2018年8月24日金曜日

第107回「Recifeの活用方法」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
先日紹介したGadgetSonic2018参加用にもう1曲投下しました。
song of GadgetSonic(ガジェットソニックのうた)



目立つ事をしなくては!とラップをやりましたw
まずは、この紹介をw

ネットストリートの路地に集った
スマホを弄る老若男女
ベストビートを持ち寄って
競い打ち上げるFIRE WORKS!!!
あらゆる都市を縦横無尽に
London、Recife、Stockholm
仕入れた火薬をバチバチ鳴らして
この夏一番王者を決める!
磨いた感性未だ未完成
それでも誰にも負けないハート!
皆それぞれが違う色出して
空で混ざり合い新たな色へ
音と光の軌跡より高く
空の景色がより遠くまで
まだ知らぬ人に届くまで
空に広がる大花火!!!

天に届くまで鳴らせコルガジェ
勢いはまるでJet Sonic!!!
僕らで競うドッグファイト!
目指す頂点Gadget Sonic!!!

といった歌詞です。夏だし、祭りだし、花火大会っていう感じで作ってみました。
ロンドンレシフェストックホルムの部分はドラムも そのガジェットを使うようにしています。今回は、前回覚えたブレイクビーツのドラム部分をわずかにずらすというのを使用ちたのと、あとは後半に入ってるスクラッチのような音です。

このスクラッチの音Recifeのみで作っているのですが、時間と手間をかければスクラッチに近い事が実は可能です。どのようにやったかについて説明をしていきます。


さて、今後もRecifeを使っていく上で一度やっておくと良い事をまず紹介します。
ほとんどのガジェットについているInitというデフォルトの状態がまずRecifeにはついていません。自分でドラム等を音色を選んで組んだりしていく事も考え手動で【Init Recife】を作るのが良いでしょう。【start】【length】【decay】【pitch】【pan】【level】
このあたりを全てのパッド同じにしましょう。
【start】0%
【length】10000.0ms
【decay】0.0ms
【pitch】0
【pan】中央
【level】100
(私の場合はgroupというのも切ってます。
ついでに音色も全部同じにしています。)
※何気にピッチ0にしていくのがしんどかったりします。
全てのパッド(16個)を同じにしたら、まずは間違いのないように
【とりあえずプロジェクトを保存】
そのあと、ドラムキットボタンから【ファクトリー】から【ユーザー】に切り替え。
【Save As】を押し、Init Recife等自分がわかるような名前に変えておきましょう。

これをしておく事がこの後紹介するスクラッチキットを作る時にも役に立ちますし、色々なハイハットを集めただけの【ハイハットキット】等を作るのにも便利です。

続いてスクラッチキットの用意ですが、声ネタだとVocal Technoの「アテンション」てのが一番使いやすいかな?と。スクラッチ自体は色々な音を使う事も出来るのでこれはそれぞれのアイデアとセンス次第という部分もあります。
ただ声ネタだとアテンションが一番良いかな?
(実際はBilbaoにリバースボタンがあれば、サンプリングで取り込んだものを使えるので最強になるんですが。。。)

それでは、とりあえず16個全部に同じ音を選びましょう。
実際はそこまで数なくてもいいかなw今確認したら10個使ってますね。自分の今作った物では。
①オリジナルのまま
②start16% length102.3 pitch-512
③start0%  length98.5    pitch+212
④start0% length97.2 pitch+482
⑤start0% length57.2 pitch+1049
⑥start86% length10000.0 pitch0【リバース】
⑦start85% length10000.0 pitch+1101 【リバース】
⑧start87% length10000.0 pitch+2238 【リバース】
⑨start73% length97.2 pitch0 【リバース】
⑩start73% length112.9 pitch+2400 【リバース】
Vocal Tecnoを使い10個このように設定しました。
ポイントとしては、②と⑨ですね。声ネタでなくサーといったノイズのような部分。

