2017年7月20日木曜日

第80回「コルガジェ バージョンアップでデフォルト音色追加!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
本日KORG Gadgetの3.2.0のアップデートがApp Storeの方で行えるようになっています。今回のアップデートで大きな部分として

9つのガジェットに新たなプリセット・サウンド「Factory2」を追加。

というのがあります。
つまり音作りとかが苦手な人(私含む)は自分で音を作らなくても
イメージした音に近いものが用意しやすいという事です!w

プリセット音色が追加されたガジェットは
Chinago(40種類)
Wolfsburg(41種類)
Chiangmai(41種類)
Kiev(40種類)
Helsinki(21種類)
Phoenix(40種類)
Kingston(20種類)
Berlin(30種類)
Dublin(41種類)
といった感じになっております。


以下、個人的に気に入った物など
Dublin
013 Nasty Force   結構かっこいい
027 Tiny Lead          素直なシンセベース
028 Shortwave Lead EDMとかで使ってみたい
032 Machine Metal  いかついベースとして使えそう。
ベースとして使える音がかなり増えたと思います。癖のない素直な音が追加されているのは個人的にはとても打ち込みに使いやすいので助かります。

Berlin
023 Soft Sub      とても太いベース

Kingston

008 Space Phase    澄んだ電子音で涼し気な音
010 Digital Bass   丸い音のベース
011 Arcade Bass   尖ったノイズ感のあるファミコンベース音
あとは
006 One Button Comboの音は自動車のようなヘリのような効果音としては面白そうです。

Phoenix
034 Chippy     名前の通りチップチューン(ファミコン系)に適した音
全体的にリバーブが効いたような音が多いです。

Helsinki
基本的にはメインの音を張るというより効果音的なノイズであったり立ち上がりの遅い音が多かったです。
019 Ghost Fog FX
021 Valley Tone FX
辺りは個人的には使っていきたいと思いました。

Kiev
015 Kiev-Haus       ハウスミュージック系のコードシンセのような感じ
039 Found Sound 2 FX     アジア系のアンビエントとかに使えそうな効果音
こちらもヘルシンキと同じ方向性ですね(元々)
立ち上がり遅めのPAD系が豊富です。

Chiangmai
031 Wow Lead       ややコミカルな音のリードシンセ
032 Power Chords    ギター感のある音
034 HARD        太くていかついベース
前半の数字の音色は比較的似たものが多いと感じましたが、30番辺りから色々な音が入っています。034のような太い音が出るとは思いませんでしたw

Wolfsburg
007 Sonar Pluck     ノイズの含んだ名前通りソナーのような音、かっこいい。
025 Night Whistle    口笛のような音。ホラー系に使えそうw
中々元のプリセットも含めると出せる音の幅が広いと感じました。
追加された上の2点は色々と効果的な使い方が出来そうです。

Chicago
シカゴに関して言える事は全ての音が容赦無く【太い】!!w
あとは押すだけでアルペジオ的な音のものが多いですね。
アルペジエーターとは別なので、アルペジエーターを起動する事で
さらに訳の分からない音にする事も可能ですねw

ここまで読んで頂き気づいた方も多いでしょうが、
私自身ベース音色へのこだわりが強いようですw
【私の琴線に触れたベース】というレビューと言っていいでしょうw
もちろん私が紹介していないものでもそれぞれ気に入った音があると思うので一度全ての音のチェックをしてみるのがおススメです。

あとKORGアプリのセールが始まりました。
最大50%オフなので、気になるアプリをチェックするチャンスですね!





  




  





2017年7月13日木曜日

第79回「Djay proでのアカペラ速度調整の補足」

こんにちは、りざーどです。
今回はdjay proでの補足です。
以前から紹介している手に入れたアカペラ等をiPhoneのミュージックからdjay proに読み込む事で任意の速さに変更する方法があります。

しかし最近触ってて気づいた部分で
変更したいアカペラ(仮にBPM120とします)を
BPM170の速さにsyncで変えようとすると
アカペラのBPMが85になってしまい、
元の状態より遅くなってしまう事があります。
これは多分変えようとするBPMとの差が大きい場合に起こる症状で、
syncでは変更出来ない問題があります。

↑こちらは 左側に速度を変更したいアカペラを入れ、右側に変えたい速度(BPM170)を読み込んだ状態です。アカペラはBPM120.1でした。


↑左側のsyncを押す事で本来なら右側のBPM170に合わせ同じ速度になるはずですが、
変更する幅が大きすぎる為か半分の速さのBPM85に変更になってしまいました。
今回はこれを解決していきます。





まず、アカペラを読み込むのは同じですが、読み込むとその曲のBPMが表示されます。ここで、そのBPMの数字をタッチしましょう。

すると、【BPM】【テンポ】という選択が出来るウインドウが出て来ます。(最初はBPMの方になっていると思います)
ここで、【テンポ】をタッチします。

すると、範囲±というのが出て来ます。
ここで大きなBPMの変更をする場合は【50%】や【75%】を選びましょう。

次にメイン画面の【mix】からアカペラを読み込んだ方のみを表示します。(1か2のどちらかです。左側に読み込んだ場合は1、右は2です)

