2018年7月14日土曜日

第103回「KORG Gadgetアップデート 追加ガジェットStockholmとは」【KORG Gadget】

こんにちは、りざーどです。
7/11にKORG Gadget(以下コルガジェ)にてアップデートがありました。
今回のアップデートでバージョン3.6.0になります。

いくつかの不具合改善等がアップデート内容にありますが、
今回の目玉は新しいガジェット追加です。

・Stockholm by Reason:Propellerhead ReasonのDr.Octo Rex Loop Playerをガジェット化しました。

となっております。ちなみに【1800円】※現在セール中で1200円

私はReasonというDAWを持っていないのですが、どうやらReasonのオーディオループファイルをコルガジェ内で使用出来るようになるという事みたいです。

Reasonを持っていない人にはどうなんだ?という点を考えながら
課金して導入してみましたw
感覚としては以前からコルガジェの追加ガジェットであったAbu Dhabiに近い感じで
読み込んだファイルをスライスして並び直したりする事が出来るという感じです。

「じゃあアブダビあればいいんじゃね?」と私自身も感じたのですが、
大きな違いとして

【プリセット音色が強い】とまず感じました。ドラム関係のプリセットが多く良さげなブレイクビーツも結構収録されていました。
アブダビはプリセット音色が53あるのですが、どれも似たテイストだったり使うのにややクセのある感じが多いかな?と。
それに比べ、適当に配置しても適度な主張の音で使いやすいという印象です。

プリセット音色にそれぞれ元BPMが表示されており、どうやらRexファイルというループファイルならコルガジェのBPMに合わせてループファイルの速さも変更してくれるようです。これについては今まで痒い所に手が届かなかった部分なので使いこなす事で曲作りの幅が大きく広がりますね。

ストックホルムの問題点として感じたのは
【画面で触る部分が多くてiPhoneでは操作しにくい】wこれですw
実際簡単に使う分には
【使用したいループを選択】【COPY LOOP TO TRACKボタンを押す】
これで打ち込み画面にループファイルを自動入力してくれます。
より細かい部分を触るとかそういう点では極めるまで道のりがあるという風に考えたらやる事がなくなったと感じてからでも良いかもしれません。
こちらがメイン画面となります。
左側にあるボタンを押す事で波形画面がそのボタンのループファイルを表示します。音の確認は波形画面をタッチしつづけると再生されます。波形画面中央上にある【COPY LOOP TO TRACK】を押すと打ち込み画面に自動入力されます。

画面中央の【SYNTH】ボタンを押す事で細かな調整画面になります。
※iPhoneでは操作がよりきびしくw

さらに右にある【PERF】というのをタッチすると鍵盤画面になります。それぞれスライスされた音が鍵盤に割り当てられた画面になっています。

さらに【KEYS】の横にある【PADS】を押す事で波形のPAD画面になります。
RECボタンでリアルタイムに叩く事が出来ます。MPC的な使用方法が出来るようです。
ちなみに波形画面では打ち込んだものの該当部分が光るようになっているので、視覚的にも打ち込み状態が確認できますね。
ちなみに左上のノブを回す事でキットの音色を変える事が出来ます。(番号変える)

Reasonをすでに持っている人にとってはとても便利なガジェットになりますし、
ドラムの打ち込みを自分でやっていてもどうも限界を感じるという人にも導入をお勧めします。私自身、打ち込みに限界を感じている状況で何か光が見えましたw
あとは、コルガジェでrexファイルを生成出来れば最高なんですがw

GarageBandの強みであったAPPLE LOOPSに近い機能を遂に搭載する事になり出来る幅が増えたコルガジェ。個人的には次のガレバンのアップデートも楽しみです。
是非競い合って欲しいw

ちなみに現在コルガジェ本体は半額セール(4800円→2400円)
他の追加ガジェットもセールにて安くなっていますよ。(8/8まで)