実際にスクラッチをやった事がある方ならこれを感覚で配置できるかと思いますが、スクラッチというのはレコードを前後にキュキュっとこすった音です。これは皆さん知っていると思います。
ただ、実際は【普通の速さでのオリジナルの再生】と【同じスピードの逆再生】ではないのです。オリジナルの声ネタをリリースした後に2回刻んで元の状態に戻したり、1回で戻したり、戻すスピードも変わってきます。つまり戻す時に音のピッチもあがるんですね。戻す時だけでなく音ネタをリリースするのでなく前後に動かす場合もあるので【リバース状態でなくても】ピッチがあがる場合もあります。
ターンテーブルの場合はリリース時の立ち上がりにわずかな遅れとかが生じ音の立ち上がりのピッチが遅い事もあります(個人的には上手くいってない時にありますがw)
つまり速さ(ピッチ)の違う音を【前とリバース】を入れたらスクラッチっぽくなるという事です。
そこで②と⑨のような声の入っていないノイズ部分を間に入れたりする事でよりレコードのスクラッチぽさを出す事が出来ると思います。

さらに厳密に(自分にも厳しく)言うと
「アテンション」という声ネタを使いましたが、上の状態は「ア」の部分のみを使っている状態です。
「ア」「テンション」と声自体が区切れているので、よりらしさを出すなら
「ア」のピッチリバース各種と「テンション」のピッチリバース各種がある方が良いという感じですね。「テンション」も「テン」「ション」で区切ったり
よりリアルなスクラッチを求めるならスクラッチが出来るDJアプリとかで触って感覚を知るのが良いですが(だとしたら、それを録音したらここまでの面倒な手間いらないのでは?)
こちらが先ほどの10個を使用したスクラッチ風のものになります。
作る段階で16個作ったので見にくいですが、下から①一番上が⑩となっています。
今回大分スクラッチの打ち込みについては個人的にガジェソにのおかげで掘り下げる事が出来ました。実際コルガジェ縛りという中で個人的にテクい事をしたいと思い試した事ですが、このような事も出来るという紹介でした。

ちなみにスネアの音等はスクラッチにも使いやすいかもしれません。
あとは、声ネタと隙間ノイズ変わりにスネアのリバースを部分的に使用する等もありですね。

2018年8月22日水曜日

第106回「GadgetSonic2018に曲投下!!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
前回紹介したGadgetSonic2018に曲を投下しました。


BPM85のラップ用トラックです。
今回使用したのはKORG Gadgetの
Stockholmを3つ
Glasgow
Lisbon
Bilbao
Salzburg
Montpellier
といったガジェットです。
StockholmはJazzy Keys2とDownbeat DrumsとDisco Drumsを使っています。
メインとして新ガジェットを使用した感じですね。
あとは、今まで使っていなかった部分としてBilbaoでのドラム打ち込みに関して、
打ち込みで今までやっていた部分にリアルタイム録音も使い、打ち込みでは出ない部分の配置を行ってみました。よりブレイクビーツらしさが出せたかな?と。
しっとりとした雰囲気を出せたのは普段と違う感じで気に入ってます。
あとは、Jazzy keys2をストックホルムでベタ貼りしたあと音途切れのプチというノイズが気になったので、長さをやや調整して目立たないようにはしてみました。

第105回「Gadget Sonic 2018開催!」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
現在GadgetSonic 2018という「非公式」楽曲コンテスト開催中です。

楽曲コンペティション・イベント「GadgetSonic 2018」は、自作曲を楽曲共有サイトにアップし、ハッシュタグ「#GadgetSonic2018」をツイートするだけでエントリー完了。
優秀3作品には、コルグ社製シンセサイザー「volca」シリーズ3機種が、それぞれ贈られます。
【重要】GadgetSonic 2018は、株式会社コルグ、株式会社ディチューン、およびすべての権利所有者とは全く無関係の、非公式・非営利なユーザー草の根イベントとなります。
また、Nintendo Switch版KORG Gadgetを対象とした公式楽曲コンテスト「ガジェ1」とも関係ありませんのでご注意ください。
くらんけさんのGADGET-JUNKIES.NETより引用 
すでにモバイルサウンドラボをご覧になっている方はご存じだと思いますw
Taiki overthere@taiki0405m さんが発起人となり今回の企画の運びとなりました。
優秀作にはKORG Volcaシリーズが賞品として贈呈されるそうです。
ほぼ新品との事でこちらもTaikiさんが提供してくれているそうです。