次に画面中央下のフェーダーのすぐ上にある、丸いボタン(フェーダーとゲージの絵)を押しましょう。


すると、画面が変わり左側に縦フェーダーがある画面になります。
ここでフェーダーを動かすとアカペラの速さを変更出来ます。最初に計測されたBPMからフェーダーを動かす事でBPMの数字も変わるので自分の変えたい速さにしてみましょう。


↑画面左側のフェーダーを動かす事で自分の使用したいBPMに変更が可能です。小数点が気になる場合はキリの良い数字までBPMを変更し一旦録音して出力するのも良いでしょう。(もう一度ミュージックに入れる事でsync機能を使う事も出来ます)



変更が出来たら録音ボタンを押して再生する事でsyncでは変えれなかった速さのアカペラをdropboxやaudio share等に出力出来ます。

DJ用ターンテーブルのピッチ変更を行うという事ですね。syncのオートでなくマニュアル操作といった感じです。レコードと違ってピッチ変更の範囲が大きく変える事が出来るのがデジタルの良いところです。

これを使う事で理想の速さのアカペラに出来るので、もし行き詰まっていた方は試してみて下さい。







 














2017年7月2日日曜日

第78回「打ち込み初心者が憧れる存在アカペラ」

こんにちは、りざーどです。
KORG Gadgetのアップデートが先日来ていますね。
今回のアップデートでDropboxへのエクスポート(ファイルのアップロード)がかなり早くなってます。こういう無駄に待つ時間が減るのはとても良い事だと思います。

さて、今回は以前から似たような事は何度か書いてる内容ですが、改めて。

まぁ今回の内容はモバイルから少し離れます。「パソコンでの」話ではありますが、私が音楽を作るのに興味を持ち始めた頃(大学生の頃なので20年以上前ですなw)
ちょうどインターネットが始まったり、それからCD-Rという夢のマシン(当時はね)が出てきたような時代でしたw
その頃音楽を作るのに興味を持ったのもクラブで踊るという遊びを覚えたのが大きな要因です(さらに以前から電気グルーヴを聴いていたので興味は持っていましたが)
徐々にクラブミュージックに関するCDやらが増えてきていくような時だったと思います。

その頃J-POPのハウスミックス等が時折クラブで流れたり、DUB MASTER X氏のリミックスやらクラブで普通のJ-POPが流れるのでなくクラブ仕様の曲が流れて

「!?何これ?」「欲しいっ!」

と思ったりしていました。と、同時に「俺もアカペラがあればこういうの作りたい。。」とずっと思っていました。しかし、当時は「やっぱ業界人じゃないとアカペラとか手に入らないんだろうなぁ」と思っていました。それから数年。。

波形編集ソフトで【歌あり】と【カラオケ】があれば、
【カラオケの波形を反転】させて合成すると打ち消しあって、ボーカルが残るという事が分かり、色々な曲を手作業でボーカル抜き出しに挑戦するという日々が続きましたw

(曲の始まり部分を完全に一致させないとダメな為、最大まで拡大してミリ単位でスタート地点を合わせたりしましたが成功するのは少なかったですね)

さらに年月が経ちここ数年間はとても楽になりました。
【歌声りっぷ】というフリーソフトがあり、これを使うと(成功するか分からない)細かな調整に時間をかける必要もなく、ほぼ自動でアカペラを作成する事が出来るようになっています。便利な時代になりました。

さて、

毎回注意点として挙げていますが、もちろんアカペラを使った曲をアップするのは著作権侵害となります。
個人的に楽しむ為のものという範疇にしておきましょう。

しかし、ボーカル抜き出しを勧める理由は一応あります。
①自分が普段使うコードとかでないものがある為、リミックスを作ってからボーカルを削除してインスト用として作り直す。
 これは、クラブミュージックを作るという点では使える発想と思います。

②歌を歌う人はプロのボーカルのみを聴く事が出来る。
 これはアカペラでないと気づきにくい被せやらコーラスやらを聴き取りやすくなります。あと、歌い手の上手い下手がすごく分かりますw

③丸裸にする喜びw
 歌を歌っている人は確実にわかると思いますが、アカペラを人に聴かれるのは恥ずかしいですwカラオケでは平気で歌えても、それ以外の場で「歌って」と言われたら歌いにくいのと同じですねw
綺麗にボーカルを抜き出せた時(エコー等も綺麗に残った状態)はなんとも言えない達成感がありますw

④抜き出したボーカルとカラオケをミックスして歌ありバージョンに戻すw
 理論上可能ですよねwこれのメリットはボーカルとかのミックスをする時の参考になるかもしれません。「意外に声細いなぁ」と思っても、同じレベルでカラオケとミックスするとベストのバランスになったりとかサウンドエンジニアとかがどういう仕事をしているのか?というのを勉強出来るかもしれません。

勉強【研究】という点ではボーカル抜き出しは何かしら得るものがあると思います。
ただし、【著作権についてはしっかりと理解し正しい使い方をしましょう】