2019年7月17日水曜日

第129回「それぞれの音の住み分けを考えてみる」

こんにちは、りざーどです。
今回は第24回の記事と無いようとしては重複します。しかし、私自身もやや必要を感じ始めたので改めてw
とりあえずはKORG Gadgetを使用しながら気付いたものもあるのでコルガジェの記事として書きますが、曲作りの上でどのような環境でも該当すると思います。

曲作りをし始めたばかりの人だと結構「あるある」な話題かと思いますが、「使いたいガジェットがたくさんあるから全部入れて派手な曲にしよう!」というような使用ガジェット(音色)が増加傾向にある場合、「バランスは上手くいったと思うけどどうも聴かせたい音が目立っていない」という経験はないでしょうか?
上手い人の曲は使う音も少なくすっきりとしていながらポイントポイントではメリハリが効いていたり、どうすればいいんだろう?と悩む時があります。しかも使うガジェットを減らしたらシンプルだけど地味だったりwこの辺りをよく私も経験していますw今ココw

これについての解決方法は
【EQによる調整】になるんでしょうね。
私も今までそこまでは意識はしていなかったんで上手くまとめれるかわかりませんが。。

ざっくりした解説及び素人考察ですが、良ければおつきあい下さい。

まず曲として考えてみます。
曲にはドラムやベースの低音、歌声や楽器にもよるけど中音、さらに高音がある。
シンプルにはそれぞれの住み分けが出来ていたらスッキリとした曲になる。
ただ使う音数が増えると住み分けが難しくなると。

で、より細分化して考えてみます。
低音、中低音、中音、中高音、高音と5つにしてみましょう。
あ、勿論ジャンル毎に特に特定のオン式が特徴になっているものもありますし、
曲により同じジャンルでも偏りはあったりします。

ドラム、ことバスドラ(キック)は低音ですね。音によっては潰れたハイハットのような成分のあるものもあり、その場合は低音と高音の成分になっているものもあります。
あと低音としてはベースですね。ダンスミュージックにはこの2つはまさに土台のような存在です。

中低音は私はよく使うシンセベース等が該当します。ベースよりも少し高めの音とイメージしてもらったら良いかと思います。私自身はこのベースシンセでシンプルなメロを作りループさせて曲の全体の骨組みとしてるような感じにしています。

中音はピアノだったり、ボーカルだったり。勿論ジャンルにもよりますが、メインとなる部分が多いかな?女性ボーカルだと中高音辺りにも影響が強いと思っていいでしょう。

そして中高音ですが、トランス等であるようなシンセ等(リードシンセ)がその辺りに該当すると思います。

高音はドラムではハイハットやクラッシュシンバルが主なものでしょう。

あと使い方にもよりますが、ストリングス等のオーケストラ音源は低音で使い迫力を出す場合とか高音のみで使う場合もあるでしょう。まぁどの音にも言える事ですが。。

なら何故分類したか?というと
5つに分けてガジェットのパートをとりあえず作れば比較的住み分けが出来ているんじゃないかな?という事です。ある程度住み分けが出来ていたらEQを強く使わなくても聴きやすいようになると思います。

そして、次の段階。
私自身も悩んでいる部分ですが、中音、中高音辺りにいくつかの音が重なる状況について。ドラムを抜いてシンセやピアノブレイクを作った場所はトランス風のシンセを入れたりと中高音が強くなりがちかな?と思います。そこから、ドラムが入って盛り上がる時に音が増えすぎないようにするにはどうすれば良いのか?
多分ですが、メイン中音のブレイク前のドラムがある時にサブ中音となるようなものを軽めに入れておいてブレイクでメイン中音と同居。次のドラム入りにはサブ中音なしにするとか少しづつ音色を交代するようにし中音域の存在が弱い所と強い所というような曲の流れを作ると音が同居し過ぎず聴きやすくなるように思います。
さらにそこからEQを使い聴かせたい音域以外を減らし合う事でかくパートをスッキリと聴かせる事が出来るでしょう。

しかし、最初からそれを考えすぎて曲を作ろうとしたら多分良い曲や本来作りたい曲が作れないような気がしますwこれについては場数と慣れでしょうか。
作った曲の音がどうも全部埋もれていると感じた時に思い出してもらえたら役に立つかもしれません。

私が昔聴いていたジャンプアップ系ドラムンベースは音数が少なくスッキリしている分ベースが入った時には低音がガツンと効いてましたね。
色々な曲を聴く時にそれぞれの音色の住み分けとかを意識して聴いてみると色々発見がありますよ。

あと、EQ使った事がない人で今から使う人に
EQは音を強調するのでなく【いらない部分を減らす(削る)】のに使いましょう。
※DJの場合は逆に強調してるかな?