ルール
【KORG Gadget for Mac/iOSで作成】
【オリジナル曲】
【5分以内の曲】

【楽曲共有サイトにアップする】
 【SoundCloud】【YouTube】【Allihoopa】
  のいずれかに参加者のアカウントでアップロード。

ハッシュタグ【#GadgetSonic2018】を付けてtwitterに投稿。

期間は8/18(土)~9/9(日)

選考は
Taiki overthere@taiki0405m さん、
 さん、
くらんけ@Gadget_Junkies さんが担当となっています。

つまり必要なものは
【コルガジェ(マック版かiOS版)】
【SoundCloud、YouTube、Allihoopaどれかのアカウント】
【Twitterアカウント】
【やる気】
といった感じですね。

要は【祭り】ですよ!是非参加していきましょう!!
私もいくつか曲を出そうと考えております。
多分初心者の方は「自分はまだ出せるようなものを作れない」と考えたりして
尻ごみする事も多いかと思います。
しかし、
【人に聴いてもらう機会が増える事でモチベーションや作曲レベルが格段に上がります】
また、(ほぼ)同じ環境での作曲で「こんな音出せるのか!?」とか新たな発見にも繋がります。
多くの参加者が集うのを楽しみにしています。是非!

2018年8月8日水曜日

第104回「iphoneアプリのファイルの活用方法」

こんにちは、りざーどです。
今回はiphoneにある【ファイル】というアプリについて、
私が覚えた使い方を1つ紹介していきます。

曲を作った(もしくは作り掛け)けど、とりあえずSound Cloudとかにアップする前に音楽仲間に確認してもらいたい。とか感想をもらいたい。等そういう時はあると思います。
そんな時に便利な機能が1つ分かりました。

私自身、この【ファイル】という機能をややこしそうだからと使っていませんでしたが、ふと【Lineからファイルというものを選べる】事を知り、少し試してみたのですが、この機能は音楽仲間と一緒に共同制作等にも便利な機能だと思います。

今回必要なアプリ
Line
Dropbox


曲を作った時にまずDropboxに保存しておきましょう。
ここで重要なのは、wavファイル等大きなファイルではなく、mp3等の方が良いという点です。通信量は出来る限り軽い方が良いという事ですね。

【ファイル】アプリから【ブラウズ】を選択し【場所】Dropboxを選びます。
先程アップしたファイルをタッチしましょう。ダウンロードし読み込み再生されるようになります。(この工程はいらないかもしれません。。)
とりあえず、ファイルとDropboxの紐付けが必要と思います。

次にLineから【+】を押し、【ファイル】を選択するとDropboxのファイル等が表示されます。ここから送りたいファイルを選択する事で相手に送る事が可能です。

また、【ファイル】から【選択】を選び、音楽ファイルを選ぶ事でAudioCopyやAudioShare、Documents等にコピーする事も可能なようです。

この機能の良い点は前述のように
共同制作の際に進捗状況を伝えたり、一般公開しないで知り合いに曲を聴いて貰ったりが出来るという事です。
KORG GadgetはDropboxにエクスポート可能ですが、wavファイルで容量が大きく今回の方法では適していません。別ファイルに変換等をiphone内でするか、PCでmp3変換後になるでしょう。
しかし、GarageBandの場合は作製中のプロジェクトファイルも【ファイル】アプリに保存出来るので、共同制作等が可能と思われます。
曲としてのエクスポートも【無変換でなく容量軽くしておけば良いかと】
オフ会とか音楽イベントに行く際もDropboxに名刺代わりの曲をmp3で用意しておけば、何かと便利な事があるかもしれないので、是非試してみて下さい。

ただ、知り合いから聞いた話では場合によっては、音質がおかしい事もあるらしいので、その辺り完全信頼しすぎずにw