【楽しむ為】という気分転換が重要なわけですね。今上手く作れないという人は全く普段使わない音色とかで全く違うものを作ってみてはどうでしょうか?

2017年5月14日日曜日

第72回「KORG GadgetのZurich最大の弱点と解決法」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
最近は色々なアカペラをiTunes Storeでゲットして遊んでいます。
今回はそんな中で感じたZurichの弱点について。

KORG Gadgetで音声ファイルや歌を扱うのに必要なガジェットZurichですが、
どの辺りが弱点だと思いますか?

前回の記事でボーカルの速さの変更も解決方法が出来ました。
しかし、まだ致命的な弱点があるのです。

Zurichでは再生するポイントを変更する事で、1scene16小節までしか再生出来ないという部分を補っています。これにより長いボーカルでもsceneと各パート(ガジェット)の小節数を上手く使う事で曲を構成する事が可能です。

ただ、
【読み込んだ音声ファイルの0秒より前にスタート地点を持ってくる事が出来ないのです】

これが実は中々致命的な弱点でして、
ボーカルとかの多くが、小節のド頭から歌いだしているのではなく、歌が始まる直前の1小節(もしくは半拍)から歌いだしているものが結構あります。
小節の頭からの再生に合うように、スタート地点を合わせると
【ボーカルの最初に違和感等が生まれてしまいます】

「8小節目からボーカルを始めたいのに、アカペラの空白がないから出来ない」

というのが実際にZurichを使い始めると感じる事もあります。
この解決法ですが、やっと最近気づきました。

【1scene目】空白の8小節なりを作る
【2scene目以降】Zurichでアカペラを並べていく。
このようにしたファイルを【エクスポートしましょう】(masterでエクスポート)

【曲(というかアカペラですね)の再生までに8小節の空白を作る事が出来ます】

そこでエクスポートしたアカペラを改めて別の曲ファイルで使うようにしてみましょう。
小節終わりから始まる歌いだしもスタート地点を調整する事で
今までの強引なボーカルの始まりよりもスムーズなものになります。

今回の方法もiphone内だけで全て行えるのでパソコンを介する必要はなく出来ると思います。
私の場合は、DropboxやAudioShareを使っていきます。
今までZurichでやりにくいと感じていた人も多い部分だと思うので是非試してみて下さい。






2017年5月3日水曜日

第71回「手に入れたアカペラの速さを変更してKORG Gadgetで使う方法」【KORG Gadget】【DjayPro】

こんにちは、りざーどです。
今回はタイトル通り「アカペラを手に入れても理想の速さに変更するにはやっぱりパソコンが必要なんじゃないの?」という点についての1つの解決方法を紹介します。

用意するアプリ
DjayPro
AudioShare

もちろんKORG Gadgetは前提ですので書いていませんが、今回試した私の方法以外にも恐らく似たような方法があると思うので参考にしてみて下さい。

〇アカペラのBPMを調べる

先ほどiTunes storeでレゲエのアカペラを1つ購入してみました。
どうやら有名な曲だったらしく曲タイトルで検索をかけたらyoutube等にもPVとかがあったので、【曲タイトルとBPM】でgoogle検索。
そこでアカペラの元曲のBPMが104と判明しました。
アカペラだけを購入した場合BPMカウンターとかを使うにも、
上手く測れたかわからないのでw

〇DjayProの活用

次にDjayProを起動し、アカペラを読み込む。
ここで、解析されBPMが103.9と表示されたので、BPMを手直しで104に打ち直しました。
と、同時にBPM104というネット情報が正しいと判断できました。
↑104.0BPMという表示の横にある【鉛筆マーク】から手打ちが可能です。
 入力後決定ボタンはないですが、入力画面外をタッチすると変更が適用され元の画面に戻ります。



次にもう1つの曲の読み込みを行います。
アカペラの速さを変更したいBPMの曲を読み込むと良いですが、
【実際はどんな曲でもBPM手直しで可能です】
(まぁ手直しが面倒くさい人はあらかじめ使う速さの曲を読み込んだ方が確実です)

それでは、アカペラを読み込んだ方の【sync】を押しましょう。

これで、もう一方のBPMに合わせてくれます。
あとは、録音をスタートしアカペラの再生をするだけです。

録音後は【レコーディング】という項目(録音ボタンからいける)から
【シェア】を押します。
【その他】の所で【AudioShare】がある場合は表示されるので、【ON】にします。
(スライドボタンで選択のようになります)
画像参照

その後、【シェア】にAudioShareが追加されているのでタッチしましょう。

AudioShareの画面に切り替わります。

左下に【Export item here】というボタンがあるのでタッチしましょう。
読み込み時間がありますが、すぐにAudioShare内にファイルがコピーされます。

これをKORG GadgetのZurichで読み込めば理想の速さのアカペラになっているので
自分が作り慣れた速さのアカペラとして利用できるようになります。

〇最後に
今回は私が持っているDJアプリのDjayProを使用しましたが、
他のアプリでも同じような事は出来ると思います。
しかし、AudioShareは便利ですね。色々なアプリや音を繋げるのに持ってて良いと思います。